P-3C哨戒機の後継として開発された哨戒機P-X(ジェットエンジン)の厚木基地での性能訓練、乗り入れは許されないと共産党南関東ブロック事務所による防衛省への申し入れに参加した。
米軍により使用され厚木基地へ下総から新たに海上自衛隊の移駐にたいして、当時の防衛施設庁は、昭和46年に基地周辺住民への負担にたいし極力整備縮小をすすめるとの文章を出し、この中でジェット機の乗り得れは緊急やむを得ない場合に限定するとしています。今回のPXの乗り入れ訓練の通知は、大和市民、綾瀬市民の願いをふみにじるものであり許されない。
この申し入れは、9月28日付けの神奈川新聞の記事により防衛省が厚木基地での性能テストを計画している事が明らかとにより実施したが、防衛省は本日、神奈川県と大和市、綾瀬市に対し申し入れている。
防衛省は、現在岐阜で飛行訓練しているPX(XP−1)を来年夏ごろから4年間にわたって厚木基地で哨戒性能テストを実施実施したい、今後八戸、下総、厚木、鹿屋、那覇にPXを80機配備する計画とのこと。
私は、先の6月議会で大木新市長に「46文章」の見解を求めたが、市長は、解消する状況にはないと明確に答えている。
1.現行の哨戒機P-3Cもジェット機であるということ。
2.P-Xのエンジン音が極めて静音性に優れていること。
3.厚木へのP-X配備に対する反対意見が、すべての大和、綾瀬市民の意志を反映するものではないこと。
【1について】
P-3Cのエンジンは4基のターボプロップ方式と呼ばれるジェットエンジンで、第二次大戦時代の飛行機のようなレシプロ方式(多くの自動車と同じ方式)ではありません。ターボプロップとレシプロは同じくプロペラを主たる推進力を得る手段として用いますが、構造からしてまったく異なるもので、明確にジェットエンジンに分類されるもので、その点でP-Xや多くの旅客機の採用するターボファンと同じです。少々乱暴な言い方をすれば、推進力を生み出す羽根がエンジンの外に出ているか中に納まっているというのが違いです。
【2について】
P-Xは相当に静音性の高い、国産のF7エンジンを採用しています。その静粛性は軍事マニアや航空機マニアの間から、異口同音に驚きの声があがるほどです。
これについては実際にご自分の耳で確認していただくのが一番かと思いますが、参考資料として、P-Xを開発したTRDIのホームページにてC-XとP-X(XP-1)の地上走行試験の様子が動画で公開されています。外国製で旅客機等にもすでに採用実績のあるエンジンを採用したC-Xと騒音を聞き比べていただければ、その静粛性がいかに高いレベルにあるか、わかっていただけると思います。
【3について】
これについては、まさに「言わずもがな」です。いくら反自衛隊の左翼運動家でも、このくらいはわきまえていることと思います。
たかくさん、これは逆に、P-Xに取り替えさせる事こそが、周辺住民への騒音低減のまたとないチャンスと見るべきです。
なんでかといいますと、P-X、とにかく静かなんですよ。「音のステルス機」とは言いすぎかもしれませんが、それくらい静かです。
P-3Cの様なプロペラ機は「ブーン」という腹に響く重低音が結構遠くまで長い間聞こえるのですが、プロペラのないP-Xではこんな音はしません。逆にジェット機では米海軍の戦闘機の様な金属音が激しいのですが、P-Xはこれが歌うようなかすかな音になっています。
ちょっと滑走路から離れると、すぐ聞こえなくなってしまいます。
日本の技術力をまざまざと見せ付けられた思いです。
もはや、ジェット機だからうるさい、という「常識」が、完全に崩れ去ってしまった思いです。
これなら今すぐにでも全機P-Xに交換すべきだと思いました。
(ついでに、米軍機も同じエンジンにして欲しい…)
しかも、P-3Cは退役間近の老朽機で、トラブルも絶えません。今後起きそうな事故の可能性を考えても、P-Xに取り替えたほうが安心です。
(30年前の車を最新型に買い換えるようなものです)
さらに、哨戒能力の高いP-Xは、P-3Cよりも少ない機数で広大な領海をパトロールできるとされています。つまり、厚木に配属されるP-XはP-3Cよりも少なく、それだけ厚木周辺を飛ぶ機会も減ります。
いい事づくめですよ。
P-1の配備による騒音問題の低減にとても期待しています。
P-3Cの老朽化に伴う事故の可能性を事前に回避する為にも必要なことでしょう。
P-1の早期配備の実現を切実に願っています。