米国内における公安調査庁の活動
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『諜報機関に騙されるな!』(ちくま新書)
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誤解のないように断っておくが、丸谷明彦は公安調査庁のエースなので、他に同等の力量のある職員は公調に見当たらない。英語のほかロシア語ができる。
しいて言えば下記の藤田和彦等が他に挙げられるが、その点から見ても、公調がその“海外公安情報”をいかに米国機関に依存しているか窺われる。
丸谷は東大新聞研にいたせいか、『世界』編集部に知人がいたり、独特のスタンスがある。公調版・佐藤優といったところか。
ちなみに、読者も早大の図書館に足を運べば、丸谷の姿を見かけることができるかもしれない。
■http://www.ncjrs.gov/txtfiles/inter33.txt
Akihiko Maruya, Chief Investigator in the Planning and Coordination Section of the General Affairs Department, Public Security Investigation Agency, Tokyo, Japan, is a visiting international scholar at the Online Research and Information Center (ORIC). Mr. Maruya is using ORIC's Internet resources to research cult violence.
"the Planning and Coordination Section of the General Affairs Department"は筆者も所属した「公安調査庁総務部企画調整室」のこと。
公安調査庁は人事院の短期外在研究員制度を利用して、丸谷を米国に派遣した。下記に「1995年 米連邦捜査局(FBI)に派遣」とあるのは、そのことを指している。しかし、FBIの対応は必ずしも好意的なものではなく、ここにあるとおり、司法省NCJRSになんとかデスクを確保して「研究」に当たった模様である。研究テーマは米国におけるカルト集団及びその法的規制の実態。ただ、インターネットを利用するだけなら、わざわざ米国に出向かねばならない理由もないようは気はする。
■http://www.apcss.org/core/Alumni/Class_06-C1.htm
(丸谷明彦は最後列「SECURITY」の「S」の下の人物)
■googleキャッシュ情報
Japan Watch - Japan Chair - Center For Strategic & International ...- [ このページを訳す BETA ]Akihiko Maruya Visiting Fellow T: (202) 741-3861 e-mail: amaruya@csis.org. Tsuneo Watanabe Senior Fellow T: (202) 457-8775 e-mail: twatanab@csis.org. Masahiro Sakurauchi Visiting Fellow T: (202) 775-3220 e-mail: msakurau@csis.org ...
www.csis.org/japan/japanwatch/jw0110.htm - 30k - 補足結果 - キャッシュ - 関連ページ
Japan Chair - Center For Strategic & International Studies- [ このページを訳す BETA ]Akihiko Maruya Visiting Fellow T: (202) 741-3861 e-mail: amaruya@csis.org. Tsuneo Watanabe Adjunct Fellow T: +81-3-3285-7791 e-mail: Tsun.Watanabe@mitsui.com. Miki Ouchi Research Associate T: (202) 775-3228 e-mail: mouchi@csis.org ...
www.csis.org/Japan/ - 20k - 補足結果 - キャッシュ - 関連ページ
Center for Strategic and International Studies- [ このページを訳す BETA ]Visiting Fellow T: (202) 775-3231 e-mail: kisozaki@csis.org, Masahiro Sakurauchi Visiting Fellow T: (202) 775-3220 e-mail: msakurau@csis.org. Akihiko Maruya Visiting Fellow T: (202) 741-3861 e-mail: amaruya@csis.org, Devin Stewart ...
www.csis.org/energy/index.php?option=com_csis_progj&task=view&id=190 - 18k - 補足結果 - キャッシュ - 関連ページ
■http://pranj.org/Workshop/workshop.htm
第58回PRANJワークショップ
「米国の情報機関改革―同時多発テロ事件後の機構的側面と法的側面」
講師:丸谷明彦氏 CSIS戦略国際問題研究所日本部客員研究員/法務省
■http://yasu400.seesaa.net/archives/200601.html
<本日、PRANJの主催のワークショップ、「米国の情報改革」という丸谷明彦氏のお話を聞く。
まず、自分が参加していいものなのかと思うぐらい、他の参加者の方々に驚きました…。
官公庁、商社、新聞社、CSISの方々など、他にも大学院生はいらっしゃいましたが本当に質の高い有意義な時間を過ごせ、また再度、日本の安全保障や公安調査庁についてもっと深く掘り下げて現状を知りたい欲求がでてきました。
基本的に丸谷氏のレクチャーの後のQ&Aはオフレコになっているのでそこでのお話は書きませんが、日本の各省庁に現役で従事される方々がどれだけ今の日本のSecurityやClearance、Intelligence(現状は防衛庁、警視庁、公安庁が諜報機関として海外からは評価・位置づけをされている)の機関の見直しが必要なのかを強く認識されていることに、少し安堵感を覚えました。
中でも印象的な事実を一つあげるとすると、米国の2万人を擁するFBI(連邦捜査局)が世界中で情報収集活動を行っているのと対比して、米国のFBIに対応する日本の情報機関といわれる公安調査庁では一番多い時期でも2千人という規模の人数しかいない状態で、その少ない人員の中の若手を海外の大使館等に派遣してはいるが情報収集といえるような活動ができていない現実でした。>
■http://www.csis.org/energy/index.php?option=com_csis_progj&task=view&id=190
丸谷がCSISに派遣されていたことから見て、「Kazuhiko Fujita」はおそらくテル・アビブ大学ジャッフィ戦略研究所
http://www.tau.ac.il/jcss/
に派遣され、モサドとの連絡に当たっていた公安調査官・藤田和彦と同一人物。
■つまり、公安調査庁は、日本大使館にいる一等・二等書記官と併せて少なくとも3名の職員を米国に派遣している見当になる。あらゆる情報は米国に集まる。米国機関との情報連絡を充分に行えば、効率よく全世界の事情を把握できるはず、という発想。
■http://blogs.yahoo.co.jp/zaron_dc/archive/2005/6/4
<第21回座論ゲスト・丸谷明彦氏推薦図書
丸谷 明彦(まるや・あきひこ)氏
戦略国際問題研究所(CSIS)日本部客員研究員
ご経歴:
1962年生まれ
1985年 早稲田大学教育学部卒業
1986年 早稲田大学大学院政治学研究科中途退学
1988年 東京大学新聞研究所教育部修了
1988年 法務省入省
1995年 米連邦捜査局(FBI)に派遣
1996年 米司法省司法研究所客員研究員
1998年-2000年 外務省領事移住部に出向
2002年11月から現職
・ 宮坂 直史 『日本はテロを防げるか』 ちくま新書、2004年12月
・ 宮坂 直史 『国際テロリズム論』 芦書房、2002年7月
卒論やリポート作成の基本資料、典拠として有用と思われる。
・ 小谷 賢 『イギリスの情報外交――インテリジェンスとは何か』 PHP新書、2004年11月
著者は立命館大学のOB。
・ 中薗 英助 『現代スパイ物語』 講談社文庫、1984年10月
絶版だが、アマゾン・ジャパンなどで古書として入手可能。終戦後も東南アジアに残留した旧日本軍関係者のエピソードなども紹介されている。
・ 春名 幹男 『秘密のファイル』(上)(下) 新潮文庫、2003年9月
太平洋戦争中からの日米情報関係機関の関係などを日米双方の資料、多くのインタビューなどを通じてまとめた著作。
・ 畠山 清行 『秘録 陸軍中野学校』 新潮文庫、2003年8月
・ 畠山 清行 『陸軍中野学校終戦秘史』 新潮文庫、2004年6月
上記2冊は近代日本の軍系統の情報機関の沿革を記した本。やはり終戦後も東南アジアに残留した旧日本軍情報将校のエピソードが紹介されている。
・ 大田 昌秀 『沖縄戦下の米日心理作戦』 岩波書店、2004年12月
自身も沖縄戦に参加した大田・前沖縄県知事の研究書。心理作戦は米国のイラク戦でも活用された手法で、インテリジェンスの一分野。ポスターや写真資料も多く、有用な書籍。
・ 山崎 豊子 『二つの祖国』 新潮文庫、1986年11月(単行本は1983年)
アメリカに生まれ、日本の教育を受けた“帰米”といわれる日系二世の青年が強制収容、太平洋戦争、戦後の東京裁判など日米間の歴史の渦に翻弄されていく経緯を描いた長編小説で、1984年ですから、座論メンバーの方々がお生まれになった頃、NHKの大河ドラマにもなった作品です。
日系アメリカ人の描き方が実情と異なるなどといった批判もあると聞きますが、海外生活を経験した際のアイデンティティに対する迷いや東京裁判ではじめて本格的に導入されたという“同時通訳”技術の背後で主人公たちが直面した言葉や文化の壁など、ワシントンDCで学ぶ皆さんにも共感できる内容が多いと思います。就職を考え始めたときに刊行されたこともあり、自分にとっては今も忘れられない作品です。
・ 清沢 洌 『暗黒日記 1942-1945』 岩波文庫、2004年10月
タイトルが陰鬱で敬遠したくなりますが、オリジナルの表題は“戦争日記”で、自由主義外交評論家・清沢 洌(きよさわきよし)の太平洋戦争下の日記です。アメリカで苦学、ジャーナリストとして経験を積んだのちに日本に帰国し、外交評論家として活躍した清沢のみた戦時下日本の姿は今日の日本及び日本人の世界観や価値観との対比などいろいろなことを考えさせてくれるように思います。北岡伸一・東京大学教授(現・国連次席大使)による評伝(「清沢 洌-外交評論の運命」中公新書 2004年7月)、米国での苦学という清沢とよく似た経歴をたどりながら、国際連盟脱退時の首席全権、満鉄総裁、第二次近衛内閣の外相など昭和戦前期の日本で清沢と真っ向から対立する道を歩んだ松岡洋右の評伝(「松岡洋右-その人間と外交」(三輪公忠 中公新書 1971年8月)、さらに太平洋戦争直前のワシントンDCを舞台に困難な対米交渉に取り組んだ来栖三郎・元大使の回想(「泡沫の三十五年-日米交渉秘史」中公文庫 1986年8月)なども良い本だと思います。
・ 原田 勝正 『満鉄』 岩波新書、1981年12月
植民地統治を行う国策会社としての“満鉄(南満洲鉄道株式会社)”を語ることは、昨今の中国、韓国での反日感情の高まりをみても難しさがあり、注意が必要と思いますが、“形式にこだわらず、しかも合理的な事業運営を行うことのできる組織”の実現というテーマはいずれの時代、状況においても通じる普遍的なものだとも思います。上記は「満鉄」の全体像をコンパクトにまとめてある読みやすい本です。また満鉄初代総裁で前掲の松岡洋右が私淑した後藤新平に関する概説書(「後藤新平-外交とビジョン」北岡伸一 中公新書 1988年6月)も興味深いと思いますし、近代日本の代表的なシンクタンクともいえる満鉄調査部や戦後のNHK外国放送受信部(今日の米国国務省のFBISのような組織)、草創期の内閣調査室に実際に勤務した方々を丹念に取材した記録「昭和情報秘史-太平洋戦争のはざまに生きて」(香取俊介 ふたばらいふ新書 1999年10月)もインテリジェンスにとって必要なものは何かを考えさせてくれる良いテキストだと思います。
以上>
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