11月の日記
11月30日(木) |
てっきり注文しても実際の配達は春になってからだと思っていたのに、嵯峨菊の苗が届く。どうやって越冬させるのだ?。 |
11月29日(水) |
今年自分が読んだ小説のなかでのトップ・ツーは、『太陽の塔』と『安徳天皇漂海記』(宇月原晴明著・中央公論社刊)であろう。この2作品は太鼓判を押して良いほど面白かった.。特に『安徳〜』は、渋沢龍彦に繋がっていくところなどは凄い。読んでいて、「そうか、そう来るのか!」と、ひとりごちしながらのめり込んでしまう。ある意味で稀代の作家・渋沢へのオマージュでもある。 |
11月28日(火) |
2つ平行した建つ木造洋館の中は病院の入院病棟で、両端が回廊で繋がれている。右側の病棟に自分は入院していて、夜になって左の病棟に行くと、レクター博士によって全ての入院患者が惨殺されていて、鬼のような血の海地獄の惨劇状態。嗚呼、これは夢なんだなぁと思いつつも、夢の中らしく次に襲われるのは自分の病棟と思った瞬間、すでに外でハァハァ言ってるレクター博士の気配が。もう夢でしか有り得ない展開なんだけれど、取り合えず自分の病室に戻って、心臓がバクバクするなか窓から外の様子を探ったところ、森の中でガサガサいう音が病棟の端に移動したような感じがした。おそらく端の病人から順番に血祭りにあげられるだろうから今のうちに逃げようと、窓から外に出て、走って走って森の中を街に向かって走って逃げたその木陰から、レクター先生がメスを持って目の前に。夜中の3時に飛び起きる。それからまだ心臓がバクバクして暫く眠れなかった。この夢は一体何の暗示だろう。 |
11月27日(月) |
南安城に出来たフランテというスーパーは、元がヤマナカだし、品揃えが代わり映えしないがゴラゴンフルーツとかの食材もあったりして驚く。三河安城のラ・フーズ・コアの品揃えは申し分ないが、お惣菜がいつも同じで飽きる。箕輪町にあるシャレオはAコープ並みの商品しかないが、魚だけはどこよりも1番良い。何故か新安城のイトーヨーカドーが1番トマトが安かったりする。西友は遅くまで開いているので便利だ。 |
11月26日(日) |
起きたら9時半。喫茶店でケーキと珈琲。お昼には電車に乗って三河安城駅に戻る。昼から会社に行って、先週やり残した仕事を終わらせ、夕方には家に戻る。夜になって雨。 |
11月25日(土) |
朝7時に起きて、車で香嵐渓へ。早起きして出掛けた割りに、やはり渋滞に捕まってしまい、到着したのは9時前後。去年と同じ駐車場へ入れて、近くの喫茶店で珈琲を飲む。それからぶらぶら足助の町を散策して、紅葉を見に行く。今日が1番のピークらしく、どこへ行っても人だらけ。食事も行列が出来ているところは避けて、早めに豆腐田楽とか汲み豆腐とか軽い物だけにする。広場で猿回しをやっていて、それが1番印象に残った。安木節を猿が憶えて踊れるようになるまで大変だったであろう。輪くぐりの芸とか、とても面白かった。猿が何より良かった。野点席はまだ準備中で、もう一軒ある茶席でお抹茶を頂く。あとは松葉蟹の蟹汁の店が出ていたけれど、身が半分丸ごと入っている割に肉の部分が少なかった。それでもいい蟹の出汁は出ていたと思う。値段分は美味しかったと思う。柿の実の干したのを購入。猿・蟹・柿と、『さるかに合戦』の見立てのようだ。また足助の町をぶらぶらして車に戻り、松平東照宮で紅葉を見る。こちらの方が人も少なく穴場。焼き芋を2人で食べて、ヘタの部分はお堀の鯉にやると食べていた。天下茶屋でとろろ蕎麦定食を食べ、安城へ戻り、電車で名古屋へ。歯医者で歯石取り。それから韓国料理の店に行き、参鶏湯を食べる。六番邸にて、去年香嵐渓に行ったときに買った梅干をツマミにして、日本酒を飲んで寝る。 |
11月24日(金) |
三河安城駅で六番と待ち合わせをして、焼肉を食べに行く。デザートはいつものレモン・シャーベットではなく、さつま芋のレモン煮。さつま芋が思ったほど甘くなくて、やたら酸っぱい感じだった。明日は香嵐渓に行くのに早起きになるので、今夜は早めに就寝。 |
11月23日(木) |
勤労感謝の日ということで世間はお休みだが、自分は仕事。陽が落ちるのがどんどん早くなり、夕方5時には外は真っ暗。朝も6時前に起きるとまだ暗かったりする。髭は何も言われないので大丈夫なようだ。庭の楓はまだ紅葉しないが、下草類は黄色くなってきて晩秋めいて来た。上林春松に抹茶を注文する。 |
11月22日(水) |
お正月休みに台湾へ旅行する予定だったが、色々考えて下呂温泉で年越しをする事となる。何とかまた湯之島館で予約は取れたが、最初の二泊と後の二泊とで、部屋を替わらないといけないかもしれない。まだ部屋割りの都合をしますので、また連絡しますとの旅館側の連絡だが、最終的には四泊とも同じ部屋で過ごせる事になるだろう。もう少し早い段階で、きちんと決めておけば良かった。 |
11月21日(火) |
カタログが色々と届く。以前に通信販売で注文したものばかりだが、ロイズや上林春松は分かるとしても、園芸店のカタログは「これでもか」と言わんばかりに厚くて、つい読んでしまう。ちょっとトロピカル・フルーツの苗木にクラッと来たが、もう庭に植えるスペースも無いし、冬を越せないようなものはどうしようもない。特に欲しいものは無かった。クリスマスに備えて、ロイズには注文を出す。 |
11月20日(月) |
ここのところまた伸ばし始めた髭が、だいぶ揃ってきた。まだ何も言われていないけれど、このまま年内中何も言われなければ、問題無いということだろう。だが、何か言われて剃らされるかもしれないし、まだ油断は出来ない。 |
11月19日(日) |
起きたら昼。バジルのパスタを作って食べ、江戸柿なども食べる。日がな一日調べ物をして過ごし、外へは出掛けず。夕方に煙草を買いに出たくらい。夜になって雷雨。この時期に雷とは珍しいと思っていたら、思いっきり近かったらしく、頭上でゴロゴロ轟いておののく。グレープ・タイザーを飲む。割と美味しい。 |
11月18日(土) |
一日中曇天。起きてから中華料理を食べに行く。麻婆豆腐が起きぬけの胃に少しきつくて、半分六番に食べて貰う。湯葉と野菜の炒め物は美味しかったが、サッパリと青菜の炒め物くらいでも良かったような気がする。車で東海市まで出掛けて、楡家でお茶。2時間ほどのんびりと過ごして、大府市の愛知健康の森へ。温泉に入って、また1時間ほど過ごす。お湯がぬるぬるとして塩気のあるような感じがして、効きそうであった。夕方に六番を大府駅で下ろして、家に戻り夕食。太刀魚の干物など。 |
11月17日(金) |
仕事が終わって、22時くらいに安城駅で待ち合わせして、六番と安城市内で焼肉を食べに行く。それから家に戻って日本酒を飲む。キャンディ−ズとか沢田研二とか、近藤真彦のCDとかを聞く。 |
11月16日(木) |
他の部へ手伝いにいったときに、そこの部署に丸坊主で、小さくて可愛い子がいて、その子と一緒に仕事をした。奥さんが出産の為に実家へ帰省していて、只今1人暮らし状態らしい。動きとか話し方とか、可愛いなぁと思って聞いていたら、どういった話の流れからか、「先日、酔った勢いでラブホへホテトル嬢を呼んで、ゴム無しで中出しでヤッタ」との事。安くて良かったですよ〜と言われても、「へぇ〜凄いねぇ」としか相槌が打てなかった。外見とのギャップが有り過ぎてちょっとビックリ。それから延々とホテトル談義を聞かされ、「マヤ・・・恐ろしい子・・・!」と月影先生のように白目で聞き続けるしかなかった。人は外見によらず。 |
11月15日(水) |
家のとなりで、いよいよ工事が始まるらしい。自分の家は構わないが、となりの空き地に無断で駐車をしていた近くの工場の人たちは困るだろう。どうするつもりなのか見もの。暫くは気をつけて見ていよう。 |
11月14日(火) |
同僚に、「沈香も焚かず屁もひらず」というタイプの奴がいるが、ふと、「沈香も焚き屁もひる」自分もどうだろう、と思った。 |
11月13日(月) |
先日の分の代休。それでも朝早めに会社に行って、1時間ほど仕事して家に戻る。どこか出掛けるつもりだったけれど、結局昼まで家で過ごしてしまい、昼飯を喰ったら寝てしまってた。起きたら15時。ラ・フーズ・コアへ買い物に行き、久し振りにパスタとか食材を買ってみる。喫茶店で珈琲を飲む。夕方から色々作って食べ、あとは本を読んで過ごす。 |
11月12日(日) |
幡豆郡の三河温泉・海遊亭へ。真芸座輝龍の公演を見に行く。お芝居のお外題は忘れしまったけれど、ヤクザの組の二代目を襲名した若親分が他の組へ挨拶回りへいったところ、悪い組の親分に「貫禄が無ぇなあ」と額を割られ、男の額を割るたぁ勘弁ならねぇ!と怒るも、子分から「ここは堪忍して下せぇ」と言われて取り敢えずその場は納め、渡世家業を磨く為に旅に出る事となり、その留守を子分たちが守っていきながら5年の月日が経ち、やがて子分も1人減り2人減り、忠義な子分が病気になりながらも最後の1人として組を守ろうとしているところへ、例の悪い親分がやってきて、「お前1人じゃ組は守れねぇ」縄張りと賭博場を寄こせと理不尽にも長ドスで脅す、そして・・・・といったお話。申し分の無いお芝居だったけれど、後ろの方でお芝居中なのにガヤガヤずっとしゃべっている人たちがいて、周りから「話がしたいんだったら外でしゃべれ!」とか怒られていた。お芝居弁当を食べて、ラウンジで珈琲を飲んでいると、推定60代くらいのオバサン3人が、「もー、何かしゃべってる人がいて怒れてきた」とか、「せっかくお芝居を見に来てるのに、しゃべるなら家で好きなだけしゃべって、来なければいいのに」と、ご立腹な様子でマナーの悪い客に珈琲を飲みながら怒っていた。パイ・ウオーターの風呂に入って、また観客席の座敷に戻ってみると、さっき怒っていた3人組を発見。その横を通り過ぎたときに、テーブルの上に山のように積んであった蜜柑と、すごく匂っていた燻製ソフト裂きイカが印象的だった。午後からの歌と踊りのグランド・ショーでは、若座長が一生懸命で好印象であった。座長もしっとりとした踊りに雰囲気があって良かった。口上のあとに劇団グッズ販売があって、真芸座煎餅を思わず購入。ポリポリ食べながらショーを見る。劇団員数が少ないのか、大変そうだったけれど、みんな笑顔だったし、座長の踊りも沢山見れて良かった。送り出しのときに座長に握手をして貰い、家に戻る。夕食はカレイの煮付け・にゅうめん・カブ漬。食後に金時豆の煮豆と柚子の砂糖漬けでお茶。 |
11月11日(土) |
朝起きて、すごい虚無感に襲われ、ダルダルに庭仕事をして過ごす。肝臓が奈良漬になったような気がする。家の敷地を越えて道路にまで枝を広げようとしている枝垂れ桜を根元から引っこ抜いて、赤松を植えたい衝動に駆られるが、大作業になるし、ぐぐっと我慢。昼から漫画喫茶へ行き、『のだめカンタービレ』を1巻から16巻まで一気読み。気がつけば外は真っ暗。一旦家に戻るが、何かやりたい気持ちと何もやりたくない気持ちが同時に自分の中でせめぎ合い、とりあえずネットで来年用の嵯峨菊の苗セットを発注。何やってるんだか。それから又、別の漫画喫茶へ行き、『はちみつとクローバー』を1巻から10巻まで一気読み。疲れて家に戻り、寝る。 |
11月10日(金) |
蕎麦焼酎をビールで割って飲み、デケデケに酔っ払う。遊びをせむとや生まれけむ。 |
11月9日(木) |
大正琴を習いに行きたいし、また昔のように先生に付いて龍笛や舞楽も習いたいし、座禅もしてみたかったり色々とやりたい事は多いのだけれど、やはり時間のやりくりとかが下手で中途半端になるくらいだったら封印してしまおうと思ったり。こういうときだけ、身近な場所に先生がいないこの場所に困る。せめて名古屋市内に住むか働かくかでないと、なかなか難しい。でも、満員電車に乗って通勤したり、狭い部屋や緑の少ない環境で生活するなど無理なことだろうから、どちらを選ぶとなると、今のままだろう。今の生活に足りないものはそれだけだ。習い事がしたい。 |
11月8日(水) |
会議の議事録作りでテープ起こしをしたりして、23時過ぎまで仕事。 |
11月7日(火) |
39歳の誕生日。ごく普通に仕事をして終わる。夜に、六番と黒豚しゃぶしゃぶを食べに行く。『奈良の寺〜世界遺産を歩く〜』(岩波新書)を読み終わる。 |
11月6日(月) |
『宮中賢所物語』を読み終わる。 |
11月5日(日) |
朝6時半に起こされ、7時過ぎには駅へ。そこで六番とは分かれて、電車に乗って家に帰る。三河安城駅内の喫茶店で珈琲を飲む。睡眠が足りなかったのか午前中は眠くて頭が働かず、10時から幡豆郡の三河温泉へ行こうと思っていたが、結局行かず終い。お昼から昼寝。起きたら夕方の4時。買い物に出て、江戸柿を購入。この柿は中がトロリとしていて美味しい。名前は鄙びているが味が良いので好きだ。夕食はウナギと栗おこわ。参加してるUDのチーム内での本日までの、自分の成績ランキング・60リザルト達成・リザルト58位浮上・15,000ポイント達成・ポイント62位浮上・解析時間61位浮上・頑張ったなぁ。今までのトータルポイント数は16449。解析時間累計は凡そ36日と20時間。 |
11月4日(土) |
起きたのは早かった割に六番邸を出たのは11時くらいで、中途半端な時間だし、喫茶店で珈琲とケーキを食べる。それから栄へ移動。誕生日プレゼントに、パパスのトレーナーを買って貰う。お昼はアクバルで、ナスと豚のカレー。それから地下鉄で上社駅まで。大内順子そっくりの人が前の座席に座っていたが、あとで六番と「あれはサングラスを掛けた楠田枝里子だったかもしれない」と話し合う。上社駅からはタクシーで、蓮教寺にて、名古屋雅楽会の公演を鑑賞。管弦は『五常楽急』・『傾杯楽急』・『抜頭』など。舞楽は『蘭陵王』。お寺での演奏を見るのは初めてで、書院での演奏というのも面白かった。終わってバスで地下鉄星が丘駅へ。駅近くの喫茶店で珈琲・モカが美味しかった。更に地下鉄で移動し、鈴蘭南座へ。新生紅劇団の公演を見に行く。前の座長・紅あきら主演のお芝居・『座頭市』はとても良かった。現・座長紅大介君も弱冠19歳ながら頑張っていて、好感の持てる劇団であった。終わって送り出しで紅大介君と握手。また見に行こう。さすがに終わると22時近くなっていて、デニーズで遅めの食事をして、六番邸に泊まる。 |
11月3日(金) |
六番が誕生日をお祝いしてくれて、最初は居酒屋でつくねと日本酒を飲み、六番邸にてケーキでシャンパンを飲む。久し振りにモエのロゼが飲めて嬉しい。 |
11月2日(木) |
比叡山から2月に行われる「寒行の集い」の案内状が届いたが、いくら来年が前厄と言えど荒行までは無理。死んでしまう。 |
11月1日(水) |
『太陽の塔』(森見登美彦著・新潮文庫)を購入。文章の間の取り方というか技法が面白い。ゴキブリ・キューブ合戦の、「おのれ遠藤!」の台詞が笑えた。寂しさが雪のように積もる作品。 |