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横浜市営地下鉄「グリーンライン」3月30日に開業
- 社会
- 2008/01/01
横浜市民らの新しい「足」として期待される横浜市営地下鉄グリーンライン(中山駅~日吉駅、一三・一キロ)が三月三十日に開業することが三十一日、分かった。市交通局によると、港北ニュータウンから横浜市心部や東京都心部への交通アクセスに関する利便性は、飛躍的に向上するという。
グリーンラインには計十駅が設けられる。中山駅でJR横浜線に、センター南駅とセンター北駅で市営地下鉄ブルーライン(あざみ野~湘南台)に、日吉駅で東急東横線に接続する。
中山駅~日吉駅間は二十一分、中山駅~センター北駅間は十分、センター北駅~日吉駅間は十一分で運行。路線の名称は市民からの応募と外部有識者による検討部会の議論を経て、グリーンラインに決まった。
「安心・安全を実感できる人や街に優しい路線」を掲げ、バリアフリーを重視。すべての駅でホームから出入り口までエレベーターとエスカレーターを整備している。コンコースを明るく見通し良くしたほか、列車運行情報を的確に伝える案内表示器、ストレッチャーの入る大型エレベーター、車いすの利用者でも使いやすい幅広い改札、券売機などを設置した。
また、運賃表を色覚障害者の人にも分かりやすい表示パネルにし、外国人の利用者にも便利な四カ国語によるサイン表記も。転落事故を防ぐため、可動式ホームさくが設けられている。
運賃や運行間隔は近く発表される見通し。ブルーライン(初乗り二百円)と同程度とみられる。
グリーンラインは二〇〇一年一月に着工し、工事費は約二千五百億円。リニアモーター推進方式で一両の長さ十五・五メートル、幅二・五メートルで開業時は四両編成。ブルーラインの車両よりも高さ四十センチ、幅三十センチ小さい車両を採用し、トンネルの直径を一メートル以上狭めるなどの工夫により、当初予算を約五百億円節減している。
〇七年中の全線開業を予定していたが、一部区間でトンネルを通すための地下使用権取得に関して、県収用委員会の裁決の遅れなどが出て、変更となった。
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