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「ニュースのたね」について
オーマイニュース(OhmyNews)の掲載記事のうち、「ニュースのたね」ページに掲載されている記事は、オーマイニュースによる編集作業を経ていない、市民記者から投稿されたままの記事です。その点をご理解のうえ、お読みください。 薬害肝炎訴訟で思う事工藤 稚子(2007-12-21 16:26)
薬害肝炎訴訟の一律救済を求める原告団の行動に大きな疑問を感じています。
輸血や医療機関における針の使い回しで肝炎を患った人も広い意味の薬害だと思います。 C型肝炎にインタ-フェロンという治療薬がかなり有効でも、高額な自己負担で断念している患者さんも多いと報道されています。 薬害肝炎訴訟で出来るだけ賠償金を国から引き出して、低所得者の救済基金にするみたいな思想こそが一律救済だと思います。 血液製剤、輸血、誤穿刺etc原因が何であろうと医療行為の結果で肝炎に罹患したら大ショックだと思います。 「薬害肝炎訴訟の一律救済を求める原告団」自体が血液製剤で区別して一律救済を阻害していないでしょうか? 全国の薬害肝炎訴訟で勝訴中の原告団に輸血感染は皆無なのでしょうか? 国側和解案の「責任を認める対象となる患者に約22億円の補償金を直接支払う、それ以外の患者には原告側がつくる財団に30億円を支払い分配を任せる」はそんなに酷いと思えません。 医原性肝炎被害者全体を一律救済するべきであり、血液製剤感染者のみに一人数千万円を支払うのが社会正義なのでしょうか? 薬害エイズの場合は、薬害以外の感染は非医原性だと予想されます。 薬害肝炎の場合は、医原性感染患者中のごく一部だと推測されます。 薬害肝炎訴訟原告団の皆さんに質問したい「薬害肝炎患者のみが多額の賠償金が正義で、同じ医原性でも輸血後肝炎患者は自己責任ですか?」。 「一律救済」を叫ぶなら薬害以外にも多数存在する医原性感染患者の苦悩に少しは考慮されるべきだと思います。 TV報道でも薬害肝炎と同じくらい、非薬害性医原肝炎の不幸を報道するべきだと思います。
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