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「胸が見える」と女性に注意、セクハラに該当

 ソウル行政裁は26日、大学教授がストライキ中の女性大学職員に対し、「胸が見えるから(胸元を)閉めなさい」と発言したのは、セクハラ(性的嫌がらせ)に該当するとの判決を下した。

 判決によると、H大学の学生福祉処長を務めていた教授(49)は今年6月、校内でストライキ中だった女性労組員(37)に対し、問題の発言を行った。国家人権委員会は、発言内容がセクハラに当たるとして大学側に同教授への警告と再発防止策の作成を勧告。教授は人権委の勧告を不服として、勧告決定取り消し請求訴訟を起こしていた。

 判決は「発言は女性に性的屈辱感や嫌悪感を抱かせるに足りる言動だった」として、教授の主張を退けた。その上で、「教授が労組員との対立過程で行った発言であり、業務との関連性がある。教授の発言内容、態度、表情などからみてセクハラに該当する」との判断を示した。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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