第41回 「姫の死」 10月14日放送
由布姫(柴本幸)が病いに倒れた。見舞った勘助(内野聖陽)に『もう長くは生きられぬ』と由布は静かに語る。
晴信(市川亀治郎)を交えての酒の席で、越後と木曽のどちらを先に攻めるかを由布が決めろと晴信は切り出した。由布の意見は木曽攻め。勘助は早速、木曽攻略に向かうことを決める。
出発の日、由布は挨拶に訪れた勘助に、戦から戻ったら嫁を取るよう迫る。これまでリツ(前田亜季)との祝言を頑なに拒んできた勘助だが遂に嫁取りを約束する。
ところが木曽攻めの最中に景虎(Gackt:ガクト)が挙兵し、善光寺平に兵を進めた。勘助は晴信と共に出陣、しかし戦線は膠着(こうちゃく)し対陣は200日に及んだ。これ以上の長期戦を嫌った勘助は雪斎(伊武雅刀)に仲立ちを頼み両軍は和議を結んだ。そして、それが雪斎の最期の仕事となった。
駿河に戻ると病いに倒れた雪斎はそのまま世を去った。同じ年の11月、いよいよ由布に死期が迫っていた。晴信が見守るなか由布はわが子・四郎(池松壮亮)のことを晴信に託し、静かに息を引き取った。何も知らない勘助は再び木曽に向かっていた。木曽を完全に降伏させ、それを由布に報告しようと勇む勘助のもとに悲報が届く。 |