千代保育所の園児らが文言を考えたという「メッセージカード」
同保育所では、8月に立った3児の地蔵にお参りに行く前に、飲酒運転事故の怖さを学習。その際に「何か行動で促せないか」と、カードの作成を思い立ったという。
カードは縦横10センチ。「おさけをのんだら ぜったいに うんてんはしないでね!」という園児が考えたメッセージをハート形で囲み、プラスチックフィルムでラミネート加工した。これまでに、飲酒運転の恐怖を描いた映画「0(ゼロ)からの風」の映写会や福岡ソフトバンクの松中信彦選手らのトークショーでも、約2000枚を配布した。
この日は園児らが、大きな声で呼び掛けながらカードを手渡した。歩行者らは「絶対にしません」などと言いながらカードを受け取っていた。同保育所の提案で、同日は計17の市立保育所でキャンペーンが行われたという。谷口由美子所長(57)は「子どもたちは大人の行動を見て成長する。まず大人が見本を見せなくては」と話した。
=2007/12/26付 西日本新聞朝刊=