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女児パンツ投げ入れ男は14年前強殺容疑者

 自分ではいた女児用の下着を民家に捨てたとして大阪府警に逮捕された大阪府茨木市の会社員押谷和夫被告(48=廃棄物処理法違反罪で起訴)が、約14年前の94年1月、大阪市のホテルで、女性派遣社員が殺害された事件に関与した疑いが強まり、府警捜査1課は24日までに、強盗殺人容疑で逮捕状を取った。25日に再逮捕する。押谷被告と殺害事件の現場に残された犯人のものとみられる体液のDNA型が一致したことなどから、同課は女性を殺害したと判断した。

 女児用の下着をはいて快感を覚え、民家に下着を投げ捨てては興奮していた男が、約14年前の強盗殺人に関与していた疑いが強まった。

 調べでは、押谷被告は94年1月16日午後5時20分から午後6時20分の間、大阪市北区梅田1丁目、大阪第一ホテル26階の客室で、大阪市東住吉区南田辺の女性派遣社員(当時26)の頭など十数カ所を鈍器のようなもので殴り、首を絞めて窒息死させた上、財布が入ったバッグを奪った疑い。

 昨年6月から茨木市などで相次いだ下着投げ捨て事件で、下着に付いていた皮膚片を府警がDNA鑑定した結果、女性派遣社員の殺害事件の現場に残された体液のDNA型と一致。さらに事件後に公開した重要参考人の顔写真と押谷被告が酷似していることから、同課は女性派遣社員を殺害したと判断した。同課は24日までに、強盗殺人容疑で逮捕状を取った。25日に再逮捕する。

 女性はデート嬢をしており、事件前、客室に呼び出されていた。女性はベッドわきの床にふだん着姿であお向けに倒れており、上から布団がかけられていた。殺害現場のホテルの部屋には、男が1泊予定でチェックインしており、曽根崎署捜査本部は94年1月と2月、事件当日に現場の部屋を出た男の防犯カメラ写真を公開したが、有力な情報は得られていなかった。公訴時効が成立するのは事件発生から丸15年の09年1月16日。時効成立が約1年1カ月後に迫る中、事件は急展開した。

 府警は2日、今年9月から10月にかけ、自分ではき終えた女児用下着やストッキングを茨木市彩都あさぎの民家3軒に投げ捨てた疑いで押谷被告を逮捕するとともに、殺害事件との関連についても捜査していた。

 逮捕後、押谷被告は「女児用下着をはくのが快感だった。捨てた下着を見つけた若い奥さんらが驚くのを想像して興奮した」などと供述していた。同府茨木市の自宅からは女児用下着など200点以上が押収された。押谷被告は女児用下着をはいたまま出勤していた。

[2007年12月25日12時6分 紙面から]

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