スリップ痕を捏造された可能性 |
このページは管理人個人の印象です。 KSBの特集を見た時には「捏造しかあり得ない」と考えていました。しかし、事故の現場写真を見ると状況的に捏造しかあり得ないはずだけど、捏造だとしても異常なまでに変、と次々と疑問が湧きました。 疑問1:低速からのブレーキ痕を捏造するのに、なぜあんなに長のを描いたのか? バスが歩道から出てきて急ブレーキをかけたことにしたいからブレーキ痕を捏造してくれ、と言われたとしたら何センチのブレーキ痕を描きますか?私なら「速度が遅いから瞬時に止まるでしょ」と思います。無理に描けと言わても、せいぜい10〜20cmぐらいの長さで描きます。わざわざ都合がいい様に捏造するのに、左1.2m、右1mって…。 疑問2:なぜタイヤ溝を考慮して描かなかった? 一般人でもちょっと詳しい人ならブレーキ痕にタイヤミゾが残ることは知ってます。普段は走る道路上に残るブレーキ痕には必ず溝があるし、事故処理を行ってブレーキ痕を沢山見てる警察がそんな基本的なことを知らずにスリップ痕を描いたのか? 疑問3:なぜ弧を描いて曲がっているのか? ブレーキ痕は弧を描いて曲がっています。なぜ偽装するにも関わらず、一般のブレーキ痕とは形状や向きが全く違うのでしょうか?(右折時だから右側の痕跡は車体下に向かうはずですが、車体の外側に出てます)。左側は弧の状態が強く、こんなに下手に描けるのか?というほど無茶苦茶です。 疑問4:一旦途切れた先に見える痕跡は何? スリップ痕として左1.2m、右1mと言われている痕跡に繋がる位置に、明らかに痕跡が写っています。左右の両方に存在し、一旦途切れてから繋がっています。この痕跡は何?この辺から描こうとして途中で止めた? 疑問5:白バイが路面につけた傷も同時に偽装した? 写真で見る限りでは、1つ1つの傷の位置関係から間違いなく白バイの痕跡。ステップ位置痕跡が違うとか(ステップはバネで倒れるので痕跡が異なる)、どこが先に路面に接地するかで痕跡の形状が微妙に異なったり、捏造だとすれば完璧に近い細工です。バス運転手が写ってる写真に存在するということは、これも短時間で作ったことになりますが、これらを短時間でこなせる職人が警察にいるのでしょうか? |
上記の疑問が浮かんだものの、じゃあ検察の主張を信じるのか?と言われれば、多数の証言者の存在を考えれるとそれもあり得ない。では、あの痕跡が残って証言とも合う状態は?それもあり得ない。理解できない奇妙な事故だな。という印象でした。 その印象があったからこそ、みんから掲示板に書き込みをしたのだと思います。書き込み当初〜このサイトを立ち上げるまでは、全ての証拠を一気に捏造した可能性も頭にありました。その可能性がほぼ消えたのは「斜めのスリップ痕であれば、あの奇妙な痕跡と同形状になる」ということ分かった為です。 横滑りすると前輪がどの様な軌跡を描くかは軌跡図を作って確認しました。左側の初期がややつよい弧、右は弱めの弧、左よりも右が長い(写真の途切れ部分も含めると右が長いです)。さらに横滑りは単に左右輪が均等に滑ると考えていたのが、現実の側面衝突の挙動では、ロールセンターが高いと最初は右、次に左、そして両輪という接地状態ということが判明。軌跡に当てはめると、写真の謎の途切れた部分が左右輪位置として交互に発生しており、位置関係もほぼ一致する様です(実況見分では途切れる前の部分は証拠扱いされておらず、正確なサイズは方向はわかりません。写真から目測での判断です)。白バイの痕跡も軌跡図上にのせてみるとほぼ一致。 たまたま下手に描いた捏造スリップ痕が、バスが斜め前にスリップしながら残す軌跡と特徴がピタリと一致する可能性…。完全否定はできませんが極端に低いのではないかと思います。 |
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