ウイルス性肝炎 治療費を助成
B型とC型のウイルス性肝炎の患者と感染者は全国に350万人いるとみられていますが、自覚症状が少ないため感染に気づかなかったり、治療費の負担が重いため必要な治療を受けられなかったりする人が多いと指摘されています。このため厚生労働省は、ウイルスの活動を抑えるインターフェロンという薬を使った治療について、来年4月から治療費を助成することになりました。この制度では、患者の自己負担の上限を所得に応じて1万円、3万円、5万円の3段階に定め、これを超える分を国と自治体が半分ずつ負担します。ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査も、来月から再来年3月までの間、一部の医療機関では無料で受けられるよう態勢を整えることにしています。厚生労働省は「ウイルス性肝炎は放置すると肝硬変や肝臓がんに進行するおそれがあるので、それぞれの自治体に確認したうえで新しい制度を活用してもらいたい」と話しています。 |
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