07年は109万人誕生 3千人減 厚労省推計2008年01月01日09時22分 07年に国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は109万人で、6年ぶりに増加に転じた前年より約3000人減少したことが、厚生労働省が31日付で公表した人口動態の年間推計で明らかになった。一方、高齢化が進み死亡数は前年より2万2000人多い110万6000人で、戦後で2番目に多かった。このため死亡数が出生数を上回り、05年以来2度目となる1万6000人の人口の自然減となった。
人口1000人当たりの出生率は8.6で前年より0.1減った。15〜49歳の女性の数が減る中で、出生数はほぼ横ばいだったことから、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す07年の合計特殊出生率は、06年の1.32の水準を維持するか、やや上昇すると見込まれている。 人口は、過去最低の出生数(106万人)だった05年に初めて2万1000人の自然減となった。06年は雇用情勢の改善で結婚の数が増えたことから出生数も回復し、8000人増となったが、07年は、再び減少に転じた。 離婚件数は、07年4月から離婚時の年金分割が始まった影響で増加が予想されていたが、実際には前年より2000組少ない25万5000組にとどまり、03年以降5年連続の減少となった。 結婚したカップルの数は06年より1万7000組少ない71万4000組で、出生率が過去最低だった05年とほぼ同水準まで減った。 PR情報この記事の関連情報政治
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