第22回 「三国激突」 6月3日放送
諏訪で暮らす由布姫(柴本幸)の懐妊したとわかり、勘助(内野聖陽)は我が事のように喜ぶ。
同じ頃、甲斐では晴信(市川亀治郎)のもとを今川家の軍師・雪斎(伊武雅刀)が訪れ、武田・今川の同盟に基づき駿河への出兵を求めてきた。今川領だった駿河の東を占領する北条氏康(松井誠)を共に討って欲しいとの要請であった。武田家中では出陣に異論が相次いだ。駿河に出陣すれば信濃が手薄になり、武田にとっては得のない戦だった。勘助は自らが使者として駿河に行くと志願する。仇敵である今川と北条を和解させるというのだ。重臣たちは一笑に付するが雪斎の態度に裏があると感じた晴信は勘助の策を受け入れる。
勘助は今川義元(谷原章介)と4年ぶりに再会する。相変わらず勘助を嫌う義元だったが、結局は勘助の説得を受け入れる。和睦は雪斎の勧めでもあったのだ。
残るは北条氏康の説得。氏康は、9年ぶりに会う勘助を快く迎え和睦を承諾した。本拠地・関東で上杉家に圧迫されている氏康は、駿河の領地を捨てても今川と和睦を結びたかったのだった。
和睦が成り、晴信と義元は駿河で対面した。そこで晴信は、初めて眼にした海を新たな野望を抱きつつ見つめる。
一方、勘助は北条を助けるべく援軍を率い関東へと向かった。 |