日本のGDP 10%台を割る
内閣府によりますと、去年のGDPは名目で4兆3755億ドル、日本円で508兆円余りで、世界第2位を維持しましたが、世界のGDPに占める割合は9.1%と、おととしより1.1ポイント下がり、10%台を割り込みました。これは、円安の影響に加えて、物価の下落が続いていたことや、中国をはじめアジアの新興国の経済成長に比べて日本の成長ペースが鈍かったことなどによるものです。一方、中国のGDPが世界に占める割合は、去年は5.5%で、おととしから0.5ポイント増加しています。さらに国民1人当たりに換算した去年の日本の名目GDPは、3万4252ドル、日本円で398万円余りで、OECD加盟30か国の中で、おととしより順位を3つ下げて18位になりました。日本の1人当たりのGDPは、14年前の1993年にはOECD加盟国の第2位でしたが、その後、順位を下げる傾向が続き、世界の中で経済的な地位の低下が目立っています。 |
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