2007年12月28日 12時35分更新
大津市で生後5か月の長男を自宅に残したまま出かけたため長男が窒息死したとして、ことし10月、過失致死の疑いで書類送検された夫婦について、大津地方検察庁は27日、「動機が悪質でなく2人とも強く反省している」として起訴猶予処分にしました。この事件はことし8月31日の夜、大津市鳥居川町のマンションに住む派遣社員の32歳の父親と22歳の母親の2人が生後5か月の長男を通気性の悪いマットの上でうつぶせで寝かせ付けてドライブに出かけ、翌日の未明に戻ってきたところ窒息死していたもので、警察はことし10月、この夫婦を過失致死の疑いで大津地方検察庁に書類送検しました。調べに対して2人は「2人きりでデートがしたかった。子どもは大丈夫だろうと思った」などと話していました。大津地方検察庁は「2人が親としての義務を怠った過失は免れない」とする一方で「動機が悪質とは認められず、2人とも後悔し、強く反省している」として27日、起訴猶予処分にしました。