踏み字被害者訴え 主張の変更、検事が迫る2007年12月27日07時53分 取調室で「踏み字」を強要したとされる鹿児島県警元警部補・浜田隆広被告(45)の公判をめぐり、被害者のホテル経営・川畑幸夫さん(62)=同県志布志市=が26日、鹿児島市内で記者会見し、「公判を担当する検事から『10回も踏まされたと言い続けるのなら、偽証罪で逮捕しなければならない』と主張の変更を迫られた」と述べた。 踏み字回数については、9月に元警部補が在宅起訴された時点から、「1回」とする福岡高検などと、「10回程度」とする川畑さんとの間で食い違いがある。 川畑さんは27日、福岡地裁での第2回公判に検察側証人として出廷する。川畑さんによると、今月4日に証人尋問の準備で鹿児島地検を訪れた福岡高検の検事ら2人から、約1時間40分にわたって聞き取りを受けた。その際、検事に「10回という証拠がどこにあるのか。この通り言うなら、あなたを偽証罪で逮捕しなければならない」と告げられたという。川畑さんは主張の変更を迫られたと受け止めている。さらに、法廷で「(踏み字事件の)真実を話す」として、改めて回数を主張する意向を示した。 同席した川畑さんの告訴代理人の野平康博弁護士は「真実を解明する検事としての責任を放棄しており、偽証教唆の疑いもある」と話した。福岡高検は「コメントすべき立場ではない」としている。 PR情報この記事の関連情報社会
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