倉敷市児島の鷲羽山展望台へのエレベーター設置を地区住民が反対している問題で、倉敷市の古市健三市長は、「今後も設置にむけて住民への理解を求めていく」方針を示しました。
これは定例記者会見で古市市長が言及したものです。倉敷市では鷲羽山の駐車場から展望台へエレベーターを設置するため、まちづくり交付金制度を活用して平成19年度当初予算で総工費2億8千万円を計上し議決しています。これに対し、児島地区の住民が「景観を損なう」として反対署名活動を実施するなど計画の見直しと話し合いを求めていました。古市市長は、「児島の人にとっては鷲羽山は特別」と住民が景観を守ろうとする想いを理解しながらも「一人でも多くの人に素晴らしい瀬戸内海の多島美を見てもらい、活性化につなげたい」と今後もエレベーター設置にむけ、住民へ理解を求めていくと話しました。また、激動の1年となった倉敷チボリ公園については、「来年早々の取締役会後に県の方向性が示された時点で、倉敷市としても必要な対応を取りたい」との考えを示しました。
この「JAPAN JEANS PALACE」は瀬戸大橋架橋記念館が来年で開館20年を迎えるにあたり、国産ジーンズ発祥の地である児島をPRしようと企画されました。館内には児島のジーンズメーカー8社によるこだわりのジーンズおよそ40点が常設展示されます。展示は2つのコーナーに分かれており、「ジーンズコーナー」の他にも、「倉敷じまん・児島じまん」のコーナーとして、倉敷ブランドに認定されているいぐさ製品や、帆布製品などの地元の特産品が展示販売されます。この「JAPAN JEANS PALACE」は来年1月4日に倉敷市児島の瀬戸大橋架橋記念館にオープンします。
このおやこ食育教室は、栄養バランスのよい食事など正しい食習慣について理解を深めてもらおうと、総社市栄養改善協議会が開きました。講師には、全国各地で食育教室を開催している雪印乳業の青柳 真輝子さんが招かれ、牛乳やチーズなどの乳製品を材料にした、ピザとマッシュポテトスープ、それに、チーズケーキの3品の作り方を説明しました。参加した44人の親子は、青柳さんや栄養改善委員のメンバーからアドバイスを受けながら、たまねぎを刻んだりピザの生地をこねるなど親子で協力しながら作っていきました。料理は、およそ1時間で完成し、参加者はそれぞれの手作り料理を味わっていました。給食のない夏休みや冬休みには、子どもたちが牛乳を飲む量が少なくなり、カルシウムが不足がちになるとのことで、参加した親子連れは、栄養バランスのとれた食事について再確認していました。
会場には京都の伏見人形や滋賀の小幡人形といった江戸時代から今に続く伝統的な郷土玩具など全国各地からおよそ400点が集められ、展示されています。来年の干支ねずみは家内安全や子孫繁栄などの福を招くとされています。また、昔から七福神の大黒様の使いとして富をもたらす存在として信仰されています。こちらの福徳ねずみは、来年の年賀切手のデザインになっている長野県の郷土玩具で、ちゃんちゃんこを着た愛くるしい姿で愛嬌をふりまいています。このほか会場には、組み木のねずみや、古布を使ってねずみのユニークな動きを表現した作品など様々な郷土玩具が展示されています。来年の干支ねずみにちなんだ「えとづくし展」は来年1月14日まで倉敷市中央の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。