【ワシントン31日共同】ケーシー米国務省副報道官は31日午前(日本時間1月1日未明)、北朝鮮が6カ国協議の合意に基づき2007年末までに行う予定だった「すべての核計画申告」がなされていないことを明らかにした。
越年となった核施設無能力化と同様、非核化の柱だった核申告も遅れたことで、6カ国協議のプロセスは岐路に立たされることになった。
米国は、12月上旬に訪朝したヒル国務次官補に申告を促す内容が盛り込まれたブッシュ大統領の金正日総書記あて親書を託すなど、期限順守を働きかけてきた。
訪朝後、ヒル氏は米朝間で「いくつかの相違点は確かにある」と言及、申告内容をめぐって隔たりがあることを認めていた。