三平より正蔵の方が名前は大きいです
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なんだかね、この一門は騒々しいだけで中身が空っぽなんであまり好きではないんだが、林家さんちのお噂で。週刊文春が林家三平の隠し子を記事にしたというんだが、それがアレじゃないか、というんだけどね。
以前から実話系の雑誌では「正蔵(旧・こぶ平)は三平が銀座のママに生ませた隠し子」という都市伝説めいた噂はあった。また、三平の妻である海老名香葉子が正蔵よりいっ平を可愛がっていたことと、三平を正蔵ではなく、いっ平に継がせたこともそれが理由ではないかと言われていた。
今回の証言でも「隠し子が生まれた時に子供が2人いたこと」、「40~50年前の話」ということからその隠し子は40~50才で、しかも泰葉より年下でいっ平より年上ということになる。正蔵とは別人の隠し子がどこかにいるのなら話は別だが、このままでは「正蔵=隠し子」という図式が成り立ってしまう。
ところで、江戸っ子という言葉がある。気っぷの良さが誇りなんだが、ここでひとつ、おとぎ話を。
とある名門の「歌舞伎役者」がおりまして。それが、妾に産ませた子供を正妻が引き取るわけだ。たまたま男の子がいなかったので跡取りにしようと思ったのかも知れない。が、ほどなく正妻にも弟が産まれる。すると、妾の子なんてモノは邪険にされそうなもんだが、分け隔てなく大事に育てられ、兄弟揃って「歌舞伎役者」になる。父親は早死にしたんだが、一門は栄え、やがて大きな名跡を継ぐ時期になるんだが、この一門ではふたつの大きな名跡を持っていた。爺さんの名前と、父親の名前と。そこで、正妻が偉かったね。業界ではとても重い名前である爺さんの名前の方を、妾の子に継がせた。「自分の腹を痛めた子ではないからこそ、この子には大きな名前を継がせたい」と、これが、世間に顔を出せない生みの母への、何よりの恩返しというわけなんだが、まぁ、そんな人情話を創作落語にしたらどうですかねぇ、ダメですかそうですか。
で、ラムロッド・ダディのブルというミュージシャンがおりまして。その人がちょっと面白いというか、鋭い考察をしているわけだ。
「こぶ平」ってこぶ茶みたいで
かっこ悪い、変な名前だよなぁ…
って思ってたでゲスが、愛人に産ませた
「こぶ付きの子」だから「こぶ平」
だと考えれば納得。
あまりにもわかりやすい名づけ方。
そして、それが本当だとしたらこぶ平という兄がいるから
次男のはずなのに
長男を意味する名前「一平」をつけられてる
「いっ平」の不自然さも納得がいくってもんでやんす。
あぁ、点と点がひとつつながった…
まぁ、業界では以前から噂にはなっていたようなんだが、どっちの「平」もあまり好きではないのでどうでもいいです。
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