静岡市葵区で9日にオールニッポンヘリコプター(ANH)所属のNHK取材用ヘリが墜落し乗員2人が死傷した事故で、静岡県警は13日、東京都江東区のANH本社など3カ所を容疑者不詳の業務上過失致死傷容疑で家宅捜索した。機体の整備記録や飛行記録など関係書類を押収する。
国交省の航空・鉄道事故調査委員会の調査によると、機体後部の「テールローター」(後部回転翼)につながる金属製の棒状部品「コントロールロッド」が破断していた。重傷を負った整備士は「墜落の約20分前から異常があった」などと証言している。事故調は、飛行中にロッドが破断しテールローターが操作不能となり、墜落した可能性が高いとみている。【田口雅士】
毎日新聞 2007年12月13日 10時53分 (最終更新時間 12月13日 11時32分)
12月13日 | 静岡・ヘリ墜落:ANH本社など3カ所家宅捜索 |