第50回(最終回)「決戦川中島」
12月16日放送 56分拡大版

 永禄4年9月10日。川中島での武田、上杉両軍の死闘はそのピークを迎えていた。 軍勢を二手に分けて挟み討つ勘助(内野聖陽)の「啄木鳥(きつつき)の戦法」は宇佐美(緒形拳)によって見破られ、政虎(Gackt:ガクト)率いる上杉軍は「車懸かりの戦法」で武田の本隊に襲い掛かった。
 信玄(市川亀治郎)は弟・信繁、重臣諸角を失い、武田軍は崩壊の危機にあった。しかし、上杉本陣に向かっていた武田の別動隊が戦に参加すれば戦況は一気に逆転する。 別動隊の復帰を信玄は本陣で待った。武田勢の予想以上の粘りに宇佐美は撤退を進言したが政虎は聞き入れず、自ら武田本陣に向かう。 それを見た勘助も手勢を率いて突撃した。宇佐美は勘助に共に兵を引くよう叫ぶが、鬼神と化した勘助は宇佐美に斬りかかる。
 一頭の白馬が乱戦を突き抜けて、信玄の本陣に向かった。政虎は、単騎本陣に飛び込み、信玄に太刀を振り下ろす。信玄はからくも軍配で受けとめた。
 勘助は無数の傷を受け、満身創痍で戦い続けた。戦国最大の合戦の果てに軍師・山本勘助は何を見るのか・・・!?