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民間人死者、1万6232人 07年のイラク、内務省統計
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【カイロ2日共同】AP通信によると、2007年にイラクでテロや宗派対立などにより死亡した民間人は、06年を約3800人上回る1万6232人だったことが1日、同国内務省などがまとめた統計で分かった。
駐留多国籍軍のペトレアス司令官は、イラク全土で07年6月以降、テロや攻撃などが60%減り、民間人死者数も1年前と比べて75%減少したとしているが、上半期に大規模テロや宗派対立に根ざした殺害などが多かったことが全体の死者数を押し上げたとみられる。
07年のイラク人兵士の死者数は432人で、警察官は約1300人が死亡した。
また、バグダッド東部で1日、退役軍人の葬儀会場で自爆テロがあり、APによると参列者ら少なくとも32人が死亡、34人が負傷した。
この退役軍人は12月28日にバグダッド中心部の市場で起きた車爆弾によるテロで死亡した。
(共同通信社)
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