 | 岩国市長 辞職し出直し選挙へ 岩国市では、アメリカ軍岩国基地への空母艦載機部隊の移転をめぐって、反対の市長と容認派が多数を占める市議会の対立が続いていました。岩国市は、移転反対を理由に国から市役所の建設費の補助金およそ35億円の交付が見送られたため、借入金で賄うなどとした予算案をまとめ、4回にわたって市議会に提案しましたが、いずれも容認派の議員の反対で否決されています。岩国市の井原市長は、最終日を迎えた26日の市議会に5回目となる予算案を提案し、「わたしの職と引き換えに予算案を通してほしい」と述べ、議長に辞職願いを提出しました。しかし、市長が提案した予算案は委員会で否決され、このあと、開かれた本会議で、移転受け入れを前提に国からの補助金を組み入れた修正案が容認派の議員から提案され、可決されました。そして井原市長の辞職願いは、本会議で正式に了承されました。井原市長は26日夜の記者会見で、予算案の修正案が可決されたことについて、「予算を通すために自分の首をかけて臨んだ。この問題の背景には、アメリカ軍の再編をめぐるわたしと議会のねじれがあるので、あらためて民意を問いたい」と述べました。そのうえで出直しの市長選挙について「出ます」と述べ、立候補する意向を明らかにしました。   | 12月26日 21時14分 |
|  |  | 岩国市長 辞職し出直し選挙へ 12月26日 21時14分
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