第７位：新幹線長崎ルート、着工へ

ＪＲ全線乗り入れで沿線同意不要に

　膠着（こうちゃく）状態が続いていた九州新幹線長崎ルート問題は佐賀、長崎両県とＪＲ九州の三者が並行在来線全線へのＪＲ乗り入れで合意。政府・与党が合意内容を確認すれば、本年度内にも着工する段階に入った。

　同ルートについては政府・与党の検討委員会が１２月１４日、関係者による調整促進を打ち出した。これを受け、三者はＪＲの全線乗り入れ案をまとめ、国交省に報告。「経営分離には当たらない」とみなされ、沿線市町の同意が不要になる見通しとなった。

　古川康知事と桑原允彦鹿島市長、田中源一江北町長は１８日に会談。長年にわたる対立関係も解消に向かった。

【写真】関係修復に向け、会談した古川知事（右）と桑原市長（左から２人目）、田中町長（左）。３人は会談後、握手した＝１２月１８日、県庁