福田康夫首相は08年の年頭にあたり所感を発表、「今年の年末には、国民の皆さんに何かが変わったと実感してもらえる世の中にしたい」として年内に見込まれる衆院解散・総選挙以降も政権を担当する決意を表明した。年金記録漏れ問題については「『これをやれば解決』という特効薬的な方策はない」としたうえで「問題の多い年金制度を根本から見直し、受給者や加入者の立場に立って、これ以上ないというくらい確実な制度へと改める」と強調した。今年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に関しては「環境問題が大きな議題。七夕の空に浮かぶ天の川を見上げながら、日本が世界の議論をリードしたい」と抱負を示した。
毎日新聞 2008年1月1日 0時19分