サイトトップへ戻るニュース天気観光温泉グルメイベント住まい探しくるまブライダル移住ショッピング
RSSを受信するRSSとはサイトマップ
社会スポーツコンサドーレファイターズレラカムイ政治経済話題生活札幌圏地域国際教育[農林水産]環境・自然・科学文化・芸能訃報社説卓上四季Englishヘッドラインスポーツフラッシュ写真ニュース夕張 再生へ洞爺湖サミット
文字サイズ: 標準
農林水産

チーズを食べてメタボ撃退 雪印、防止効果の成分発見(01/01 07:55)

 チーズの中にメタボリック症候群の防止効果があるペプチド(アミノ酸結合体)が含まれることを、雪印乳業の技術研究所(埼玉県川越市)が発見した。昨年十月にはアイルランドで開催された国際酪農連盟の会合で、同社なかしべつ工場(根室管内中標津町)産チーズを使った実験結果を報告。今年は成分抽出を図り、早期にメタボ予防商品開発を目指す。

 研究は、農林水産省の支援事業として二○○五年度から実施。なかしべつ工場産の生タイプのゴーダチーズを実験用ネズミ(ラット)に与えて、腸間膜脂肪組織重量や血液中コレステロールを測定した。

 その結果、通常より脂肪分の多い餌を八週間与えたラットの脂肪組織重量が体重百グラムあたり約二・五グラムなのに対し、餌とともにチーズを摂取したラットは同約二・二グラムにとどまった。血中コレステロールはチーズ未摂取が百ミリリットル中に約八十ミリグラムだったが、チーズ摂取では同約七十ミリグラムだった。

 さらに、肝障害を起こすと増加する酵素がチーズ摂取によって低下。脂肪を燃焼させ、動脈硬化予防の作用があるとされる“善玉ホルモン”のアディポネクチンが一定に保たれる効果も判明した。

 雪印乳業によると、チーズの熟成度の比較実験では、熟成期間が八カ月と長いほうの効果が高いという。今後、どのペプチドが予防効果があるのかを特定し、抽出を図るほか、血糖値や血圧実験なども進めて、年内にも研究成果をまとめたい方針だ。

農林水産 記事一覧

北海道新聞 道新スポーツ 購読お申込みはこちら
冨田ファーム
冨夢は6カ月間毎日手作業で磨き上げ、熟成させたセミハードタイプのチーズです。【チーズ詰め合わせB】5085円


ホームページ内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。
ニュースの一部は共同通信、AP通信などの配信を受けています。
すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。
北海道新聞 トップページへ
Copyright(c)1996-2008 The Hokkaido Shimbun Press.