バチカンの建前
テーマ:ブログ■毒には毒らしい
の前に
<核融合研究>日中が協力協定締結へ 福田首相訪中時に調印
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071224-00000024-mai-soci
(Yahoo 毎日)
協力という名の朝貢です。
まずもってこの分野に対する我が国の執念は深い。
何をもって協力のメリットを表すのか見ものでありますが
こういう体裁の技術贈与は、ODA代替の今後のトレンドなのでしょうか?
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ハーパー首相というのは、論理的な人?
カナダ慰安婦決議に対しても、外交努力でなんとかなったかもしれない。
少なくとも中華系移民に圧力風を吹かれてもかわす気概はあるようです。
慰安婦問題にも適当に「中国系国民の感情の問題」とかわしていたような。
本当は外務省もこういう対象にこんこんとやれば、
逆にアピール出来るんですが、他に忙しいようです。
(というかやれ)
↓
ダライ・ラマと会談 カナダ首相が反論 「彼はコールガールでない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071223-00000051-san-int
(産経)
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ウィットでありますが
我が国で為政者が口にすれば
「コールガール」に注目が集まりそうです^^
気になったのは下段。
で産経はちゃんと
”対中接近”が伝えられるバチカン
と書いていますが
↓
ローマ法王会談中止 ダライ・ラマ14世 伊紙「中国が圧力」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007112802067972.html
(東京)
東京新聞はイタリア紙の一部を受けて「中共圧力」としています。
実際はバチカンと中共というのは水面下で蜜月であります。
元々バチカンの反共と言うのも政治的建前ですが
ヨハネ・パウロ2世にして、中国との国交を模索していましたので
バチカンが何を求めているのかというのはわかりやすい。
(というより、共産国に対する布教に絶対的自信がある)
で中国似非カトリックの愛国教会というのも、
実はバチカンとの交流は深いのです。
司教の任命問題とか、信者弾圧問題とかというのも表向きの問題で
バチカン、中共ともに、細い糸を大切にしてきました。
少し前にバチカンに行った時に、中国系の観光客が多かったので
職員に聞きましたら「中国系」ではなしに「中国人」だと言う。
これは面白いもんだなぁと。
でバチカンというのは、絶対に守るべき「建前」があります。
これは絶対に崩してはいけない。
何故、中国と接近なのか・・・。
中共最大の脅威となりつつある法輪功ですが
信仰の自由の無い国において、自然発生的に拡大する宗教というのは
実に大きな威力を持ちます。
(ファルンゴンは宗教です^^)
で今の時代・・・
「毛沢東の私生活」の著者李志綏が
アメリカで中共工作員に暗殺されたような
あからさまな事はできません。
そこで中共は、水面下でのバチカンとの折衝において
愛国教会を母体とする形で
「バチカンカソリック」に一部譲歩した
中国カトリック教会の拡大を許容しようとしているのです。
中共から見れば「毒をもって毒を制す」の
自由信仰に対する抑止力の模索でありますが
その逡巡はかなりのストレスと見える^^
どちらにしろ
バチカンの建前と本音、
中共の思惑が合致するには
まだまだハードルが高そうです。
■無題
法輪功は自然発生的に起こったのではない。あの宗教の教祖は、中国東北地区の朝鮮族というところに注目がいく。また、この教祖はCIAが支援していた。
つまり、日本における層化や統一みたいなもんです。それを中国に作ろうとアメリカは画策していた。