地方公務員の収賄や公金横領など職務に絡む06年度の汚職事件は、前年度より19件多い159件、関与した職員も43人増の191人と、この10年で最多だったことが総務省の調査でわかった。収賄罪などで起訴された福島、宮崎、和歌山の3知事をはじめ首長の事件が前年度の倍の12件に上った。
自治体別では▽都道府県32件(職員数41人)▽市区町村126件(同149人)▽公社1件(同1人)。事件の内訳では、97件(同107人)の公金横領と、40件(同58人)の収賄で、全体の86%を占めた。部門別では土木・建築が32件で最も多く、▽教育25件▽総務24件▽民生・労働21件--と続いた。【七井辰男】
毎日新聞 2008年1月2日 18時58分