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タミフルは政治的な薬

実は私、インフルエンザの患者さんを診たことがありません。専門がまったく違いますから。見るのは自分の家族が罹患した時、むしろ患者サイドとして遭遇するに過ぎません。ですから病気の詳しいところは知りませんし、タミフルについても聞きかじり・読みかじりです。

大筋は間違っていないと思いますが、興味を持たれたら皆さんご自分で調べてみてください。まあ、この私が調べて記事に書けばいいんですが、ちょっと忙しくて調べる時間がありません。今まで仕入れた知識の概略を、思いつくまま述べます。

タミフルという薬。世界に出回っている何と7割もが、この日本で消費されています。ほとんどと言っても過言ではない量を日本が消費しているわけです。そしてタミフルの認可過程、これが極めて短かった。日本の厚労省というところ、如何に新薬認可に時間がかかるか。その時間の長すぎる弊害が指摘され続けているのですが、このタミフルは例外的に圧倒的に早かったのです。

ではいつ認可されたのか。それはアメリカのブッシュ政権時代、日本は小泉首相のときでした。日米が非常に仲が良かったというより、日本が完全に従米だった頃です。日本にアメリカの市場原理の嵐が吹き荒れた時です。

タミフルはギリアド社という会社が開発しました。その会長だった人物、それはラムズフェルド元国防長官です。ブッシュ大統領の右腕だった人です。そして販売はスイスのロシュという会社ですが、ここはロックフェラー系と言われています。日本の代理店は中外製薬ですが、実質ロシュの子会社のようです。

したがってアメリカが、あるいは国際金融財閥が、日本政府に圧力をかけた可能性が考えられるのです。厚労省の認可に至る時間が異例に短かったことも、それを示唆しています。日本政府は2500万人分を備蓄および治療用として購入しつつあります。インフルエンザの爆発的な流行に備えるため、と同時に鳥インフルエンザが人間に感染する危険性に備えるためとされています。

ところがこの鳥インフルエンザ、今のところは人間に感染するのは極めて例外的です。将来どうなるかはわかりませんが、人間への感染は否定的に捉える専門家もいます。そしてもし感染したとしても、潜伏期が長くなるとする推定もあります。このところの因果関係は忘れてしまいましたが。

タミフルは感染してから48時間以内でなければ効果がないとされています。現行のインフルエンザは潜伏期が1から2日ですから、発症初期に服用すれば間に合う。ところが潜伏期が長くなれば発症したときに飲んでも、もはや遅いのです。ですから鳥インフルエンザが万が一人間に感染したとしても、タミフルの治療効果は乏しいということになるのです。予防の有用性を指摘する方はいますが。

そして世界でタミフルの副作用がそれほど問題となっていないのは、日本のように安易に使わないからです。きのう書いたように、インフルエンザと言えば条件反射のようにタミフルが処方される国は、日本以外にないのではないか。

タミフルはインフルエンザ・ウイルスの増殖を抑える薬で、ウイルスを殺すような決定的なものではありません。ここらへん誤解されてる方が多いようです。インフルエンザの病期をたった1日短縮するだけの効果しか、実はないのです。そのくせ副作用は、ご承知のとおり甚大なものである可能性が指摘されています。

普通の人であればインフルエンザは自然に治ります。また先ほど書いたように鳥インフルエンザの脅威にも有効ではないかもしれない。それなのに、どうして世界での中で日本だけが治療薬として大量に購入するのか。もう皆さんおわかりのように、政治的圧力の結果である可能性があるのです。

やっと厚労省はタミフル服用後の異常行動の多さに、10台の患者には処方しないように勧告を出しました。そしたら今度は、10歳未満の子供の方が副作用が多いという調査結果が出た。また後追いで遅すぎる勧告を出すのでしょう。しかしタミフルとの因果関係は絶対に認めない。

なぜタミフルも、それから一昔前に問題になった解熱剤も、厚労省は因果関係を認めないのか。それは認めてしまえば、あのエイズ騒ぎのときと同じように自分たちが弾劾されると思うからではないのか。自分たちの保身のために、ただそれだけのために因果関係を認めないのではないか。官僚という人種は、保身のために働いてると思わざるを得ない時がありますからね。

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