10月の日記

10月31日(金)
この仕事絶対無理!。仕事を憶えるとか挑戦してみる以前に、根本的な部分で自分に向いてないことが段々と分かってくる。4日めにして、ようやくその事に気付く。そりゃ〜憶えられないし理解出来ない訳だ。文系の人間に理系を教えるようなもの。出来ないものは出来ない。やっとそこにたどり着いたよ。しかも、1か月の同行が2週間になり、更に2週間が1週間に縮められそうな勢いなのでギブアップ。無理です。
10月30日(木)
同行3日目。3日も経つというのに、自分のやっている仕事内容が全然理解出来ねぇ〜!。仕事が終わってから、社長に誘われて焼肉を食べに行く。家に帰り着いたのは22時半。もうそろそろ、デビちゃんから「Gメン祭」用のショーの練習用ビデオを送られて来ないといけないのに、まだ届かない。大丈夫なのか大吟醸z。来年の「夜会」。シアター・コクーンから抽選結果が届く。落選。どーなっているんだbunkamuraメンバーズクラブはっ!。もう会費払うだけ無駄なので、絶対来年は脱会してやる。腹が立つ。やっぱり今まで、なおすけに嘘をつかれていたんだと思うと、辛い。なおすけの寝顔を見ていると、「今ここで殺してしまえば、誰の手にも渡さずに済む」とか、自分でも無茶苦茶なことを考えてしまう。若しくは、「なおすけを殺すくらいだったら、自分が死んでしまおう」とか考えたり。考えても無駄なので、暗い事は考えないようにしよう。
10月29日(水)
ジムでトレーニング。今日は軽めのウエイトでやって、夕食も早めに食べて寝る。自分は、1人になっても生きていけるのだろうか。
10月28日(火)
営業同行一日目。業務部時代に比べて、帰宅時間が物凄く遅くなる。憶える事が多過ぎ。とりあえずノートに憶えないといけない事を、聞いた端からガシガシ書き込んでいるのだが、自分でも何の事を書き込んでるのか数分後には分からなくなる。とにかく、憶えるべき情報量は、すぐに脳味噌のキャパを超えそうになるのだ。分っかんねぇ〜よぉぉ〜っ!!。初日から泣き言を言ってもしょうがないので、とにかく頑張ります。こうやって考えると、業務部での仕事も大変だったけど、営業はその比じゃないなぁ。
10月27日(月)
人事異動。営業部を強化する事となり、来月から業務部を出て営業部へ移ることなる。が、社長の急な「お達し」に依って、いきなり明日から営業部長と同行する事となる。しかも、同行期間は1ヵ月だった筈なのに、2週間後には1人でユーザーを廻る事となる。うぎゃ〜!。
10月26日(日)
午前中に大阪を出発して名古屋へ。帰りの近鉄特急の中で色々と考えてみたけど、行きの時とは違って、かなり心が軽くなったような気がする。タイミング的にも、丁度良い気分転換になったのだろう。今回の大阪行きは、来週の「Gメン祭り」に向けてのGOGOのショーの練習がメインだったけど、いろんな人とも話をして、「自分は多くの人に助けられて支えられているんだなぁ」と、改めてしみじみ思った。もう、いつまでもくじけている場合じゃないし、応援してくれる人たちの気持ちにも応えたい。先ずは11月2日の「Gメン祭り」です。名古屋へ戻ってきて、午後3時から「美輪明宏音楽会」へ行く。美輪さんの歌は、「やっぱり自分の選択と判断は間違っていなかったんだな」と安心させてくれる。いつか時間が経てば、もっと元気になれる。今はそんな気がします。メールやBBSで「頑張れよ」と言ってくれた皆さん、有難うございます。
10月25日(土)
友達って、すごく大事なものだと思いました。事情を知っている人の中には「落ち込まないで頑張ってね」と言ってくれる人もいれば、直接はその話題には触れず普段通りに接することで温かさを示してくれる人もいたりして、「気を使って貰って、申し訳ない」という気持ちと、「気が休まるなぁ」という安堵感とか色々あって、徐々に元気の出てくる自分でした。特に大吟醸zのメンバーには、ショーの練習は勿論の事、仲間同士ということもあって沢山の元気を分けて貰いました。今はカラリと晴れた空のように、「これからも頑張っていこう」という気持ちで一杯です。大阪に来て良かった。昼前に起きて、デビちゃんに作って貰ったビデオを見ながら、Gメン祭り用のショーの練習。しかし、今回のショー、振り付けが難しい(笑)。雑念があると間違えるので、真剣に練習しました。夕方にタモツさんに練習の成果をチェックして貰って、やっと合格。堂山へ出て夕食を食べ、ライズ・カフェに飲みに行ったり、他の飲み屋にも連れて行って貰ったり、かなり楽しい夜を過ごしました。道端でデビちゃんと話をしたり、デート途中の雨太郎氏と携帯で話しをしたり。夜中の3時くらいに、タモツさんの家にて睡眠。
10月24日(金)
仕事が終わってから、近鉄で大阪へ移動。ボーっと窓から夜景を見たり雑誌を読んでいたりしたら、23時06分に近鉄難波駅に到着する。今回の大阪行きの目的は、来週の「Gメン祭り」に備えて、大吟醸zのショーの練習。先ずは軽く堂山に出て、お店とかに挨拶回り。それから早速タモツさんに家で、雨太郎氏とタモツさん(小雪)、そして映(晴吉)の3人で練習。デビちゃん(雷太)は今夜、別のナイトにGOGOとして出ているので、練習用にデビちゃんの振り付けの入ったビデオを見ながら練習。雨太郎氏がデビちゃんから振り付けを完璧に教わっているので、雨太郎氏によるビデオの解説と模範演技を交えて練習。今までのショー以上に今回の振り付けは難易度高しっ!。憶えられねぇ〜!。夜中の3時過ぎまで3人で思いっきり練習をして、倒れるように眠る。初日からバテバテ。
10月23日(木)
会社を一日半休んだので、社長から心配されて呼び出される。家庭の事とか事情を話す。昨日の夜にトミエに電話をさせて、社長も大体の様子を予め聞いていたようで、色々と慰めの言葉を貰う。社長の言う、「今からがお前にとって一生を決める大事な歳になるなるんだから、仕事に打ち込んで、早く立ち直る事だ」という言葉も、ノンケならではの言い方だけど、自分の事を思って言ってくれるんだなと思うと、温かく感じられて思わずホロホロと泣けてしまう。昼休み中にトミエと日向ぼっこをしながら、「うちの会社は、社長がゲイに対して理解のある人だから、自分たちは幸せだねぇ」と話をしたり。なおすけの新しい彼氏と電話で話をする。どうしても1度、話をしたかった。彼の言い分では、前に付き合っていた相手を他の人に取られてしまい、どうしようもなく寂しくて、なおすけに近づいたとの事。この人は、自分が他の人からされて嫌だと思った事を、他の人には平気で出来る人なんだなと思った。「彼氏を取られた時の君の気持ちと、今の僕の気持ちは同じなんだって分かる?」と聞いたら、ただ「ごめんなさい」と彼は答えた。人間はとても弱い。彼の弱さが自分にはとても理解できる。自分だって、とても弱い。「いっそのこと、別れます。ごめんなさい」と彼が言い出すので、自分も切れてしまい、「そんな中途半端な考えしかないのだったら、他人の相手を盗るような真似を、最初から起こすんじゃねぇ!!」と大激怒。しかし、これでは誰も幸せになれない。最後に自分が断腸の思いで彼に伝えた言葉は、「なおすけをよろしくおねがいします」だけだった。
10月22日(水)
頑張ろう、前を向いて進んでいこう。今はただの強がりになってしまうかもしれないけど、それだけを考えていた1日でした。
10月21日(火)
会社を早退して家に帰り、なおすけと半日話し合いました。なおすけから「今、気になってる人がいる」と言われ、色々と一杯話し合って、お互い納得の上で離婚することとなりました。今でもお互いがお互いのことを好きだけれども、2人で納得して決めた事なので仕方ないです。1年間、なおすけから沢山の幸せを頂きました。まだ当分は、なおすけが新しい場所で落ち着くまで一緒に居るけれど、離婚してもこれからもお互いは「家族」なので、一生連絡を取り合って、お互いに何かがあった場合は駆けつける約束をしました。2人を応援してくれた皆さん、ありがとうございました。別れを切り出されたとき最初は死にたい程辛かったけど、今は平気です。自分は大丈夫です。なおすけ、今までありがとう。
10月20日(月)
ネット・ラジオを開局。いきなり初日から大失敗。BGMは流れるんだけど、マイクからの声が届かないみたいでNG。せっかく聞いて呉れた皆様。ご迷惑をお掛けしました。
10月19日(日)
なおすけの弟(自分から見れば義弟)が交通事故にあったというので、急遽なおすけは実家に戻る事に。なおすけのサイトも、ここのところ時間が取れなくなったので閉鎖する準備をしていたのだが、それどころではないので、午前中の新幹線に乗って実家へ。幸いにも特別ケガも軽いようなので、今回の里帰りはなおすけだけで、自分は行かない事となる。なおすけが帰って来るのは、明日のお昼前。なおすけに起こされてから軽く食事をして、なおすけが出掛けた後、庭の手入れ。牡丹・芍薬・桔梗などを植え替え、桜の横にあって邪魔になっていた槙の木を切り倒す。棗の木も、思っていたより美味しい実が成らなかったので切り倒す。大分これで庭もサッパリとした。喫茶店にコーヒーを飲みに行き、図書館へ借りていた本を返しに行く。帰ってきてから昼寝。やっぱり土曜日出勤をすると疲れてるなぁ。3時間くらい寝て、それから着替えて名古屋へ。久しぶりにヒップスで軽く飲む。22時30分前くらいまでヒップスに居て、電車に乗って家に帰る。なおすけにとっても、1年振りの里帰りになるだろう。
10月18日(土)
土曜日出勤。只もう疲れてしまい疲れてしまい、家に帰ってくるなりビールを飲む。少しだけ生き返りました。益荒男からユニット「駄目」のCDが届く。今回作ったのはプレCDなので、本当のアルバム用の録音はまた後日。試聴してみたが、コーラスの練習不足や個々の練習不足が分かり、次回の課題は多いことが判明。うう、歌の練習もせねば。
10月17日(金)
九州の知人へ電話。2月に向けての種まき作業。これが何の事かは、来年になってみないと分からない。さて、吉と出るか凶と出るか。
10月16日(木)
本当は日曜日にやろうと思っていたのだが、我慢しきれず朝早めに起きて、伸び放題になっていた萩を短くカット。これで門から玄関まで歩き易くなりました。夕食は、昨日の残りのカレーを食べる。久しぶりに、家でゆっくりと出来たような気がする。
10月15日(水)
庭の秋草もそろそろ花が散って枯れだして来たので、今度の日曜日には刈り取りをしなければならない。親の話だと、猫はもう来なくなったようだ。夕御飯にカレーを作って食べてから、テデイ・ベア「かんた」を完成させる。ライブ・カメラの使い道だが、ライブカメラ・チャットというものをなおすけが見つけてきてネットで遊んでいる。相手の動画をリアルタイムで見ながら、複数でチャットを楽しむものらしい。テディベアを作りながら横で見ていたが、あれも面白そうだ。ライブカメラの使い道は、まだまだ有りそうだ。
10月14日(火)
トミエに家まで来てもらって、ネット・ラジオの調整作業。なんとかこれでCDも掛けれるようになる。続けて23時から2回目の試験放送。今回は何とか無事に形になってきたけど、まだ小さな問題点や構成などを考えなくてはいけない。日本狆クラブから新しい会報が届く。メールの返事を書かねばと思うのだが、なかなか時間が取れない。ジムにも行かなきゃ・・・。
10月13日(月)
23時よりネット・ラジオの試験放送。CDがリスナー側に聞こえない、画像のせいでエラーが出る等、問題点が続出。こんな状態で本当に大丈夫なのか?。
10月12日(日)
お蔭様で、『はゆる画報』も無事に3周年を迎える事ができました。今日も立川市にて諸々の打ち合わせ。終わって立川駅前のデパートでスパゲティを食べたりして、16時から代官山へ移動。ひらりん、益荒男の両氏と合流し、麻布のスタジオへ移動。ユニット・『駄目』のレコーディング。映・益荒男・ひらりんの順番で録音。収録に2時間を想定していたのだが、思っていたより早く終わり、近くの中華料理屋で晩御飯を食べる。中華を食べながら、「芸名、どうしようか?」という話となり、「益荒男→鮎男。映→勝男。ひらりん→若女。」ということで暫定的に決まる。ワカメだなんて、ひらりんは何て美味しいポジションなんだ。その後、自分は自分はJR新橋駅へ移動し、東京駅から21時30分発の新幹線に乗って、名古屋へ戻る。帰りの新幹線内は凄く混んでいて、トイレの前で静岡まで立ち続けることに。さすがに木目込み人形作りは無理なので、仕方なく『双調・平家物語I(橋本治著・中央公論新社刊)』を読み続ける。家に帰り着いたのは0時を少し回ってから。ひらりんから頂いた「あんず羊羹」を、なおすけと食べる。
10月11日(土)
立川市滞在。起きてから某氏と色々と作業。と言っても、本格的に始めたのは16時くらいから。22時くらいまで作業は続く。作業を終えて、お腹が空いたので中華料理を食べに行く。作業や打ち合わせの合間に立川市内を散策したのだが、車道も歩道も狭くて歩き難い事と、電車が鬼のように混む事を除けば良い街だと思う。「住むか?」と聞かれれば「嫌」だが、食べ物も思っていたよりも美味しいし、遅くまでやっている店も多いので便利だ。只、少し商店街を外れると街灯が少なくて恐ろしいのは何とかした方が良いと思う。
10月10日(金)
仕事が終わってから、家でなおすけと夕食を食べ、三河安城駅から新幹線で東京へ。新幹線の車内で、遅れている「はゆる画報・3周年記念プレゼント・木目込みテディベア『かんた』」の製作作業を進める。いくら2時間半の移動時間とはいえ、新幹線内で木目込み人形を作っている姿は異様だったかもしれない。こういう事が平気になっている自分も危ないかもしれない。東京駅からは中央線で立川まで。新宿を通過したときから人が大勢乗って来て、夜にこんなラッシュに巻き込まれるとは思わなかった。ようよう目的地の立川市に到着する。お留守番のなおすけに東京入りした連絡を入れて、立川駅に迎えに来てくれた某氏と合流。某氏とはこれからある計画を進めているのだが、この件の内容についてはまだ内緒。事が成就した暁には日記に記すことにしよう。某氏と明日からの段取りについて等の打ち合わせをして、今夜のところは仕事明けということもあって早めに休ませて貰う。
10月9日(木)
テディ・ベアのパーツが足りなくなったので、仕事帰りに手芸屋を何軒か見に行くが、同じものが見つからない。恐らく、箱と一緒に間違えて捨てたのは、ほぼ間違いなく親の犯行だと思うのだが、年寄りなので責めても仕方が無い。3軒見に行って、やっと似たような物を見つける。今回はこれを使うことにしよう。なおすけが『未来日記』のビデオを借りて来て見ている横で、作業。夜中の0時前に、やっと「けいた」が完成。
10月8日(水)
朝起きたら熱も下がっていたので出勤。が、まだ本当は体調が悪い。昼飯のお弁当を食べていたらお腹が少し痛くなってきたので、半分ほど食べずに残す。夕方にはかなり調子も良くなってきたので、歌の練習。
10月7日(火)
サキタと徹夜でパソコンの調整作業。やっとウインドウズMEからウインドウズXPに替えました。諸々のデーターを移したり組み込んだりして、終わったのは朝の6時。サキタは始発の電車で帰り、自分は出勤時間まで仮眠。んが、いつも起きる時間に何とか起きてみれば、寒気が収まらず頭も痛い。顔面もボーっとしてきたし、ここ数日の涼しさと体調不良で風邪を引いてしまったようだ。そういえばパソコンを昨夜触っているときも、寒くて電気ストーブを当てていたんだけど、サキタもなおすけも「それは変だよ。そこまでまだ寒くないよ」と言っていたから、自分でも「おかしいなぁ」とは思っていたのだが。今の時間から病院に行こうにも、行っても健康な老人たちによって順番は後回しになるだろうし、自転車で病院まで行くパワーが無い。タクシーで行こうかとも思ったが、昔病院から貰った薬がまだあったことを思い出し、それを飲んで休む。会社には有給の届けを出す。昼過ぎまで寝たが、まだ熱も下がらず調子が悪い。夕方まで何も食べずに過ごし、鍋焼きうどんを作って食べる。明日には良くなって欲しい。
10月6日(月)
只でさえ仕事が忙しくて一杯一杯の状況で働いているのに、「怠けている」と言われたので、もうガックシ。これ以上の能力を自分に求める事は不可能だよ。そこのところに気付いてよと、思わず仕事中に思ってしまう。精一杯やっても出来ない事って、有るんだよ。人はそれぞれ「器の容量」ってのが決まっているのさ。そう、自分は仕事のペースが遅いのです。ハッキリ言って、遅い。どんなに頑張っても、遅い。これは仕方の無い事なのだ。わはは。さて、今宵も、サキタが来たりて笛を吹く、では無く、サキタが来たりてパソコンの調整。今夜も徹夜か。
10月5日(日)
ユニット・「駄目」の編曲が完成し、益荒男からメールに添付されて送られて来る。いい曲に仕上がっています。今週中にこれを暗記と練習をして、今度の日曜日には東京でレコーディング。夕方に、少し益荒男とひらりんと電話で話をする。火曜か水曜には、借りるスタジオの時間も決まるとの事。段々現実味を帯びて来ました。大阪からサキタがやって来て、パソコンの調整。まだまだ作業が進まないので、続きは明日もまたやる事となる。今日は昼前に起きて、昨日の残り物をスープ仕立てにして朝食兼昼食。木目込み人形「けいた」の最終作業をやろうと思っていたが、パーツを親が間違えて捨ててしまったのが発覚し、結局進まず。色々と歌の練習をしたり、庭を掃除したりゴソゴソとしているうちに1日が終る。近くの小学校で行事が有ったらしく、庭でボーっとしていたら、学校から出てきた沢山の人が家の前を通り過ぎて行き、丁度今、家の庭に彼岸花が咲いているので、それを見て「珍しいねぇ」とか「秋だねぇ」とか口々に言っているのが面白かった。宮城野萩も今1番咲いているのに、そちらの方には人々の関心が無いみたいだ。思っていたよりも今日は何も出来ず、ただボーっとしている時間が長かった。図書館へ本を返しにも行けず、出さなきゃいけないと思っていたメールも出さず終いだし、やっぱり土日休みじゃないと、疲れが全部は取れないな。
10月4日(土)
映画・『陰陽師2』を、なおすけと見に行く。今回は時代考証が恐ろしい程に滅茶苦茶。物語のスタートから御神楽の「其駒」を使うなど、有識故実に通じている者が見たら、「有り得えねぇ〜!」と言いたくなるような演出が多過ぎる。しかし、エンターテイメイントに徹する事を考えたら、丸っきり時代考証を無視したやり方も、娯楽性として見れば問題無いかもしれない。それよりも問題なのは、中井貴一。中井貴一の演技はどの役をやっても一緒だし、今回の役柄も前回の真田と被っているところが多い。真田より色気の無い分、どうも駄目な感じがした。前半部分は、「寂れた楼門で枇杷を弾く者がいたら、それは鬼でしょ」とか、「あ〜、分かる分かる」という部分も有って面白かったが、後半は全然駄目。とにかく酷い。神代の話になったところで、「もう終ったな」と思った。今井絵里子は今回もお話にならない演技力。深田恭子は、育て方ひとつで沢口靖子に化けるかもしれない。意外と銀幕に向いているかも。上半身裸になるシーンで吹き替えを使う姑息さが残っているのが、少し鼻につくが。朱雀門越しの大内裏のグラフィックと、その門前の浮浪者の群れのシーンは、1番見るべきポイント。あと、妙に天叢雲剣が異様に文献の記述に「ほぼ」近く再現されていた割に、安置されていた場所が温明殿(しかも仏像まで置いてある)とか、突っ込み所の多かったのも、笑える。娯楽作品、娯楽作品。
10月3日(金)
HIPSへ飲みに行き、ゴローさんに美輪明宏音楽会のチケット代を払う。久しぶりにワインを飲んで、女装で高名な野村さんとか、クニとか銀ちゃんとかと話す。終電にギリギリ乗って帰宅。
10月2日(木)
職人のように木目込み人形を作り続ける。やっとテディベア「けいた」が八割方完成。気がつくと夜中の1時。
10月1日(水)
宇治の上林春松本店から、「口切のお抹茶」先行予約申し込みのダイレクト・メールが届く。発売は11月1日。御濃茶用の「千代の寿(40グラム・3000円)を早速申し込む事にする。折角良いお茶を頼むので、それに合わせるお菓子を考えるのも楽しい。半田市にある松華堂なら間違いが無いので、奮発してそこまで電車で買いに行こう。JR大府駅から武豊線で半田まで行けばいいので、そんなに遠くではない。月の頭から来月の事を考えるのもおかしいが、先々に楽しみがあるということは良い事だ。


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