2007年1月6日放送

冬の日本 食べ尽くしの旅
絶品! 旬のぽっかぽか鍋
 

日本全国の絶品鍋を、地元の人々との触れ合いを交えて紹介。旬の食材を贅沢に使った豪華鍋や、現地の宿でしか味わえない珍しい鍋が登場!


新潟
冬の越後路 食べ尽くし!
1日1組限定・極上宿の名物鍋

レポーター:五大路子

新潟駅を出発し、郷土の絶品鍋を求めて、新潟魚市場で情報収集。そこで、村上市の沖合いにある粟島出身という、郷土料理 「鮨・割烹 あわしま」のご主人と出会う。そして、粟島には鍋に焼いた石を入れるという珍しい漁師鍋"わっぱ煮"があり、店の人気メニューだとか。早速、お店で"わっぱ煮"(950円)を頂く。あらかじめ、鍋に入れる魚を焼いておき、焼けた石を入れる。味は勿論、目でも楽しめる豪快郷土鍋に旅人も大満足!
次は、1日1組限定の、究極の宿で頂く極上の鍋を求め、村上市へ。JR村上駅を降りると、町の様子にビックリ!なんと家の軒先に吊るされたサケ、サケ、サケ・・・。実は、ここはサケの消費量日本一で、サケ街道なるものまであるとか。街を散策していると、冬の保存食、塩引き鮭を作っているお宅を発見。 
村上の一般家庭でよく食べると言う、サケの珍味をご馳走になる。
そして、今宵の宿は明治初期に建てられた、茅葺きの民家をそのまま使った極上の宿「豪農の館 郷思館」。こちらはテレビ初登場。 夕食は、宿ご自慢の<鮭プラン>でサケ尽くしコースを堪能。メインは、郷土鍋の"サケのどんがら汁"。料理に使うサケは、宿から車で5分の勝木川で宿のご主人自らが獲ったもの。旅人も初めてサケ漁を体験する。どんがら汁は、サケのぶつ切り(肝臓以外全て)と野菜を鉄鍋に入れ、味噌仕立てで頂く。囲炉裏で頂く鍋の味は、贅沢の極み。1日1組限定、1泊2食付で15,000円という値段にも大満足!
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群馬

山の恵みと人情満載!
上州名物・故郷のあったか鍋

レポーター:深沢邦之(Take2)

東京から新幹線で1時間の、高崎駅に到着。 
郷土の鍋を求め、まずは沼田へ。群馬県は江戸時代から小麦の生産が盛んで、粉食文化が発達し、冬季はご飯代わりにすいとんで作る"だんご汁"を、地元の人は今でもよく食べていると言う。沼田市には20軒以上のだんご汁を出す店があり、その中で、沼田市主催のだんご汁コンテストで、2年連続人気投票第一位に輝いた「たきもと」で頂くことに。650円のだんご汁は、注文を聞いてから、小麦粉を水で溶いて作るという拘りぶり。
鴨とキノコでとった、コクのある醤油ベースのダシ汁に、筍としいたけ・しめじ・くりたけなどのキノコ類を入れ、最後に薄くスライスした鴨肉を入れる。地元産の山の幸を味わえる絶品の鍋を堪能する。  
そして、次なる鍋を求めて山の奥にある片品村を目指す。宿泊する宿は、江戸時代末期、弘化年代の古民家を利用した民宿「かしや」。こちらの名物"豆乳しゃぶしゃぶ鍋"は、赤城牛・群馬もち豚・自家栽培の野菜を味わえる。翌日は、さらに山奥へ。宿のご主人に紹介してもらった猟師さんと、熊・鹿・イノシシの狩に同行。珍しいマタギ鍋と、熊の脂の刺身など、貴重な珍味もご馳走になる。究極の山の幸に大興奮!!

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鳥取〜島根

冬の日本海を食べまくる!
山陰・島めぐり究極の豪華鍋

レポーター:天宮良

冬の味覚の王様と言えば松葉ガニ。その松葉ガニの水揚げ日本一の境港へ。境港の沖合い約50Kmの隠岐の島に、松葉ガニを使った超豪華な鍋があると聞き、船で2時間半かけて向かってみることに。その島には、本当に究極の鍋があった。その鍋を頂くのは、『民宿・渡舟 浜田屋』。 実は隠岐の島は、昔からアワビ・サザエの漁が盛んで、肉類が余り手に入らず高価だったため、鍋に獲れたての貝類を入れていた。浜田屋のご主人も漁師で、宿で出す魚介類を自ら獲っている。早速、夕食用のアワビとサザエの漁に出発。旅人も同行する。 
超豪華鍋の具材は、松葉ガニと、活きアワビとサザエ、そして野菜は白菜、水菜など。仕上げに、大根おろしを鍋に直接入れる。その味はまさに絶品。
翌日は、隣の西ノ島でしか味わえないという珍しい漁師鍋を頂くことに。その昔、漁師が船上で食べていた"いりやき鍋"には魚・野菜は勿論入れるが、味付けが独特で、酒・醤油をベースにしたダシ汁の鍋の中に、直接鷹の爪を入れる。この鍋を食べられるのが「みつけ島荘」。寒さが厳しい冬の時期、地元漁師達が船上で体を温めるために食べていた鍋。
また、今では「みつけ島荘」でしか食べられない「しょっから鍋」を頂く。アワビの肝の塩辛を大根に塗す素朴な鍋で、地元漁師達の酒のツマミとして食べられている。不思議なことに、隠岐の島周辺には約180もの島が散在する中で、この「しょっから鍋」を食べていたのはこの西ノ島だけだという。珍しい鍋の数々を思う存分堪能し、旅を終える。

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秋田
極上旬の味と究極の露天風呂・・・
冬の秋田 名物鍋の旅

レポーター:浅茅陽子

秋田の鍋といえば、"しょっつる鍋"と"きりたんぽ鍋"。まずは、しょっつる発祥の地、男鹿半島に向かう。しょっつるに入れるハタハタは年々漁獲量が減り、産地と言えど、貴重な魚になりつつある。そこで、男鹿半島の船川漁港近くにある「海鮮屋」で、獲れたばかりのハタハタを使った本場しょっつる鍋を頂く。味の決め手はなんと言っても、3年間発酵させてできる汁"しょっつる"。その味は格別! 
続いて、もう一つの絶品鍋を求めて大館へ。その途中の八郎潟で、天然の鴨を獲る地元漁師と出会い、ご自宅で貴重な天然マガモの極上鍋をご馳走になる。地元でも天然のマガモは殆ど口にすることは出来ないと言う。
いよいよ今回の最終目的地、きりたんぽ発祥の大館。今宵の宿は、大滝温泉の「富士屋ホテル」。最高の露天風呂で疲れた体を癒し、お待ちかねの鍋が登場。ここでは、あきたこまちを使ったきりたんぽ作りが体験できる。比内地鶏のダシが絶品のきりたんぽ鍋は、発祥の地ならではの味を堪能出来る。
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北海道

北海道二大名物食べ尽くし
絶品!豪快 海の幸鍋

レポーター:佐藤正宏

釧路空港に降り立った旅人。早速、北海道の旬の食材を求めて、釧路市民の台所「和商市場」で情報収集。この季節なら、厚岸で獲れるカキが最高だという。
厚岸港では、カキ・ホタテ・アサリが入った、漁師ならではの"豪快 貝づくし鍋"をご馳走になる。
そして、地元漁師さんイチ押しの「鮨の桜亭」で、絶品のカキ鍋コース 2,835円を頂く。味噌仕立てのカキ鍋とカキの柳川・酢ガキなど、獲れたてのカキを、1人前26個も使ったカキのフルコースに大感激!
次なる鍋は、旬真っ只中の真ダラ鍋を目指してバスを乗り継ぎ、根室へ。途中にあった、見晴らし抜群の「霧多布温泉ゆうゆ」(入浴料 500円)で冷えた体を温め、根室を目指す。
真ダラの水揚げ量日本一の根室では、料理自慢の宿「旬彩遊食 お宿エクハシ」に宿泊。
真ダラ鍋は昆布でダシをとり、岩塩で味付けしただけで、真ダラ本来の味を堪能出来る。
また、タチの天ぷら・タラの昆布締め・タラの昆布蒸し・タラの三平汁などが並び、新鮮だからこそ食べられる白子は格別。その他にも、花咲ガニの浜ゆで、ウニ釜飯など、北海道の海の幸満載の夕食に舌鼓を打つ。魚の仕入れは、親戚の水産会社から直接仕入れるので、新鮮で格安!1泊2食付で13,650円は大納得の宿。

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