第39回 「川中島!龍虎激突」 9月30日放送
天文22年8月、長尾景虎(Gackt:ガクト)率いる越後勢が信濃川中島に出陣した。第1回川中島の戦いが勃発したのである。景虎の勢いは凄まじく、次々と武田に属する城を落としていった。
その狙いは晴信(市川亀治郎)の首にあると見た勘助(内野聖陽)は反撃策を退け、なるべく南に景虎を引きずり込み、武田領で孤立した越後勢を討つ策を立てる。
景虎の目標はかつての村上義清(永島敏行)の本拠地・坂木と見た勘助は、そこでの反撃を計画していた。しかし、景虎の軍師・宇佐美(緒形拳)は勘助の狙いを見破り、武田の信濃の拠点・深志城方面へ進路を転じた。深志を狙えば、晴信の本軍をおびき出せると見たのだ。深志の手前には諸角(加藤武)の守る城があったが晴信は撤退を命じた。
しかし、策略に頼りまともに戦おうとしない武田の戦ぶりに不満を抱いていた諸角は自らが戦って死ぬことで模範を示そうと命令に反し籠城した。晴信は直ちに諸角を救うため援軍を派遣し、勘助は長尾勢に夜襲を仕掛ける策を立てた。
諸角の突飛な行動がひきおこした波紋は大きく、初の龍虎対決、そして勘助、宇佐美、二人の軍師の知恵比べは意外な結末を迎えることとなるのであった。 |