天皇ご一家、穏やかに新年を迎えられる

天皇ご一家は、穏やかに新年を迎えられた。新年用に撮影された映像では、ご一家が勢ぞろいし、1人で立てるようになった秋篠宮家の長男・悠仁(ひさひと)さまが、紙製の箱やおもちゃで愛子さまと一緒に遊ぶなど、和やかに過ごされている。
天皇陛下は、新年を迎えての感想の中で、2007年に相次いだ食品の偽装表示や年金問題など、「国民生活に不安をもたらすような社会的状況がいくつか明らかになったことは、残念なことでした」と述べられた。
また新年に向けて、陛下は5首、皇后さまは3首の歌を発表し、陛下は、8月に訪問した新潟県中越沖地震の被災地を思い、「被災せし 新潟の人は いかにあらむ 暑さ厳しき この夏の日に」と、猛暑の中、長引く避難生活を案じる思いを詠まれた。
皇居では1日、天皇皇后両陛下が、皇太子ご夫妻はじめ皇族方や福田首相などから新年のあいさつを受ける「新年祝賀の儀」が行われている。
静養中の皇太子妃雅子さまは、一部の行事にのみ出席される予定となっている。