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12月27日のながさきニュース
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長崎新聞
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「誘拐には当たらない」と一部否認 諫早女児誘拐初公判
インターネットで知り合った諫早市の小学六年の女児=当時(12)=を誘拐したとして営利目的等誘拐罪などに問われた大阪市福島区玉川二丁目、会社員、坂本優介被告(21)の初公判が二十六日、長崎地裁(松尾嘉倫裁判長)であった。坂本被告は「誘ったのは事実だが彼女と楽しい時間を共有したかっただけ。誘拐には当たらない」と起訴事実の一部を否認した。
起訴状などによると、坂本被告は七月下旬、女児とインターネットのチャットを通じて知り合った。十月五日までチャットで頻繁に家出を促し、同六日に北九州市のJR小倉駅まで誘い出した上、同十三日までの八日間にわたって自宅マンションに連れ込んだ。
検察側は冒頭陳述で、坂本被告が九月ごろまで、女児のほかにも静岡、三重両県の女子高校生二人に対してチャットを通じて「大阪に来ないか」などと誘っていたことや、交通費を持っていなかった女児に家族の財布からお金を盗んで大阪に来るよう促していたことなどを明らかにした。
これに対し弁護側は「恋人と認識しており女児を自己の支配下に置いていない。誘拐とみるべきではない」と主張した。次回は二月六日に被告人質問や論告、求刑などがある。
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