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脳こうそく薬 常時使用35%

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「t−PA」は脳の血管に詰まった血のかたまりを溶かす作用があり、脳こうそくの特効薬と言われていますが、脳出血などの重い副作用が起きるおそれがあることから態勢の整った病院でないと使うことができないとされています。厚生労働省の研究班は、ことし8月から10月にかけて全国8500余りの病院にアンケートを行いました。その結果、脳こうそくなどの治療を専門的に行っている1466の病院のうち「t−PAを使った治療が常に行える」と答えたのは35%にとどまっていました。病院のある地域の人口別に見てみると、20万人以上では44%、5万人から10万人で35%、5万人未満で18%と人口の少ない地域ほどこの薬を使える病院が少なかったということです。また、t−PAの治療を常に行えると答えたところは専門の医師が6人以上いる病院がほとんどだったということで、研究班は、医師が多い都市部とそうでない地方とで格差が生じていると分析しています。調査を行った川崎医科大学脳卒中科の木村和美教授は「せっかくよく効く薬ができたのに、使える病院が少ないのは残念だ。専門の医師を増やすことはもちろん、別の病院にいる医師に協力を仰ぐなど態勢を整えるくふうが必要だ」と話しています。
もどる12月31日 12時42分
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