2日午前5時半ごろ、神奈川県藤沢市大鋸(だいぎり)の昭和初期の建造物「旧モーガン邸」から出火、木造平屋建ての本棟増築部分112平方メートルと、その北側に位置する木造平屋建ての別棟113平方メートルの計約225平方メートルがほぼ全焼し、約2時間15分後に消し止められた。けが人はなかった。
藤沢署などによると、現場には火の気はなく不審火の可能性もあるという。
同邸は1931年の建造で、旧丸ビルなどを設計したアメリカ人建築家、J・H・モーガンの邸宅。昨年5月12日にも不審火で本棟がほぼ全焼する火事が起こっており、現在本棟周辺に足場を組むなどして修復作業中だったという。【中島和哉】
毎日新聞 2008年1月2日 9時33分 (最終更新時間 1月2日 15時36分)