◇地域の産科医療崩壊指摘
国立病院機構長野病院(上田市)で産科医の引き揚げが求められている問題で、上田地域5市町村でつくる上田広域連合の関係者らが26日、県庁を訪問。連合長の母袋創一上田市長が村井仁知事に、医師確保への協力を求める要望書を提出した。村井知事は「国立病院でさえこうなってしまう事態は深刻。努力させていただく」と述べた。
要望書では「同病院の産科・婦人科が閉鎖されれば、地域の産科医療態勢の崩壊が避けられない」と指摘。「県がリーダーシップを発揮し、長野病院の医師確保に尽力いただきたい」とした。
母袋市長は「何としても悪い流れを食い止めるため県にも協力いただきたい」と話した。【神崎修一】
毎日新聞 2007年12月27日