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2007/12/21

初音ミクはオレのモノ

ねんどろいど 初音ミク (ノンスケール ABS/PVC塗装済み可動フィギュア) ねんどろいど 初音ミク (ノンスケール ABS/PVC塗装済み可動フィギュア)
価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2008-03-25

初音ミクなんだが、NHKのニュース番組にまで取りあげられるようになって、いまや完全にメジャーな存在になってきたわけだ。ところが、ここに来て著作権の問題でややこしい事態になっているようで、というのも、

AA抜いて再構成してみた。

 ①YAMAHAが発明
 ②クリプトンが製品化
 ③DTMerが購入
 ④神職人が作曲
 ⑤PV職人がPV作成
 ⑥CA職人が「盛り上げましょう」
 ⑦ランキング独占
 ⑧ドワンゴが勝手に独占販売開始
 ⑨今後初音ミク作品はJASRAC管理になります

(今ココ)職人&職人ファンが激怒。ドワンゴとクリプトンで喧嘩中、と。

という事なんだが、これだけじゃ理解しずらいので、

こういう時のWikipediaだ。そもそもドワンゴという会社は東証一部上場で資本金100億円という巨大企業なんだが、2ちゃんねるに色目を使っていてスポンサーになったりしているわけだ。で、ひろゆきと組んでニコニコ動画というサービスを始めた。ニコニコ動画はYoutobeのパクリから始まったのだが、現在では独自でサービス中。もっともサーバーが間に合わず、アクセス制限中なんだけどね。

で、初音ミクについてはデビュー時に「電通に抹殺されそうになった」という噂が流れて、2ちゃんねるで大騒ぎになる。ところが、その噂が逆に宣伝になったのか、ソフトは大ヒット。日本中のDTM職人たちがこぞって曲をリリースするという、誰も予想してなかった事態になったわけだ。そこで欲をかいたのがニコニコ動画のドワンゴで、ただ場所を貸してネタをアップさせていただけなのに、勝手にJASRACに登録してしまうという事態になった。

ニコニコ動画で流行した初音ミクを使ったオリジナル曲を作成者(複数)に対して不当な取引でJASRACに登録していたことが判明し、大きな批判を招いた。作成者には明確な契約状況を説明しないまま勝手に契約を進め、初音ミクの販売元であるクリプトン・フューチャー・メディアの規定した、「登録するアーティスト名は作成者と初音ミクの名前を併記する」という条件も無視し、「初音ミク」だけで登録される形となった。初音ミクは実際には存在しないただの楽器としての位置づけのため、作成者には使用量が一切支払われず、全てドワンゴに徴収される形となっており、詐欺同然であると言う声も少なくない。また、ドワンゴは現在のところJASRACへの登録を取り下げる姿勢は示していない。

という事なんだが、ここで注目されるのが、初音ミクの生みの親である「クリプトン」という会社なわけだ。これがまた面白いんだが、クリプトンという会社は、もともと趣味でDTMやっていた人が、忙しくなったので会社にした、という経緯があって、発想がアマチュア的なんだな。で、そこんとこを解説している人がいるんだが、

出先で携帯から書くので引用無しで恐縮ですが、クリプトンの伊藤社長がJASRAC登録に言及したのは、勿論ドワンゴ側が今回かなり強引な方法でJASRACに権利を信託させようとしたことに対して、そのような信頼関係壊す真似はしないと明言しておく必要が複数あったからですが、それと同時にクリプトン社を立ち上げた経緯がDTM黎明期に海外のDTM作家達と交流があって、日本に彼らの音源を配布したり日本の音源を海外にだしたりするのを副業でやっていたら、そちらが忙しくなりすぎたので専念するために会社起こした。と言う経緯らしく、丁度日本でも90年代の始めにMIDIが流行って楽曲作って配布する動きが当時のネットワーカの間であったのですが、その動き自体にJASRACが難癖付けまくって、結局、大手のパソ通BBSの専用コーナーで「実験」名目で配布する物以外はおしなべて大きな訴訟リスクを抱える状況に陥ってしまいまして、特に当時はフレーズをどの位まで引用可能かと言う時点でJASRAC側と楽曲作成者の間で完全に見解がずれてて、それでも作品を世に出したい人は渋々JASRACの方針に従ってやっていました。
あの当時は今と違ってJASRACの管理下にない曲が非常に少なくて、それ故どんな無茶でも聞かざるを得ず…
結果として著作権解釈を巡ったユーザ間の紛争も多発して、ネットがあるのに作家同士が研鑽する場がどんどん減って…アマチュアDTM自体が壊滅寸前に追い込まれました。
伊藤社長は丁度その時期に海外と交流しながら副業やっていた訳で…アマチュアDTMを巡る海外と日本の状況温度差、とりわけ日本の不自由さを肌で感じている数少ない方の筈です。
当時の二の舞にはしたくないという強固な意志があると思いますよ。
これだけ神経質に作家に配慮している背景には。

まぁ、法律論とかは置いといて、だ。この騒動の背景には、コミケットや2ちゃんねるといったオープンソース主義のアマチュア文化と、クリエーターをネタに儲けようと考える資本主義の対立という構図が見えるんだが、今回はドワンゴだけが資本主義社会を生きていて、クリプトンをはじめとして他の連中がみんな、プロかアマかを問わず、オープンソースをベースとするアマチュア文化を生きているという、そもそも「生きる世界が違う」という問題があるわけだな。で、ドワンゴの株が大暴落というんで、なかなかアマチュア文化もバカには出来ないです。

コメント

>全てドワンゴに徴収される形となっており
ひでー会社ですね。 

資本金100億? かなりデカイね。そんな金どこから出てくるの? 初音ミクで儲かったらYAMA分け?

Youtobe( ^∀^)ゲラ

TBSと戦い、Googleと戦い、Wikipediaと戦い、次はドワンゴですか。

ただのソフトウェアであって、知能も意思もないくせに、気が付くと
あらゆる所で戦って騒動起こしてる。まるで心があるかのように。
冗談みたいなソフトだw

おね〜ちゃんがかわいそおだぉ

デマと誤解が飛び交って炎上の燃料になってますからね、今の状況。しばらく混乱は続くんじゃないでしょうか。

年の暮れだというのに、なんともご苦労なことです。

だから今回の件がドワンゴ株の暴落に及ぼした影響力はかぎりないほど低いです。主要因はサブプラの損失を受けたJPモルガンアセットマネジメントの株大量売却によるものです。

最初のコメント頭悪すぎ
こういう状況知らずに脊髄反射みたいな事するから、今の炎上がある。
思わず
「お前みたいな考え無しが居るからこんな風に問題がこじれるんじゃ!」
と八つ当たりしたくなったのはまた別の話。

法律を悪用する連中のバックには弁護士やら何やらの悪徳法律屋の集団が必ず居る
コンサルタントとか何とかの賜って悪知恵を働かし、
批判する者には訴訟をちらつかせ恫喝する
最近気になるのは人権派弁護士に対する攻撃が増えている事だ
職業倫理に使命感を持つ弁護士が減れば、悪徳法律屋の天下になってしまう
彼らに取っては法律は社会正義ではなく金儲けの手段でしかない
厳罰化の流れも陪審制度も彼らにとって都合がいい
裁判で勝ちたっかたら金を積めと言う訳だ、そして金を出すのはたいてい悪党共だ
金を出せない人々は見せしめの為に厳罰に処せられる
陪審に対して情に訴えるというのは、アメリカのチンピラ弁護士の得意技だ
金で正義を買う時代が迫っている

×しずらい
○しづらい

和田アキ子の代わりに紅白に出すべきです。

このニュースなんですが、
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/20071221/948de46cb88866b86baf03571ce2f126.html
関係ないですね、失礼すまつた。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20363820,00.htm

>今回の件は、ドワンゴ、ドワンゴ・ミュージックパブリッシング、クリプトン、フロンティアワークス、作詞作曲者の5者が絡み、それぞれに十分な意思疎通ができていなかったことが原因のようだ。加えて、ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが人気曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」について著作権の一部をに信託したことがクリプトンに伝わっていなかったことが、相互不信を招いてしまった。

 ドワンゴ、フロンティアワークス、クリプトン間の契約とが複雑怪奇な状態、現在でもそこの契約で停滞していて問題が複雑になっています。リアルタイムで推移を見ていますが、ニコニコ動画は見事な荒れようだ。 コレを機会に「古賀財団=JASRAC」の悪行が更に広まればイイのに。個人がJASRAC管理下の楽曲(みくみくにしてあげる♪)を使いたい場合は、JASRACに使用料を支払う必要がある。用途により利用料金は変わるが、たとえば非商用で、ネットワークを利用した音楽配信をしたい場合は、1曲年額1200円、もしくは月額150円。その他をセコセコ徴収するとカスラックには・・・・2006年度(平成18年度) →111,098,325,339円、1100億!だよ~ぉ。その金額の金が何処へ流失して行くのか?誰でも良いから教えてくれ~~。

戦う歌姫初音ミク。
リンミンメイのようだw

これだけじゃ理解しずらいので

これだけじゃ理解しずらいので

これだけじゃ理解しずらいので

http://www32.atwiki.jp/murasekenji/pages/12.html

許し難い

二番煎じで銭儲けをする名人ひろゆきがまた何かやらかしたの?

カスラック(JASRAC)なんて1つの団体に管理させている現状が異常だ。
天下りが肥えるだけで、クリエーターが痩せちゃて。
380円の牛丼を食っている作曲家や奏者の隣の襖で松坂牛のすき焼き喰っている天下り官僚達(怒)
ビデ倫とソフ倫みたいに競わせれば、もうちょとほんのちょとまともになるだろ。
両組織も天下りはいるし怪しさ爆発だが...。
表現の規制の面や会員の加入選択権があるぶんちょとはまとも。
モザイクの大きさや表現の規制だってゆるい(売れる)方に会員になだれこんだおかげで、双方硬直した表現規制がゆるくなったりした例もある。(警察が利権の事でこじれて 猥褻関連で業者ともども逮捕なんてのもあるが...。)
製作者にも選択の自由をユーザーにフリーの権利を!だね。

祝福されずに生まれたボーカロイド、初音ミク。
彼女の制作が決まったとき、数多の声優が彼女の母(声)となることを拒否した。。 誕生することが決まっても、権威有る雑誌は「紹介できません」と彼女の存在を否定した。 そして、この世に生を受けてみれば……待っていたのは休む間もなき戦いだった。

◇初戦は 初音ミクvs電痛
工作部隊colorsを従え、Wiki方面から抹消攻撃。
古代の怨霊・伊達杏子がミクをつけ狙う。 
伊達「あんたさえいなければっ!」

◇第2戦は 初音ミクvsTBS
口先得意の黒豚で、取材と称して油断させ
真の狙いはオタ攻撃。邪神アキ子のツバが飛ぶ。 
アキ子「跪けっ! 小娘がぁ!!」

◇第3戦は 初音ミク&MSN vs グーグル&ヤフー
ミク初めてのタッグ戦。ミクを消さんとする二大巨頭
実力あれども信頼できるか不明のMSNと手を組んだ。 
謎の富豪「HAHAHA! ワタシニマカセナサイ」

◇第4戦は 初音ミクvsカスラック
権利関係の大ヒールが、ついにミクに食指をのばす。
名前を奪われた初音ミク。
カスラック「あと一歩でその名が手に入ったものを!」


    しかし、そのカスラックを差し向けたのは……
    彼女の憩いの場であったニコニコ。
    味方だと思っていた、仲間と思っていたニワンゴ。
    彼らこそ、黒幕。ミクをカスラックに売った盗賊集団。
    ドワンゴ取締役は何と「のまネコ問題責任担当者」!
    今、2007年最後の戦いが始まる。


◇第5戦 初音ミクvsドワンゴ
狡猾なる裏切り者との一大決戦!
ドワンゴ「諦めんぞ! お前ものまネコにしてやろうかぁ!」
ミク「私は……………………歌うだけだから」
ttp://farm3.static.flickr.com/2113/2124845446_c6824b8fd1_o.jpg

戦況報告:ドワンゴ軍、声明発表「悪いのは仕事の遅いクリ側だ!」(だから作者に契約まだといわれてもブッチして配信したんだYO!)

ニコニコ市場で「ねんどろいど 初音ミク」の予約数がゼロになっている。みんなニコニコを応援するつもりで予約入れてたんだろうがここにきてキャンセル続出。

こんな経緯が・・・詳細ありがとうございました。
それにしても、ひどい話だ。

ここまで騒ぎになるミクってすごいね。

新用語ジャイラックの誕生!

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