【バグダッド29日AFP=時事】イラク内務省スポークスマンは29日、記者会見し、同国内にあったテロ組織アルカイダのアジトのうち、75%を過去1年間で破壊したと強調した。≪写真はバグダッド中心部の検問所で交通整理に当たるイラク兵≫
同スポークスマンは、アルカイダの基地に使われていたアンバル州のアジトを破壊したのに続き、バグダッド周辺やディヤラ州で掃討作戦を展開したと説明。アルカイダは北方に逃走しており、「われわれは追跡しているところだ」と語った。
同スポークスマンはまた、拉致事件が70%減少する一方、バグダッドで1日に発見される殺害された遺体は平均3―5体で、2月の15―20体から大幅に減ったと指摘。サウジアラビアやシリアとの国境の警備を強化した結果、過激派の侵入が減り、治安の改善につながったと述べた。