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【三重】

外国人登録4万9304人 89年調査から4・7倍増

2008年1月1日

 三重県の「国際化」が進んでいる。県内に住むため外国人登録をしている人は、2006年末現在で4万9304人。調査を始めた1989(平成元)年の1万441人から約4・7倍になった。約191万人の県人口に占める割合は過去最高の2・58%。

 市町別で多いのは(1)鈴鹿市(2)四日市市(3)津市(4)伊賀市(5)松阪市の順。外国人の占める割合は、木曽岬町の4・90%が最も高く、20人に1人近くは外国人という国際的?な町となっている。

 県内の日本人人口は2004年から減り続け、外国人の増加が県の人口減少を食い止めている形だ。工場などで働く外国人が多いことも考えれば、外国人たちは県を元気にしてくれる存在だ。

 一方で、外国人による県内の刑法犯は昨年1月から11月までで1074件と、前年同期の1・5倍になるなど問題点もある。

 県内で暮らす外国人の出身国は99カ国に上る。地図を見ると、ほぼ世界中に広がっていることが分かる。2万人を超すブラジル人が最多で外国人全体の42・2%。ことし日本からの移民100周年を迎え、その子や孫、ひ孫らが戻ってきている。そのブラジルに中国、韓国・朝鮮、フィリピン、ペルー、ボリビア、インドネシアを加えた上位7カ国で全体の9割を占める。

 

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