第40回 「三国同盟」 10月7日放送

 長尾景虎(Gackt:ガクト)との初対決を終えた晴信(市川亀治郎)は久々に諏訪の由布姫(柴本幸)を 訪れた。勘助(内野聖陽)とリツ(前田亜季)の結婚話を晴信が進めていると聞き、由布は複雑な 思いを抱く。
 天文22年の冬、景虎は官位を賜った御礼を述べるため京へ上洛の途についた。この好機を見計らって 勘助はかねてからの構想である三国同盟の実現に乗り出す。既に武田と今川は盟約を結んでいたが、 今川と北条は仇敵の間柄。その両者を和解させるために勘助は敢えて北条に挙兵を促す。 尾張で戦いの最中にある今川は背後を北条に突かれれば武田の仲介に応じるしかない。その機に 乗じて一気に三国同盟を成立させるのが勘助の策だった。
 北条出兵の知らせに雪斎(伊武雅刀)は勘助の策に乗るしかないと悟り、積極的に同盟成立に 動く。
 かくして天文23年、駿河善得寺に晴信、義元(谷原章介)、氏康(松井誠)が一堂に会し、 三国同盟は成立した。こうして武田は北の越後との戦いに専念する体制を作り上げた。同盟の証に 北条家に武田家の姫(福田麻由子)が嫁ぐこととなった。戦国の習いとはいえ愛娘との別離を 強いられる三条(池脇千鶴)は、涙で娘をだきしめるのだった。