医師不足が深刻化している島根県は26日、県内すべての病院と診療所計99施設を対象にした勤務医師の実態調査をまとめた。現行の診療体制で必要とする医師数は計1144人で、現状は227人の不足。充足率は前年とほぼ同じ80.2%だったものの、県西部や中山間地域は前年より下回り、医師の地域偏在が拡大している。県内7つの医療圏域で最も低かったのは浜田の69.9%、最も高かったのは隠岐の98.6%だった。