荏原は建物の給排水や空調などに使う汎用ポンプの工場を中国に新設する。総投資額は10億円超の予定。2008年春から年間1万3000台規模で生産を始め、10年には11万台に増やす。経済成長を背景に中国で建築需要の拡大が続くと判断した。中国での汎用ポンプの売上高は07年度に23億円を見込むが、11年度にはほぼ4倍の100億円に引き上げることを目指している。
北京市に本拠を置く子会社の荏原機械(中国)が山東省煙台市に新工場を建設する。中国に設ける初の汎用ポンプ工場となる。ビルやマンション向けなど主に小型のポンプを生産する。中国をはじめアジアを中心に売り込む。将来は中国で製造した汎用ポンプの部品を日本に送り、日本製ポンプの価格競争力を高める考えだ。(16:02)