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韓国初の214級潜水艦「孫元一艦」実戦配備へ

 韓国海軍の作戦司令部は29日、海軍の戦闘任務の中核を担う韓国初の214級潜水艦「孫元一(ソン・ウォンイル)艦」の配備記念式典を行った。

 この日、慶尚南道の鎮海軍港で行われた式典には、作戦司令官をはじめとする海軍の指揮官たちと、潜水艦を建造した現代重工業の役員が出席した。また、潜水艦の名前の由来となった故・孫元一提督(初代海軍参謀総長)の妻ホン・ウネさんも出席し、注目を浴びた。

 孫元一艦は重量1800トンで、定員は40人。最大速力は20ノットで、ハープーン対艦ミサイルや魚雷、対艦・対潜水艦攻撃用の機雷などを搭載し、また敵の基地を封鎖する能力も備えており、韓国海軍のディーゼル潜水艦で最も優れた性能を持つ。

 とりわけ、空気を取り込まずに発電し潜水艦を潜航させられる「非大気依存推進(AIP)装置」を搭載し、水中における長時間の作戦遂行が可能になったことも大きな特徴だ。

 作戦司令部関係者は「孫元一艦は韓半島周辺海域の安全保障体制において、国益や国家の繁栄を守るために大きく貢献するものと確信する。乗組員には実質的な教育・訓練を通じ、最大限の戦力を備えることができるようお願いしたい」と述べた。

 孫元一艦は今後、戦力を高めるための作業や乗組員に対する教育・訓練を行い、作戦遂行能力を評価した上で、来年末ごろに実戦配備される予定。

NEWSIS/朝鮮日報JNS
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