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【社会】

名古屋市大が調査委員会を開催 学位審査の謝礼金で

2007年12月27日 17時27分

 大学院医学研究科の博士学位の論文審査をめぐり収賄容疑で元教授伊藤誠容疑者(68)が再逮捕された名古屋市立大は27日、学位審査の謝礼金の実態を調べるため、第三者を加えた調査委員会を設置して初会合を開き、1月25日に中間報告をまとめる方針を決めた。

 名古屋市立大によると委員会は同大理事ら2人の学内委員のほか、弁護士と三重大医学部付属病院院長の計4人。中間報告には、学位審査する医学研究科の教授や学位申請者計74人の調査結果が盛り込まれる見通し。来年夏までには、04−07年度分の全7研究科の計約460人の調査を終える予定。

 委員長の高木道久弁護士は「処分が目的ではなく、事実を把握して信頼回復できるよう提言したい」としている。

(共同)
 

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