長野放送局

2007年12月27日 12時19分更新

産科医確保を村井知事に要望


上田市の国立病院機構長野病院の産科の医師全員が大学病院に戻されることになり新たな分べんの受け入れを見合わせている問題で、上田市と周辺の自治体の市長らが26日県庁を訪れ村井知事に医師の確保を求めました。

この問題は上田市にある国立病院機構長野病院の産科の医師全員が大学病院に戻されることになり、新たな分べんの受け入れを見合わせているもので上田市とその周辺で産科医療の体制の維持が難しくなっています。
この問題で上田市と周辺のあわせて5つの自治体の市長らが26日県庁を訪れ村井知事に「長野病院の産科・婦人科が閉鎖されたら、上田地域の産科の医療体制が崩壊する」として県として産科医を確保するよう求めました。
これに対して村井知事は「県内の病院で充実した研修ができるように整備して研修医を増やし影響をできるだけ少なくしたい」と述べました。
また上田市の母袋市長は上田市産院が来年度から分べんの受け入れを縮小する方針を示していることの対応策として助産師が医師に代わって妊婦の検診などを行う「助産師外来」の準備を進めていることも伝えどのように運営すればいいか県が指針を作るよう求めたのに対し村井知事も前向きな姿勢を示しました。