集合住宅の“孤独死”増える
都市再生機構は、お年寄りなどのいわゆる「孤独死」が社会問題になったことを受けて、全国で管理している集合住宅76万戸で実態調査を進めています。それによりますと、病気などで誰にも気づかれないまま1人で死亡していた人は昨年度1年間に517人で、この8年間で2.5倍に増えています。このうち3分の2近い326人は1人暮らしの65歳以上のお年寄りで、中には、東京・町田市で71歳の女性が死後18日間もたって見つかったケースもありました。都市再生機構が管理する集合住宅では、お年寄りの1人暮らしが年々増えて、全国で7万3000戸余りに上るとみられます。都市再生機構は、こうした状況が「孤独死」が増加する原因になっているとみていますが、多くの団地では「孤独死」を防ぐ対策は住民らで作る自治会などに任されているのが現状で、住民どうしの結び付きが失われるなか、効果的な手だてがなかなか見つからないということです。 |
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