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更新履歴 |
| 2007,12,25 |
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答申・知事意見「糞くらえ」 |
| 2007,12,24 |
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「海の戦闘機」巡視艇の爆音は |
| 2007,12,23 |
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牙を研ぐ「ヤマト４権」−サンシンで迎える |
| 2007,12,22 |
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知事意見の２面性ー法治国家の危機 |
| 2007,12,21 |
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野生生物と光 |
| 2007,12,20 |
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明日 知事記者会見４：３０ |
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| | 答申・知事意見「糞くらえ」 | 2007,12,25  |
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悪天候
マグロ船水揚げの中
昨日、パワーポイントの作成できるコツをつかんだ。夜、遅くまでうれしくて、パソコンいじり、いくつかの講演の作成する。時代遅れの男も発展するのだ。照雄日記に写真添付できると、日記もリアルになるか。
この数日、天気が悪い。朝寝。７時現場着、作業車１台あり、乗車の顔見慣れない。今日は変わった動きあると読む、マグロの水揚げに群がる作業員に「ソナー引き揚げ？」と聞く、いつもの作業車が到着する。イノーのライン調査と読む。いかに、非科学的かは昨日の日記に書いた。国際的ガイドラインで行っていない。
ソナーは年末・年始の準備とみる。年末・年始、釣り人がアンカー絡ませたら管理責任の問題となる。まさか、正月も休まず再設置はさせないであろう。だが、答申・知事意見が出ても調査強行、沖縄防衛局にとって「糞くらえ」に過ぎないのだ。年末ぎりぎりまでやって、正月明けはもっと強化される。今日は、先週の倍のダイバー出動。
雲が複雑な動きをしている。海上には雲の動きに注意するよう連絡を入れる。
高江動く
今日の見出しを「糞くらえ」とした。政府は徹底した強権で沖縄を潰す。沖縄県民が徹底して抵抗できないように、思想的には無力感、虚脱、諦めをねらい、政府への恐怖感を持たせる。金武、宜野座、恩納村に首長はわずかの特別交付金で住民の安全と命を担保とした。これらの住民の命は数千万円なり。村の幹部は使える金ではないと嘆いて、沈黙。政府は笑っているであろう。
「糞くらえ」と沖縄防衛局は年末の手薄を狙って奇襲作戦、石破大臣の得意戦法である。N1は阻止、N4に２台砂利が搬入された。パトカー２台とすれ違う、その後ろに刑事課の車、後ろから防衛局の車、名護署が誘導している。そろった、防衛省、海上保安庁、沖縄県警が一体となった。
変わったことは防衛局の職員より民間警備会社の警備員が増えたこと、石破大臣の奇襲作戦の狙いは「住民と住民を戦わす」権力者の古い手を示すため、警備会社、特に警備員はかわいそうだ。正月も勤務というから特別手当の交渉しますかと話した。
稀少生物絶滅作戦
辺野古と同じだ。得体のしれない土壌か
松も生えない、何か化学物質？
ヘリパットのゲートが開いている。こんな緊急時にあいているから、入ってくださいと告げている。基地の中に入って、７月に移植した稀少生物移植状況の見学に行く、へりぱっとの広さは広大、南北にゴルフのパー５より長く、明らかにMV２２オスプレイを想定、駐機場予定地と思われる地帯の片隅に移植地がある。
私は炭焼き少年、パイン栽培、キビ作農民だから、この土地、農民の目で見る。やせ地に生える芝、この芝に生える草のみである。普通、このような土地には、松かタイワンハンオキが生える。松が周りに悲しそうに生えているだけ、絶対におかしい。
このおかしい土壌に、真夏に、移植、当時、具志堅徹名護市会議員は防衛局職員に「こんな場所に、こんな夏の太陽で移植するのは業者の責任ではない」と基地の中で追及している。
すべて、消えている。移植の土は残っているから、全部枯れてしまったのだ。具志堅議員は１０月まで保護ネットはあった。移したら当然痕跡が残る。
松は枯れた土壌を好む、特に、薄いススキ、生えてきた松、台湾ハンノキの幼木も見えない。
センダン草の白い花も見えない。沖縄の草原に入れば、センダン草の種が体中に付着する。ここは、得体の知れない土壌だ。
沖縄防衛局は辺野古で海上保安庁と生態系破壊の新たな動きを示した。高江でも同じだ。今までN4に警備員を置いていなかった。今日から配属された。
センダン草も、松も、タイワンハンノキも見えない土壌って、沖縄にある？
本当に素朴な疑問を書いておく。
辺野古では政府総動員でジュゴン追い出し作戦
高江ではセンダン草の花が咲かない
石破防衛大臣の作戦を「沖縄糞くらえ」と題名付けたが、糞なら土壌を豊かにする。しかし・・・・・。
石破防衛大臣になって奇襲作戦の連続、門を閉めないで明け、警備員を配置、刑特法でおとり逮捕作戦もあり得ますので、仲間たちを守る自己防衛のために、ゲート閉め鍵をかけました。
数か月、N1ゲート「わ」ナンバー放置して、鍵の中央に止めた場所の車撤去しました。ここは空いたので駐車場にしました。８月下旬の攻防、沖縄防衛局の指揮官は「刑特法違反」と絶叫（ビデオ収録）していましたが、県道でも刑特法適用もくろんでいるのですか。それとも、名護署刑事課長M氏と警備会社と共同で道交法違反で「罠」にかけるつもりですか。今日の車の隊列はデモストレーションですか。
こんな手紙を書きたい１日の経験でした。
市民・村民・ドライバーの皆さん。砂利を積んだリース会社の４トントラック、大宜味・東・国頭村で見たら情報ください。
リース会社町田機工。「わ」ナンバーのボンゴで作業服車群も。「命の水を守るために」 |
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| | 「海の戦闘機」巡視艇の爆音は | 2007,12,24 |
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「ブロッコリーの森の島ラッキョウ」
順調に育つ
朝から冷たい。昨日は携帯電話に電話なし。この４年間で初めてのこと。孫結が帰り、部屋は空洞。
ビンゴ連れてブロッコリーの山の畑で草取り、野菜の上を飛び跳ねているが、前日の豪雨（幼女水死）、畑はウリーで草取りに楽だ。ビンゴ、新芽を出してきたシマラッキョウ、島菜など踏みつけ、ラッキョウを引き抜いて食べている。
ブロッコリーの森までビンゴを縛る必要はない。無心に草取りをする。年末には友人たちに正月用に送る。
今、育っているラッキョウは沖縄大好き居酒屋、沖縄学習イベントに販売をする物、１年間畑に寝かし秋からネット販売、今年は球根の拡大が生産の中心、春必要な沖縄大好きイベントに送付も可能である。ヤンバルの朝露、朝霧で育つ「ブロッコリーの森のラッキョウ」に期待ください。
海上保安庁のジュゴン追い出し作戦―海の爆音
国際的批判に晒そう
薬害肝炎問題で福田首相は議員立法で「一律救済」を表明、政治的狙いもあるが、国民が政治と官僚政治に「風穴」を開けた。国民世論が政治を動かす実感が一歩前進した。
この日記でも触れたが、V字形滑走路建設計画、作業ヤード建設にサンゴ区域の浚渫、沖縄防衛局は絶対に必要と言っていたが、措置協議かに出された資料から消えている。石破防衛大臣の思惑があるだろうが、世論の反映で新たな矛盾が「膿」でてくる。
海上保安庁がジュゴン追い出し作戦のために巡視艇１１隻、ゴムボート約２０艇を発注し、防衛省のジュゴン追い出し作戦に加わるようだ。
幼いころ、ダイナマイト漁が盛んであった。魚は骨が砕けた。人間とサメの奪い合いが始まる。海の生き物にとって音は生命の危機である。
巡視艇が辺野古に現れる時、音でわかる。耳が唸りだし、追跡始めるとまさに爆音である。１１艇が大浦湾、辺野古でカヌー�議�に巡視艇１艇、ゴムボート数艇を配備する計画、
ジュゴンやウミガメは光と音に敏感である。魚類は「爆音」の波で体の骨の危機にさらされる。断層の大浦湾、サンゴ礁の辺野古・大浦湾、爆音は水中でコダマとなって海底を揺るがす。これまでの観察で巡視艇はジュゴンのクチ（藻場に入る道）から入ってくる。１度、巡視艇が入れないサンゴ礁の上を巡視艇追跡した。スピード出すと爆音はすさまじい。
海上保安庁は巡視艇が「海の戦闘機」をよく熟知、爆音の環境に与える影響など自覚しているはずだ。
沖縄の海で防衛省と海上保安庁のジュゴン・海ガメ追い出し作戦、海性動物追放作戦が計画的、周到に行われる。
かって、西元那覇防衛局長は「死んだサンゴ」破壊して「何が悪い」と居直った。ジュゴンなど海性動物を辺野古・大浦湾から追い出して「厳正に保全すべき海域」を消滅させる作戦だ。だから、財務大臣は疑惑の額賀元防衛大臣だ。造船会社支援大臣の姿が見えてくる。マリコンと海上保安庁・防衛省の癒着も見えてくるかもしれない。
カヌー１艇に巡視艇１艇、どうも、世間常識から出てこないのだ。喜寿を過ぎたS女史、毎日、夏も冬も海上でカヌーに寝ている。すごい。巡視艇を造船させるのだから・・・・。
埋め立ての方法書に「巡視艇が海性生物に与える影響評価、予測」に組み入れる要請書の提出も検討しなければならない。
サンゴと海は再生する
幼いころから、サンゴの海で遊んできた。復帰以後の振興開発で赤土汚染などでの破壊も見てきた。「森は海の恋人」、ヤンバルの森は松から主人公の照葉樹林（ブロッコリーに似ているー特にイタジー）が森を包み始めた。川は洪水でも黒い色になり始めた。
防衛省は死の海を描きたい、海上保安庁が手助けをする。慶良間諸島でサンゴの再生が見られる（琉球新報ー下記記事）。産卵が始まると沖縄諸島の周りに付着する。大浦湾サンゴ礁（リーフ）に再生が顕著に見られる。
白化現象をまぬかれた日本有数のユビエダサンゴ、日本最大の白保に次ぐアオサンゴの発見、周辺の浜サンゴ類が「どっこい」生きている。
海は世界をつなぐ、慶良間、白保、大浦と辺野古のサンゴは「結ぶ」、孫娘結は、自然界を、「結びの目」で見るお土産を置いていった。サンゴの海で泳げる成長を楽しみにしている。
社会（琉球新報）（１２月２４日）
サンゴ回復の兆し 昨年比、被度３．８―１０ポイント増
【座間味】慶良間自然環境保全会議（理事長・宮平鉄哉渡嘉敷村商工会長）が１０、１１月に阿嘉島ニシハマ、嘉比島ブツブツサンゴで実施したリーフチェックの結果がこのほどまとまった。生きているサンゴが海底を覆っている割合を示す「サンゴ被度」が両地点で昨年より３・８―１０ポイント増加し、回復の兆しが出ていることが明らかになった。両地点ともラムサール条約の登録海域にある。
調査は、ニシハマは水深２メートル、嘉比島は水深５メートルと１０メートルの地点に１００メートルのラインを設置し、ライン上に４本の２０メートルライン（測線）を５メートル間隔で置き、測線を中心とした幅５メートルのベルト内のサンゴ被度を測った。
ニシハマでは昨年の１７・５％から２１・３％に、嘉比の水深１０メートル地点では１８・１％から２３・１％、５メートル地点では２３・８％から３３・８％にそれぞれ増加。調査に当たった阿嘉島臨海研究所の谷口洋基研究員は「オニヒトデの異常発生が一段落したことと、生き残ったサンゴが順調に成長した結果」と分析している。慶良間海域では２００１年、オニヒトデの異常発生でサンゴが被害を受けたが、ダイバーらがオニヒトデ駆除を頻繁に実施した結果、個体数が減少した。
谷口研究員は「ホワイトシンドロームなどサンゴにとって脅威となる現象も見られるが、来年の調査でさらに被度が増加していればここ数年、荒廃著しい慶良間のさんご礁が回復に向かっているという明るいデータとなるだろう」と話している。
非科学的な防衛省、サンゴライン調査
国際的調査基準逸脱
上記、記事の調査方法は、我々の調査方法と全く同じ、今、辺野古でやられているライン調査は、国際基準を逸脱している。マンタ法も都度、非科学的と批判してきた。
この記事を持って、辺野古の海に来てください。
「 百聞は一見にしかず」
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| | 牙を研ぐ「ヤマト４権」−サンシンで迎える | 2007,12,23 |
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孫結が帰る
我が家もさびしくなるか
娘が初孫結を出産して１月余、明日、愛知に帰る。顔もふっくらとしてきて表情も豊かになってきた。妻は一日中カメラで写真を撮ったり、抱いたり、孫から離れない。妻がさびしい思いをするであろう。
テルジーが抱くと泣かないから、抱く時間も増える。だいぶ重くなった。都会のアパート、子どもは泣くのが仕事、運動だから隣を気にするなと言っている。今度の春はゴーヤーを早めに、数本植える。子どものカブレによく利く、葉を煎じて湯船に入れると翌日は奇麗になっている。ゴーヤーは夏バテの薬でもある。植物は薬、ヘチマの化粧水もある。ヘチマは腎臓の薬、仏葬華の葉で髪を洗うと黒髪が鮮やかだ。オオバコを煎じて飲めば喉のガサガサが消えるなど、自然の薬を使うのも大切だ。
便秘にはシマラッキョウは効果てき面、日曜日、畑で無の境地に入る。
沖縄タイムス「声」（１２月２４日）
防衛相は責任をとれ
沖縄タイムス「声」に送っていた投稿が掲載された。
拝啓石破防衛大臣殿
外国の友人から「大浦湾のユビエダサンゴ守りましたねー」のFAXが入った。第５回代替施設措置協議会のHPを見ると、方法書大浦湾作業ヤード「浚渫区域」が無くなった。私は県アセス審議会に、同区域のユビエダサンゴ、ハマサンゴ群落、クマノミ群落、世界でも珍しいスイショウガイ（動くサンゴ）などの豊かな生態系があり、作業ヤードは無謀の要請文を出していた。
石破防衛大臣が決定したのだから信じたい。ですが、沖縄防衛局はケーソ式護岸を運ぶには大型作業船が必要とアセス審議会で強調していた。だとしたら、浅瀬でサンゴを破壊しない技術について石破防衛大臣は世界に説明責任を負った。それとも、石破防衛大臣は大浦湾の生態系が大きな問題なったので意図的に消したのか、疑問が残る。防衛大臣と沖縄防衛局は沖縄の首長たちにどう説明したかなど、世界に説明するべきではないか。
その他、知事意見、今後の政府のアセス手法、県の対応などについても原稿を送っている。
牙をむき出す
海上保安庁
財務省はV字形滑走路建設のために巡視艇１１隻、大型ゴムボート含む予算（３７億円）を認めた（新報）、タイムス報道は「刑事課」（公安）も設置という。カヌー１隻に巡視艇１隻、しかも、特高警察並弾圧体制だ。
思う、日本経済新聞が「政府の責任で妨害行為の排除」（05年10月7日社説）の提言が読売、産経に波及、中央紙は煽った。政府として「実を結んだ」ということになる。
中央マスコミは「第４の権力」として、その権力を行使した。ヤマト４権は「剣の思想」を具体的に行使（非理法権）、沖縄は「サンシンの思想」（天）で立ち向かう。
４権の総合的心理作戦
生きて輝く市民投票と非暴力主義
琉球新報コラム「金口木説」に面白いコラムがある。今のヤマト４権の沖縄は実験場、「剣」を次々に行使することによって、諦め無力感を醸成する。その実験成果によって憲法改悪につなげる。
だが、国民が政治を変える意識は確実に国民の体に蓄積されてきている。名護市民投票が示した「大切なことはみんなで決めよう」は「国の大切なことは政治家に任されない」は、福田政権の支持率を低下させ、「死に体」になり始めている。名護市民投票は生きて輝いている。
喜寿を迎えた女性は毎日、海にカヌーを浮かべ、４月以来ジャケットの非暴力の文字が太陽のように白い波に輝いている。
今年を象徴する文字は「偽」のようだが、偽りに、沖縄は「真ーしんー信」で政府を追い詰め、喜寿の女性の「不屈」だ。
新報コラム
１９６７年、米国の心理学者セリグマンらはある実験をした
▼一方の犬には電気ショックを繰り返し、どうしても逃れられない状態を経験させる。別の犬には、鼻でパネルを押すと電流が止まる実験を繰り返す
▼次に間仕切りを用意し、飛び越えればショックを免れるようにした。すると後者はほとんどが間仕切りを飛び越えたのに対し、前者は大半がひたすらショックを耐え忍んだ
▼これを「学習性無力感」と呼ぶ。自力でストレスを回避できない経験を繰り返すと無力感に打ちのめされる。客観的には少しの努力で成功する状況でも、成功の可能性が考えられなくなるのだ。尊厳を踏みにじられる局面が続くと、いかに人を無抵抗に追い込むかが分かる
▼この実験は今の沖縄の状況に似てはいまいか。十数年来、住民投票で反対の意思表示をし、政府案撤回に追い込んでも、繰り返し基地の県内移設を押し付けられる。教科書検定意見の撤回を求めてあれほどの人数で異議申し立ての大会をしても、政府の審議会は意に介さない
▼県民に無力感を植え付ける意図が政府にあるのではと疑いたくなる。それなら、ひたすら受難を耐え忍ぶのではなく、間仕切りを飛び越える存在でありたい。
琉球新報社説
普天間代替アセス 県は最後まで筋を通せ
社説
普天間代替アセス 県は最後まで筋を通せ
防衛省のごり押しを結果的に追認する形とならないか。アセス法の限界も背景にはあるのだろうが、もっと県の主体性を明確にすべきだった。
米軍普天間飛行場の代替施設建設に関し、防衛省が作成した環境影響評価（アセスメント）方法書について、県は「方法書は不十分」と指摘。その上で、アセス調査の前に事業内容や調査・予測・評価の手法を具体化させ、再審査させるよう求める知事意見を、沖縄防衛局に提出した。
ただ、県環境影響評価審査会が答申で言及した方法書の書き直しについては「（答申を）真摯（しんし）に受け止める必要がある」とするにとどめ、方法書の公告縦覧など手続きのやり直しは求めなかった。
さらに、現況調査（事前調査）についても「中止も含め検討する必要があるとの審査会からの指摘があり、事業者は十分配慮する必要がある」とし、中止要求までは踏み込まなかった。
いずれも、審査会に責任を預ける格好だ。これでは県の真意が伝わらない。従来、知事は事前調査や方法書について批判を重ねており、それからしても今回の意見は納得できるものではない。問題の先送り、とされても仕方がない。はっきりと方法書の「差し戻し」を要求すべきではなかったのか。
アセス調査前に事業の見直し個所の公表、再審査せよ、との要求にしても、これまでの事業者（防衛省）の態度をみると、どれだけ実行できるか。はなはだ疑問だ。審査会でも、委員の事業内容の説明要求に対し「決定しておらず具体的に示すことは困難」（沖縄防衛局）と、木で鼻をくくるような、核心部分のはぐらかしに終始した。
知事意見の本気度をどう判断するか。例えばアセス調査に先立つ県の許認可がある。来年２月に予定されているアセス本調査で、沖縄防衛局はサンゴ類、ウミガメの卵の採捕について、県の許認可を得る必要がある。これについて県の下地寛環境政策課長は「再審査を求めたことに対し、沖縄防衛局が要求を守らなかった場合、サンゴなど採取の許認可は厳しい」と述べて、防衛局を牽制（けんせい）する。
こうした態度を最後まで県が貫けるかどうか。本気度を図るバロメーターとなる。書き直しを明記した審査会の答申を県自身が「真摯に受け止めよ」としており、このことは、県にも向けられている。字句通りに解釈すれば、県のとる道は限られてくる。
「アセスに協力がもらえないなら、北部振興策も凍結ということになる」（防衛省幹部）。早くも中央からは、こんな「脅し」も伝わってきた。知事意見が玉虫色になった背景の一つでもあろう。しかし、安易な妥協は禁物だ。県は最後まで筋を通してほしい。
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| | 知事意見の２面性ー法治国家の危機 | 2007,12,22 |
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知事意見
連日、沖縄県知事への要請を訴えた。お礼を申しあげます。
知事意見はアセス審議会「前文」の答申内容を認めつつも「方法書のやり直し」「事前調査」の中止を求めていない。新報は「事実上の書き直し」、沖縄タイムス「アセスさらに形骸化」と評価、一致点は手続き否定せず。
昨年１２月３０日、沖縄タイムス論壇に「極道のアセスメント」を書いている。政府と沖縄県は「手続きの調整アセス」を狙っているが主点である。2014年完成のためにはアセスで短縮するしかないのである。
事前調査はそのためのものである。調査は1年、あるいは複数年を要するものもある。人間環境はもちろん、「厳正に保護すべきAランクの海域」は生物多様性の宝庫、いい加減な調査はできない。作業ヤード予定地は絶滅危惧種オキナワギクなどが群落を形成している。いとも、簡単に埋め立てるのか、移植可能かの実験も必要だ、しかも、天然記念物の嘉陽層を好む、希少生物の宝庫である。
防衛省は7月に準備書を提出するとの報道がある。方法書提出前から新聞（新報）では報道されていた。最低、方法書確定（形式的）して調査は1年必要である。
沖縄県知事が手続きを否定せずの方針は、防衛省の想定の範囲である。事前調査もアセス法の1年に組み込んでいいという手続き過程で動く、知事は「口約」を叫ぶ、手続き書類は印鑑を押す。
アセス審議会が求めたものは、アセス法（28条、条文は明記してないが）に沿って最初からやり直しである。
事前調査も中止でなければならない。石破防衛大臣は、2月調査を表明した。2月、3月調査をして4月から始まった事前調査で1年とする。
事前調査は防衛省設置法4条19号を法的根拠にしている。政府機関は何でも勝手にやって、無謀な開発行為をしていいという論理である。民間事業であれば環境省はストップをかける法的、行政的処置をする。方法書でいう春夏秋冬は「冬」のみである。法治国家日本は四季も変えるのである。
逃げ道の広い知事を見抜くには
学者・専門家の学問的成果
勇気を闘いに生かすこと
沖縄県知事は、審議会の学問的成果と知見を否定できなかった。知事は怖いのだ。今の子供たち、知事の生徒のころとは違い地球的規模で環境問題を学ぶ、生物多様性を学ぶ、海ガメの放流、サンゴの移植など多岐にわたっている。
ですが、行政の手続きは複雑で国民の常識では見えない、知事の狙いは無知な県民に「依拠」して印鑑アセスをするのです。「法律上、行政上、限界だ」と繰り返せばいいだけのこと、逃げ道は広いのだ。
次は「埋め立て」答申
もっと、知的財産と豊かな心を
防衛省の環境アセスは法治国家日本の崩壊の減少の一つだ。故阿波根昌鴻翁は法治国家日本を「非理法権天」と規定した。非道に理性は勝てる。理性は法には勝てない。法も権力者は自己に都合のいいように使い、使えなくなると法を変える。だが、天は見ている。天は人民である。人民は5本の指のように形も役割も違うが、コブシになれば強大な力を成し遂げる（5本の指の思想）。瀬長亀次郎は力を生みだすものは「不屈」（勇気も含む）と、県民を鼓舞した。
沖縄県環境審査会は、非理を学問的良心で発露し、勇気を持って答申を出した。権力（防衛省・沖縄県知事）は権を行使した。
沖縄県民は「権」を見抜き始めた。教科書問題も「権」であり、日本は法治国家か。権力者たちの道具か。特に、物理的武器を持つ防衛省を法治国家を崩壊させるものとして描き始めている。
次は、埋め立てに関する答申、知事意見（1月21日）、今年の、教科書問題、米軍の横暴、防衛省の無法、知事の「口約」政治などに対する1年の蓄積をバネに、仕切り直しが始まる。
アセス審議会の勇気、公開民主主義は県民の理性的知識と行動を豊かにする。人材育成と言って、お金に学問を従属させる知事では知的財産の放棄があらゆる場で起こる。 |
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| | 野生生物と光 | 2007,12,21 |
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天気を読む
汀間漁港６時３０分、南東の風生暖かい、朝焼けが乱れている。太陽はぽかぽか今日は作業不可能と読む、例の如く偵察車来る。マンタ車来る。大きな波不可能だ。
辺野古から５隻、どんな操縦で来るか参考にする。１隻は北西にシュワブに沿って波を切っている。正解だ。横波が一番怖い。
雲の動きをみる。必ず、カジマーイあり、雨になる様そう。このときの風の周りが危険である。
作業員もバースで日向ぼっこ。８時４５分ごろ責任者から出港なしの連絡を受ける。
ヤナ（巣）を汚す
ソナー設置
水中ビデオ、そなーをジュゴン・海ガメ追い出し作戦と追及している。タコや魚の住み家をヤナという。イシミーバイは自分たちの住み家を持っている。今日、ビーバイが釣れたから明日も同じ場所釣れない。潮の周期の期間が必要である。タコの穴をいくつか持てば生活できるという。沖縄最高の高級魚マクブもそうだ。マクブはサンゴ礁地帯に住みヤナの周りをきれいにする。
ところが、ビデオ、ソナー設置されてマクブが取れなくなった。周りに藻が生えている。私たちの行動に糸満のｊ氏が参加して久しい。野外テントを張って暮らしている。どんな寒い日も潜水服をつけることはない。タコ、マクブのヤナを知っている。漁業権が異なるからとることはない。
漁師に聞くとタコもマクブも取れなくなったと嘆いていた。さらに、ｊ氏は言う。新しいソナーは光を反射してカメも追い払うようだ。ソナーを設置したとたんにカメが姿を見せなくなった。臆病なジュゴンはなおさらだ。海の波は太陽、月、基地の光をソナーを鏡にする。野生生物は伝統など恐れる。特に、カメラのフラッシュは最大の敵で、鳥などは放卵する。
沖縄では漁師のことをイチマナー（糸満）という。ｊ氏のマクブのヤナの話を地元の漁師の「魚、タコがいない」が証明する。
ビデオもソナーもジュゴンや魚が上るクチとその周辺に置かれている。潮流の変化も微妙に変化する。
タコ取り２世Ｈ氏のタコの穴を数か所潜ってみた。だめだ。現職のころ、タコを持ち込んで「タコの恋」のタイトルで授業してみた。ゲタゲタ。 |
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| | 明日 知事記者会見４：３０ | 2007,12,20 |
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沖縄県知事に要請
今晩も引き続き がんばりましょう
あなたの１０分を辺野古の明日のために
昨日は眠れなかった。歯医者に金も暇もないので歯槽膿漏で葉が傷みだした。６時に起床、顔も洗わず汀間漁港へ。潜水夫一人当たりボンベー２本、午前中の作業と読む、平島丸で現場激励に回る。太陽が出て海の鮮明度抜群、東京から来た支援者を乗せ感動の連発、１１時弁当を運ぶ、午前中と呼んでも日常の行動をする。弁当船に別の東京から来た方を乗せる。かなりの年配、波が少々ある。船を風に向けて体を支えて立って海を眺めてもらった。座ってみる海と立ってみる海は全く別の海になる。
調査船団、港を目指す。昼食を取って胃袋が安定（朝食は島豆腐）したところで、胃袋が睡魔に誘うので車から寝袋（常時携帯）を出してテント村のコンクリートに寝る。枕はジャケット、太陽が温める。
夜、市民投票１０周年記念講演、大西公民館満杯、第二弾は２月９日、岩国市長井原氏の講演を計画している。
作業ヤード浚渫区につて
赤旗が書いた。閣議に等しい措置協議会が浚渫区域削除したのだから、作業ヤードから、どのように、巨大なコンクリートの塊を運ぶのか、防衛省の技術に注目したい。
宮城県の水釜港のケーソン式防波堤、高知港の防波堤の資料がほしいい。この二つのケーソン式巨大防波堤の設置工法、使用された船泊、作成方法知っている方、情報をください。防衛省はこの２港を辺野古に適用しょうと思っていると想定される。
環境審査会で沖縄防衛局は作業ヤードから海に巨大ケーソンを降ろす技法までは見せた。しかし、大浦湾を想定したものではなかった。
これらの船舶などがわかると、石波防衛大臣とマリコン（海洋土木）との関係が見えてくる。防衛族きっての理論派石破氏のマリコンとの関係が見える。なぜなら、短時間で、浚渫が消えるのには、マリコンの攻勢がない限り、石破防衛大臣が、沖縄防衛局の方法書をいとも簡単に変えることはできないのではないか。
そこには、マリコンの新技術が石破防衛大臣に進言されていると推測するのが、世間一般の解釈となる。
でなければ、沖縄防衛局は無能方法書を出したことになる。石破防衛大臣が沖縄防衛局作成の方法書の欠陥を「閣議」で表明した。決定権者からも否定される方法書である。この重大性を沖縄知事、島袋市長はどのような説明を受けているであろう。
名護市副市長は「装弾場」を昨年１２月に沖縄防衛局から説明受けて、隠し続けた。今回も同じか。
この事態は沖縄防衛局長の首が飛ぶ問題でもある。さて。
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| | ヘリ基地反対協緊急の訴え | 2007,12,19 |
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ヘリ基地反対協議会から
全国に緊急の訴え
沖縄県知事へFAX,メールで次の要請を
沖縄県知事はアセス審議会の答申を知事意見としてください
沖縄防衛局に方法書のやり直しを求めてください
事前調査の中止を求めてください
科学者・専門家の科学的答申を反古にしないでください
団体、個人含めて行ってください。特に、個人の要請は大きな重みがあります。
あなたの１０分を辺野古にください
要請先は下記に紹介します。２１日未明まで、知事意見２１日ぎりぎりまで。
沖縄県知事 仲井真 弘多 殿
【受付方法】
◆郵送の場合 〒900-8570（郵便番号だけでも届きます。）
沖縄県那覇市泉崎1-2-2
知事公室広報課 「知事へのたより」 宛
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昨日と今日の辺野古
爆音と銃声の止まない異常
朝６時１５分、汀間港着、高校教師退職S女史が海水スーツつけてすでに来ている。私が出られない時のために「見習」、アセス答申が出され、沖縄防衛局は否定のために船団を増やす予想的中する。ｓ女子辺野古に戻り海上の行動に参加する。県民会議、多くの団体が知事交渉、テント村を預かる。キャンプシュワブでは銃声止むことなく続く、１１時はるか上空で旋回爆音（２時ごろまで）、抗議の影響か名護市と宜野座村の境目近くで旋回している。最近、基地内からコーラン流れる。シュワブの海兵隊イラク派兵近いか、昨日、揚陸艦も姿を見せた。
天気が不安定、こちらが引き揚げると４時半から未設置のソナー設置作業を始める。自動車のランプがつき始めた。知事意見に神経をとがらしているのが見える。沖縄防衛局、太陽の下では仕事ができないのだ。最近は、民間人を雇ってこちらの動きを報告する「スパイ」らしき車が動いている。ほぼ確定。
今日も６時１５分、昨日はおにぎり忘れた。今日は「おにぎり」を頭の中に叩き込んだ。
現場から家に、反対協、全国発信を行う。
名護市民投票１０周年
今、輝く力
市民投票１０周年行事
第１弾
１２月２０日（木）６：３０
講演「名護市民投票は生きている」
琉球大学高作教授
大西公民館
第２弾
２月９日（ ）
講師 井原勝介岩国市長
「赤旗」連載「美ら海のままでー名護住民投票から１０年」（２）、結びは「大事なことはみんなで決める」「地域のことを決めるのは政府ではない。住民が主人公」（保育園園長）。住民投票の合言葉は今も生きて輝き続けていますと結ぶ。
ヘリ基地反対協議会の緊急の訴え、あなたの周りに広げてください
国民世論が政治を動かす時代
日本が成熟した民主主義を確立するために
腐れ切った防衛省、アメリカ追従許さないために
今、声を
参考資料沖縄タイムス社説
社説（２００７年１２月１９日朝刊）
［審査会答申］
知事意見に注目したい
米軍普天間飛行場の代替施設建設のため防衛省がまとめた環境影響評価（アセスメント）方法書について、県環境影響評価審査会は、記載内容が不十分だとして書き直しを求める意見を県に答申した。
これを受けて仲井真弘多知事は、沖縄防衛局に対し、二十一日までに知事意見を提出する予定である。
知事意見に法的な拘束力はないが、政治的には、大きな意味を持つ。
知事意見は、アセスの方法書に対する見解表明であるにしても、そのことを通して普天間問題と環境問題に対する知事の基本的な考え方が示されるわけで、知事の姿勢が問われる局面を迎えた、といえる。
知事は昨年の知事選の際、普天間飛行場の移設問題について、地元の頭越しの日米合意を批判し、現行Ｖ字形案に反対することを明らかにした。しかし、普天間問題の争点化を回避するため、それ以上多くを語らず、意識的にあいまい戦略を採用して当選した。
この一年間、「沖合移動」を主張してきたが、なぜ移動が必要なのか、仮に移動が実現したとして、その場合の受け入れ条件は何なのか、移動すればそれで済む話なのか、具体的な数字や事例をもとに説得力のある言葉で語ったことはない。
一九九八年の県自然環境保全審議会の答申で、キャンプ・シュワブ沖水域は、自然環境の厳正な保護を図る区域として最も評価の高い「評価ランクＩ」に区分された。この水域に生息する世界的にも貴重なジュゴンは、絶滅危惧種の指定を受けている。
こうした問題に知事がどのような考えと感度を持っているかが問われているのである。
政府は第五回普天間移設協議会で、凍結していた北部振興事業費百億円を近く執行する方針を明らかにした。
その一方で防衛省幹部は、環境影響評価審査会の厳しい答申をそのまま踏襲して厳しい知事意見を出してきた場合、「協議が円滑に進む状況でなくなるため北部振興事業の執行も見直さざるを得ない」と、露骨な脅しをかけている。アセス制度の趣旨を無視した不謹慎な発言というほかない。
政府は来年二月からアセス調査に着手する考えだ。知事意見に対しても、どのような内容であれ「今後の作業に影響はない」と強気の姿勢を崩していない。だが、知事意見を無視してアセスを進めることは制度の形骸化を意味する。あってはならないことだ。
この難しい局面に知事はどのようなメッセージを発信するのか。知事意見に注目したい
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| | 沖縄県知事にあなたの声を 今すぐ | 2007,12,18 |
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方法書改ざん見つけたー措置協議会配布資料
「美ら海のままに」
―名護市民投票から１０年―
しんぶん「赤旗」が上記のタイトルで連載記事始めた。１回目は「民意の底力―動かない山動く」で、私の毎日日記、東恩納琢磨さんの１票選挙から筆を進めている。４面に「知事に環境守れの声を」と照雄日記のブログを紹介している。
闘いには節目があり、先週まではアセス審議会にいかに方法書の撤回を認めさせる闘いであった。多くの学び合いと交渉、要請などが繰り広げられた。
審議会が学者・研究者の学問的良心を発露、沖縄県民の心を代表した。日本の環境アセスメントに画期的なことである。中央マスコミが伝えるかは、知らない。
しかし、知事が沖縄防衛局に学問的成果を守るかは保障できない。知事は、学問は政治に従属する認識のように思える。教育に与える影響も否定できない。
２１日、未明までの短い時間、大きな意味を持つ。
今、国民が政治を動かしている
あなたの知事への要請は「動かぬ山、動かす力だ」
おかしな方法書の改ざん
作業ヤードの浚渫場所が消された
第４回措置協議かにとうとういくつかの「設計図」を出してきた。方法書にあった「浚渫場所」が消されている。方法書の改ざんである。よほど、下記の私の琉球新報論壇が堪えたのであろうか。沖縄県ホームページから第４回措置協議会配布資料見てください。この配布資料はカラーですから貴重な資料です。
答申が事前調査の中止を求めているが、沖縄防衛局は事前調査を拡大してくるであろう。なぜなら、教科書問題でも見られるように、大本営「政府」は、沖縄を潰せである。噂では環境省は沖縄県の担当を東京に呼び出したとの情報が聞こえてくる。
今日も、未明から汀間漁港の監視とテント村だ。各組織の会議が開催され対応を協議するであろう。組織は緊急性に対応が遅れる。
琉球新報論壇
方法書の作業ヤードは
サンゴ・生態系破壊宣言書
太平洋・インド洋でサンゴの危機と保全が問題となっています。地球温暖化は熱帯雨林はじめ森の保全、海のサンゴや海藻の危機と深く結び付いていると言われている。
沖縄西海岸域でサンゴ移植やオニヒトデ対策などが報道される。一方、東海岸域では生きているサンゴなどの破壊計画が報道される奇妙な沖縄の姿が目に付きます。那覇防衛施設局は普天間代替施設の環境アセスメントの方法書を、沖縄県が受取保留のまま、広告縦覧した。ここでは作業ヤードに限定して方法書の問題点を述べる。
名護市東沿岸域の評価は「自然環境の厳正な保護を図る区域」ランク�機癖�法書）、日本500の湿地の一つである。方法書には大浦湾、辺野古漁港域に代替施設建設作業ヤード想定図が掲載されている。結論を先に述べると「サンゴ・生態系破壊宣言」、沖縄の歴史・文化および信仰に対する侮蔑観に貫かれている。
大浦湾は辺野古弾薬庫に沿って断層が走り、海底は二見集落から太平洋に傾斜となって深くなってゆきます。名護岳・多野岳の森から大川、丁間川などが注ぎ断層が海の川となり、広大なサンゴ礁が湾を守っている。海底断層東側にはユビエダサンゴの群落、ハマサンゴが発達している。さらに、サンゴの群落にはクマノミが数百群れる「クマノミ城」と称される珍しい生態も確認されている。沿岸部にはハマサンゴの群落が点在し、サンゴ礁地帯にサンゴの再生が著しい。
大浦湾作業ヤードはユビエダサンゴ、クマノミ城などのサンゴ群落を破壊、生きたサンゴの墓場を作るようなものである。サンゴの危機と保全が地球的課題になっているとき、このような作業ヤード想定図を広告縦覧する那覇防衛施設局の太い神経の異常さが見えます。大川などの豊かな水はマングローブを形成、新鮮な冷たい水がユビエダサンゴなどを白化現象から守っている。
辺野古作業ヤードと作業道路想定図は、干潟には数十万のミナミコメツキガニ（本島北限？）、天然記念物オカヤドカリが生息、埋め立て及び道路は嘉陽層が走り稀少植物オキナワギクなど、まさに、ジュゴンのみならず「厳正な保護を図る区域」なのです。すでに、シオマネキは絶滅させられ、干潟の生き物たちは絶滅させられる。
それだけではありません。辺野古・大浦沿岸域は竜神・ニラカナイ信仰が残り拝所も埋め立ての対象になって、共同体のシンボルハーリーの浜を失う。沖縄的に言えば「罰あたり」の文化・信仰否定、また、両作業ヤードは住宅地に水害をもたらす設計である。
大浦・辺野古沿岸域は「厳正な保護」区域、自然の恵みを受け信仰・文化の豊な歴史を持ち埋蔵文化の宝庫を築いてきました。ユビエダサンゴの森、ハマサンゴ、クマノミ城を砕いて作業ヤードの土砂にする。マングローブの川の流れを変え、川および干潟の生き物たちの生態系をかく乱する。那覇防衛施設局の方法書は、サンゴ及び生態系を破壊する意思を明確冷静に表明した通告である。「厳正な保護」区域で、このような愚かな計画が許されるなら、沖縄が「美ら海・美ら島」を唱えることは、笑止の事態となる。
ですから、個人の資格で緊急の訴えとした。一人一人の自覚的発信が、今、先行しなければならない。
日本中から知事に
要請文を送ろう
参考例は、要請先FAX,、メールは昨日の日記。
（朝５時）
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| | 辺野古から全国へ発信ー緊急のお願い | 2007,12,17 |
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アセス審議会答申ーインターネット掲載
朝６：１５、汀間漁港監視に入る。８時１５分、サメ檻乗せて６隻出港、マグロいただく、平島丸で弁当届ける。辺野古で刺身にして海上行動に届ける。５日ぶりの早起き、疲れて、昼寝。
１４日アセス審議会受けて今日答申される。審議会の議論から方法書やり直し、事前調査中止、方法書にジュゴン国際保護動物、IUCNなどの勧告などが追加される。
２１日知事、那覇防衛局へ意見書、代替措置協議会の知事発言から、保護にされる可能性が高い。あるいは、不適切を指摘して、事業者の判断と逃げる。
県民会議も、ジュゴン監視団も、市民団体も動く、明日はテント村守る。
辺野古を訪問した皆さん、今、個人としてできること、お願いします。あなたの１０分の時間をFAX,メールの時間にしてください。今晩から２１日８時まで、沖縄県知事へ
東京の各団体の皆さん
環境省、防衛省、交渉等の緊急行動を取っていただきたい。
今回は飛行場（県条例アセス）の答申
埋め立て（法）は、１月２１日、再び、行われます。
辺野古通信、限られていますので、このブログを最大限活用してください。あなたのブログなどに転載し、発信してください。
今、なにをすべきか あなたの出番です 16日、17日、18日
沖縄含め、全国的、次のことー緊急の訴え
この訴えを多くの人に伝えて、あなたのHPにも
メールでも パソコン音痴の私に代わって
沖縄県環境審議会は学問的良心で方法書のやり直しと違法事前調査の中止を求めた。知事意見は21日が締め切り、知事は反古にするであろう。
答申を守れ
方法書の撤回を
ジュゴンやサンゴなど生態系破壊は許されない
事前調査中止
V字型滑走路の撤回を
日本のすべてから、あなたの組織も、個人も、
心から辺野古の海に基地を作らさないために
誰でもが、すぐ、できる、最も、今、有効なことです
ヘリ基地反対協議会代表委員 大西 照雄
（反対協幹事会が18日に付き、緊急対応のため責任者の一人として発信）
沖縄県知事 仲井真 弘多 殿
【受付方法】
◆郵送の場合 〒900-8570（郵便番号だけでも届きます。）
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(5ji) |
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| | 今ーなにをすべきかー知事へーすぐ 琉球新報社説を読んで | 2007,12,16 |
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奇襲作戦しかできなくなった沖縄防衛局
器の小さい石破防衛長官
それは、また、徹底した沖縄否定の意思表明
1週間調査らしい調査はなかった。また、環境アセス審議会が事前調査の答申を出した。そのため、私にも心の隙（朝の監視休む）があった。
環境アセス審議会の答申に挑戦するように沖縄防衛局は旧日本軍のように奇襲作戦でソナーを設置したようだ。堂々と何事もできない防衛省、騙し撃ちしかできないみじめな姿だ。
石破防衛長官は理論家と言われているが、あの「流し目」は姑息な目なのだ。アメリカ国防省は秘密主義の旧「大本営」と変わらない防衛省に「失敗する」危機を持っていることがよくわかる。
堂々と法律に基づいて仕事ができない。
また、法律をこねまわして新しい違法行為を行ってくる
石破の「流し目」は、沖縄に法律はいらない
科学の成果としてのソナーはジュゴン観察では科学ではないのだ。1週間も何もしないで、我々を油断させてソナー設置、国家最高の物理的権力をもち、お金も「聖域」の石破防衛大臣のやることか。石破防衛相は代替措置協議会でサンゴ、海草の採取など事前調査の拡大を表明していた。だまし撃ちの表明か。
この行為は、アセス審議会を否定して、教科書問題同様、沖縄の学問、研究を絶対に認めない。それを貫くことで、沖縄県民が島袋名護市長のようにぺこぺこ頭を下げる（名護市長の頭を下げる回数増えている）、あるいは、仲井真知事のように政府に「邪魔はしてない」とへつらわせる狙いである。
沖縄県民は堂々と抵抗権を行使する。基地を笑い飛ばすコントがあるようだが、やがて、沖縄防衛局笑い飛ばすコント集団ができるかしれない。沖縄の言葉には結構多いのだ。「ターバーーゼーク」（田場のつぎはぎ大工、信用できない大工）、すぐれた大工（ウジミデークー大宜見の大工）
方法書は「ターバーゼーク」
今、なにをすべきか あなたの出番です 16日、17日、18日
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沖縄県環境審議会は学問的良心で方法書のやり直しと違法事前調査の中止を求めた。知事意見は21日が締め切り、知事は反古にするであろう。
答申を守れ
方法書の撤回を
ジュゴンやサンゴなど生態系破壊は許されない
事前調査中止
V字型滑走路の撤回を
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韓国の「メール」革命から学ぶ
今、このとき、あなたの１０分を
沖縄県知事へのメッセージの時間にください
韓国議政府で二人の少女が米軍に轢殺された。韓国の青年・学生はHp,メールで発信しアメリカ大使館前の道路を埋め尽くした。ローソクが闘いのシンボルとなった。０３年３月韓国でローソク集会に参加した。
ボーリング櫓の闘い、若者たちのメール・Hｐは情報と闘いの武器になった。廃案に追い込んだ。
平良牧師が逮捕されたとき、HP.メールは地球を包んだ。釈放された。
今、日本では国民が政治を動かす認識の中にある。マスコミは「大本営」的ですが、インターネットは、国民を結ぶ。
あなたの１０分間を、沖縄県知事へのメッセージにください。
琉球新報社説
普天間代替アセス 知事意見に「書き直し」を
掲載日時 2007-12-16 10:37:00 | トピック： 社説
ここは素直に過ちを認めるべきだ。そして、方法書を書き直して環境影響評価法の手続きの仕切り直しに踏み切るべきだろう。それが、国が県民の信頼を取り戻す唯一の道ではないだろうか。
米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴い、環境影響評価（アセスメント）方法書を審議していた県環境影響評価審査会は１４日、方法書の書き直しを国に求めさせることを明記した知事への答申をまとめた。内容を見ると、方法書は「具体的事業の記載が不十分であり、審査（の対象）たるものとなっていない」と手厳しい。
これは裁判に例えれば、提訴の形式そのものがなっていない。つまり、審理以前の問題で、方法書が、いわば門前払い、あるいは却下されたに等しいことになる。
審査会は１７日にも知事へ答申する予定だ。今後の焦点は、その内容を知事意見に盛り込めるかどうか。これまで、折に触れ方法書の不備を指摘し続けてきた知事だが、ここは正念場を迎える。県民の意思に沿った判断が下せるか。知事の姿勢を見守りたい。
これまでの経緯を見ると、ここまでこじれた責任は国にあると言わざるを得ない。そもそも、４月から強行している現況調査（事前調査）そのものが、アセスメント方法の決定（スコーピング）を欠いており、法律や条例に違反しているという専門家の指摘もある。 さらに、方法書の前提となる施設の計画内容についても、国は情報開示を意図的にか、怠ってきている。２００メートル余の護岸や弾薬搭載エリア、洗機場の建設など国は１２日の普天間移設措置協議会で初めて明らかにした。当然、これらは方法書に盛り込まれていない。
また、海兵隊の次期主力輸送機オスプレイ配備や民間上空の飛行についても、国はいまだに認めようとしない。これらの情報開示はむしろ、米側が交渉過程で求めてきた経緯がある。地元の理解を得るためにも開示すべきだとしていた。これを日本側がひたすら隠し続けて、結局、報道で明らかになったというのが実情だ。
これら重要な計画内容が反映されていない方法書に「審査たりえない」との判断が下されたのは、当然といえば当然の結果だろう。
環境影響評価法第２８条（条例は２５条）によれば、方法書の公告後から評価書の公告までの間に、「大きな事業の変更」があれば、方法書前の手続きに戻らなければならない、としている。オスプレイ配備や弾薬搭載エリア建設などが、この「大きな事業の変更」に当たるのは、常識的にみても明らかではないだろうか。
国の側に勇み足がある、と見るのが自然だろう。知事は意見書に「書き直し」を盛り込むべきだ。
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| | アセス審査会の学問的良心と勇気 | 2007,12,15 |
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谷間の中の闘いが山を作る
沖縄県アセス審議会が歴史的答申を出す。一言「勇気」。人生の多くを送ってきた者として、「勇気」を持って生きてきたか問われた。教育日誌を開いた。
辺野古の闘いは山あり谷あり、谷間にいる時、みんなが冷めているとき、何をなすかが新しい闘いを目指す者の使命であろう。こんななか、愚直にこだわり、新しい展望に向かっている仲間たちのいること誇りに思う。
アセス審議会、アセス審議会に提出する要請書原案がFAXで送られてくる。このすごさに感銘する。
今日の県内新聞はこれらの愚直の努力の結晶として
�．▲札洪概腸顱∧�法書のやり直しを求める
��違法現況調査の中止
が答申が柱になるであろう。
環境アセスメント法施行第1号事業において、環境省アセス見解に反逆する答申となる。環境省批判を展開してきた。戦略的アセスメントを加速せざるを得ないであろう。ことあるたびに、環境省に事前調査のジュゴン追い出し作戦を糾弾、ブログでもほうこくしてきた。
学問的良心の勇気
私の著書に「沖縄の太陽」がある。1955年、米軍が沖縄の基地を完成させる。9月、由美子ちゃん殺人暴行事件が起こる。犯人は知っている。口をつぐんだ。一人の少年が犯人を名指しした。ハート軍曹、少年の勇気である。
審議会は勇気を持って学者・専門家として答申をまとめた。学者としての良心の発露である。学者を信頼して呼び水を敷いた自治体（環境政策課）の職員もすごい、今、自治体労働者はもの言わない。県民に奉仕する公務員の真価を発揮した。名護市などの公務員は爪の垢を煎じて飲む必要があろう。
私は、現職時代、何度、教育庁に呼び出されたか知れない。1度は教育庁が謝罪しないと帰らないと会議室に寝た。呼び出されたのだから不法占拠に当たらない。
ハンセン病の野外学習で校長注意、校長室の入口で、校長も教育長も首が飛ぶが、入りますかと校長を廊下に呼び出し激論、その数日後、黒川温泉問題が起こる。人は聞く「大西さん、どれだけ処分受けていますか」「ゼロ」である。
先日、法律家の皆さんに講演、質問「逮捕された人、何人ですか」「ゼロ」である。
人間は、アセス審議会のように、道理と理性に基づき「勇気」が大事である。
現場の闘いは道理ある勇気、言論の交渉、世論の形成と一体でなければならない。勇気は名声を求めてはならない無私の行為でなければならない。昂揚期は誰でも勇気を発露する。日常の勇気が、平然と特殊でないことだ、当り前の生活でなければならない。
教育日誌の中で
孤立の教職員集団の中での記録
30年前、解体新書の学者たちに触れ、生徒たちが作った文集に、詩を書いている「君たち若者の前には大きな希望があると同時に、多くの困難や悩みがあります。私は君たちの可能性が花ひらくために「高校生よ『社中』の人たれ、そして、共通の財産を豊かに」と書いている。（クラス文集「クラスメート」1975年）
生徒たちは
「対立を繰り返しながらも、われわれ生徒を引っ張って大きな影響を与え、成長させたことは、動かしがたい事実である。真の学力を求め幅広い人間を造り上げていきたいという言う信念は生徒一人一人に刻みこまれていると思う。大西照雄という人間は、ここで砕けて話をすると、あまり好きなタイプの人間ではないというのが一般的味方である。でも尊敬できる人間である。何事にも負けないでほしい。どの教師とも違う個性的な力強い偉大なる教師であってほしい。そして、ふけないでほしい。男はいつもロマンを求めて欲しい。
僕らが大人になって思い出すとき、それぞれの思いがあるかもしれない。しかし、ひとつだけ変わらないのは、いつの時代になっても、大西照雄は人間臭い教師、3年6組の偉大なうるさ型教師でるということである。」（卒業文集『信望』１９７８）
この時期、高校教職員組合運動の用語で言えば学校は「核マル牙城」と言われていた。現在の沖縄県教育庁の中村氏もその勢力の一人だ。生徒たちの「どの教師たち違う個性」は鋭い、「好きになれない」は今も同じ、当時、生徒たちは「大西照雄に捧げる詩―おれはどうせ強情張りだー」を連発する詩を書いている。生徒たちは敏感に「個性的な偉大な教師」と表現している。これらの教師は今の沖縄の現実の闘いの場に見ることはない。
この学校での生徒たちとの記録は少なくない。私と生徒の散文詩も結構残っている。生徒と対立詩が多い。生徒たちは「男はロマンを」「うるさ型の教師（人生）」を求めている。
アセス審議会の答申の勇気に、私自身が行政の末端で生きてきた過去を思い出した。
人間の勇気は自己に有利な時に勇ましく生きることではなく、自己が孤立しているときにも勇気を持って輝いて生きることだと思う。この時期は、教師として最も苦しい時代であった。結婚、子育て、教育反動、教育労働組合の跳ね上がりの中での「いじめ」の中で。
今、アセス審議会の学問的良心の答申の中で、日常の勇気の蓄積の大事さをかみしめている。平和教育でも「野外学習」ナンセス論の批判にさらされていた。この負の遺産が今日の「集団自決」問題まで負債を背負っている。沖縄県の高校生は基地やガマに入ってない先進県がその歴史的証明である。
私は、今、ともに、闘い、共同の世代の仲間を誇りに思う。出世を求めず退職しても、その人生で得た財産を未来の沖縄に投入している仲間たち、次の段階の闘いの展望を開いてくれた。「学び」の共有こそ「ちから」。（午前7時）
沖縄タイムス、琉球新報を参考資料として掲載する。これからブロコリーの森の畑に。
今、なにをすべきか
沖縄含め、全国的、次のことー緊急の訴え
この訴えを多くの人に伝えて、あなたのHPにも
メールでも パソコン音痴の私に代わって
沖縄県環境審議会は学問的良心で方法書のやり直しと違法事前調査の中止を求めた。知事意見は21日が締め切り、知事は反古にするであろう。
答申を守れ
方法書の撤回を
ジュゴンやサンゴなど生態系破壊は許されない
事前調査中止
V字型滑走路の撤回を
日本のすべてから、あなたの組織も、個人も、
心から辺野古の海に基地を作らさないために
誰でもが、すぐ、できる、最も、有効なことです
ヘリ基地反対協議会代表委員 大西 照雄
（反対協幹事会が18日に付き、緊急対応のため責任者一人として発信）
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【受付方法】
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◆Ｅメールの場合 kouhou@pref.okinawa.lg.jp
私は元高校社会科教師として次のようにメールで送りました。
沖縄県知事 仲井真弘多 殿
知事が任命した環境影響評価審議会は方法書のやり直し、事前調査の中止を求めた。沖縄の最高の科学者集団の学問的知見を否定する意見を出してはならない。学問成果を否定することは、沖縄の子どもたちの学ぶ心を阻害する。沖縄の子どもたちの学びへの意欲は科学が生かされることによって、学びへの意欲が花開く、科学が政治に否定されると学校や教育への子どもたちの不信が生まれる。
21世紀は地球温暖化、生物多様性保全の研究の時代、この新しい学問世界への否定になってはなりません。
元高校教師、大西照雄 名護市大北3−8−20
沖縄タイムス
２００７年１２月１５日（土） 朝刊 １面
書き直し明確に要求「普天間」代替アセス方法書
県審査会１７日答申 強制力付与が焦点
米軍普天間飛行場代替施設の建設に伴う環境影響評価（アセスメント）方法書について審議する県環境影響評価審査会（会長・津嘉山正光琉大名誉教授）は十四日、方法書の記載内容が不十分だとして、事業者の沖縄防衛局に方法書を書き直し再提出するよう求める答申案を取りまとめた。書き直し要求をさらに明確にした上で、十七日に仲井真弘多知事に提出する。県条例を根拠に、書き直しに強制力を持たせるか、要望にとどめるかが焦点。防衛局への知事意見提出の締め切りは二十一日。
答申は方法書の再提出を要求。アセスに着手する前に知事意見や住民意見、事業内容の具体化に基づく書き直しの内容を提示させ、再審査を求めていく。
今回、沖縄防衛局は審査会に対し新たに、十二日に首相官邸で開かれた「普天間飛行場の移設に係る措置に関する協議会」で示された建設計画に関する資料を提出。方法書に記載されていない、戦闘航空機装弾場や進入灯の長さ、洗機場など新たな内容が示された。
これに対し委員らは「審査会はこれらの施設が記載されていない方法書について審議していることになる」と指摘。新たな施設内容は、アセス法や県条例で方法書の書き直しを事業者に強制する「事業内容の大きな変更」に当たるとして、「この方法書がアセス法の要件を満たしていると判断されていることに疑問を感じる」「機が熟していないと判断し、方法書を差し戻し、再審査することは可能か」「審査会の総意としてこの方法書はやり直すべきだ」との意見が相次いだ。
委員らは協議会で国側が「二月からアセス調査を実施する」としていることにも懸念を表明。方法書の予測評価の中には、「技術的に国が示す工程表通りの進行は絶対に無理な項目もある」として、アセスをないがしろにして進めようとする国の姿勢を批判した。
津嘉山会長は「現行アセス法上、差し戻しはできない」との見解を示した上で、「委員からの意見を踏まえ、最終答申案を作っていく」と述べた。
今答申は、県条例で規定された飛行場建設部分に限られ、埋め立て部分についての答申は年明けにずれ込む。
２００７年１２月１５日（土） 朝刊 ２７面
秘密主義 強く批判／アセス方法書 書き直し要求
米軍普天間飛行場の代替施設建設をめぐって、沖縄防衛局の環境影響評価（アセスメント）方法書を審議していた県環境影響評価審査会は十四日、八回の議論を経て、書き直し要求の結論に行き着いた。同局の秘密主義を容認すれば「アセス法が死ぬ」と、委員の危機感が噴出した。
傍聴に詰め掛けた市民らは「画期的」と拍手を送りつつ、答申を受ける県の姿勢を注視する。
「国であれ民間であれ、故意の情報隠蔽があってはならない」。備瀬ヒロ子委員（都市科学政策研究所代表取締役）は、「米国との協議」を盾に詳細を明らかにしない防衛局の姿勢を批判。「アセス法の精神にのっとった内容かを問わず、項目さえそろえば要件を満たしたと判断するのか。死に法の下の審査会になる」と強い口調で語った。
委員が代わる代わるマイクを握る。宮城邦治副会長（沖国大教授）は、報道などで情報を知らされる状況に、「審査会そのものが無視されている」と不快感をあらわに。堤純一郎委員（琉大教授）は「洗機場などが入って、かなり大きな変革。修正を強く求めることが必要だ」と求めた。
うなずきながら聞き入った津嘉山正光会長（琉大名誉教授）も、「オスプレイ配備は方法書を出す時に分かっていたはずだ」。事務局の県環境政策課も「防衛局の情報提供は非常に悪い」と、同意せざるを得なかった。
審議では市民団体の要請書が紹介され、委員は傍聴席からの発言にも耳を傾けた。ヘリ基地いらない二見以北十区の会の浦島悦子共同代表は「他府県では珍しいようだが、市民の意見を取り入れるのがアセスの本来の姿。答申は、専門家と市民の合作と言えるのではないか」と、高く評価した。
平和市民連絡会の当山栄事務局長も「科学者が良心に基づき論議した結果」とした上で、「今後は県がどれだけ審査会の考えを尊重するかだ」と、視線を県に向けた
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| | アセス審議会最終答申審議 | 2007,12,14 |
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措置協議会と辺野古１週間
久しぶりに７時まで寝た。昨日はマンタ１隻、今日もマンタ１隻、先週の土曜日から調査船団がでない。こんなことは台風以外にない。事前調査にアセス審議会は懸念を表明、措置協議会で石破防衛相は事前調査の拡大やサンゴと藻場の採取も求めた。２月からアセス環境調査と報道される。今日の朝刊は前沖縄防衛局長の事情調査を伝える。
昼は比較的暇で家にいる。孫の名前は結、泣くのが仕事、私が抱くと泣きやむ、テルジー（現役に生徒がつけたあだ名）は子守のベテランが続いている。女性に抱かれてだけいるから男の声など新鮮さを感じるのかも知れない。少しは世間一般並のテルジー生活である。
措置協議会が開催された。昨年１２月３０日、沖縄タイムス論壇に次のように書いた。
昨年１２月３０日、本論壇に「沖縄は日米の植民地かー極道のアセスメント」を書いた。その内容は、�＾楡濮蔀峩┻腸颪蓮�知事や首長が「口約」のダダを喚いてもモルヒネやヘロインを注射して具体的問題の思考停止、「口約」を繰り返す夢遊病者に仕立てる措置機関である。��環境アセスを「事務レベルの調整」にすり替え、アセス審議会など形骸化する方針は「極道のアセス」と断定せざるを得ないであった。
措置協議会の状況、問題点は沖縄タイムス「社説」を掲載する。
この１年を振り返って１２月３０日掲載を求めて文案を練っている。
天候も穏やかな１週間、陸上に水中ビデオ、ソナーも放置されている。朝、未明からの監視、無駄な時間であったが、無駄の蓄積が力になる。多くの無駄は信頼の柱となる。
月から水までF１８、１６の爆音に悩まされた。爆音直下で約１５０人に講話した。
今日、アセス審議会答申確定。
資料沖縄タイムス13日記事
２００７年１２月１３日（木） 朝刊 １・２７面
２月 アセス調査意向／普天間移設協
政府、北部振興凍結解除を決定／サンゴ採捕許可要望
【東京】米軍普天間飛行場の移設について政府と地元が話し合う「普天間飛行場の移設に係る措置に関する協議会」（主宰・町村信孝官房長官）の第五回会合が十二日夕、首相官邸で開かれた。石破茂防衛相は、来年二月初めから環境影響評価（アセスメント）調査を行えるよう、サンゴや藻場の「採捕許可」を県側に求めた。しかし仲井真弘多知事は、アセス方法書の内容に関し、「調査方法や事業内容に納得がいかなければ判断できない」と不備を指摘し明言を避けた。次回協議会は一月下旬に行われる予定だ。
岸田文雄沖縄担当相は、「凍結」していた本年度の北部振興事業費百億円を近く執行する方針を正式に表明し、了承された。額賀福志郎財務相も、同事業費の二〇〇八年度予算計上に前向きな姿勢を示した。
仲井真知事と島袋吉和名護市長は、住民生活への影響を最小限に抑える必要性を指摘し、Ｖ字形滑走路の沖合移動をあらためて要望。島袋市長は、その上で実際にヘリを飛ばして騒音を調査する必要性を指摘した。
沖合移動について、石破防衛相は「われわれは何が何でも降りないということではないが、合理的理由なく変更することは困難」と述べた上で、情報公開に努める考えを示した。
一方、東肇宜野座村長は「村上空を飛行ルートから回避することを念頭に計画し、調査してほしい」と要望。石破防衛相は「緊急時も住宅地上空を飛んではならないとするのは、いくらなんでも現実的ではない。訓練の形によっても飛行することがある」と説明した。
石破防衛相はそのほか、普天間代替施設の各種施設の配置計画を説明。南側の進入灯の長さが約九百二十メートル、北側が約四百三十メートルになると説明。さらに地元の要望を踏まえ、辺野古集落とキャンプ・シュワブの境界沿いに新たな道路を整備し、ゲートを新設する計画を明らかにした。
弾薬搭載エリアの場所については、周辺の島や飛行場施設、集落と保安距離との位置関係から設定。「嘉手納基地で行うと運用上の支障を来す」と整備の理由を説明した。
次回協議会は、一月二十一日に期限を迎える法アセスに基づく方法書に対する知事意見の提出後に開き、アセス調査の着手を確認する見通しだ。
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法に不満／知事「誠意」求める
【東京】情報の出し渋りだ―。米軍普天間飛行場の移設に関する政府と地元の第五回協議会は十二日、県などが代替施設の環境影響評価（アセスメント）方法書の内容の不備を指摘。協議会後の記者会見で、仲井真弘多知事は方法書について「拙速に作ったためか、とても審査できない状態になっている」と批判。県幹部からも協議会での防衛省の説明に対して、「県が情報開示を求めたもので明らかになったものはない」と不満が噴き出した。
協議会後の都道府県会館での記者会見。仲井真知事は「どういう基地かという説明をもっとやるべきだ」「審査会の質問に対する回答は回答になっていない」と方法書の内容の不備を次々と訴えた。
協議会で防衛省が来年二月初めにもアセス調査を実施できるよう、県にサンゴなどを採集する「特別採捕」などの許可への対応を求めたのに対し、仲井真知事は「二月にやりたいと言っても、方法書をきちっとクリアしないことにはやれない」と強調。「今の段階では全然詰まっていない」との認識を示した。
一方で知事は「実際に協議ができる雰囲気になってきた」と協議会で政府との意見交換が進んでいる状況を歓迎した。
普天間飛行場の危険性除去のためにも、「（代替施設が）早く完成した方がいいと思っている」との持論を展開。その上で「もともと円満な協議さえ成り立てば（アセス調査は）進むべきものだと思っている。その緒に就いたという気がする」と述べ、防衛省が今後、一定の誠意ある対応を示せば、アセス調査の実施に理解を示す考えもほのめかした。
振興策再開「当然」／地元の賛否割れる
【名護】十二日に開かれた第五回普天間飛行場の移設に関する協議会。北部振興事業の本年度分の予算執行が決まったことを、移設先の名護市など北部首長らは「当然執行すると考えていた」と話すなど、冷静に受け止めた。住民からは手放しで喜びを表す声がある一方で、移設反対派は「政府の言いなりだ」などと、知事らの姿勢や政府主導の協議の在り方を批判した。
北部振興事業の凍結解除について、北部振興会長の儀武剛金武町長は協議会終了後、「われわれ北部はそもそも『凍結』という受け止めをしていない。当然出るものだと考えていた。だから評価するべき問題ではない」と冷静に受け止めた。
ただ、額賀福志郎財務相が二〇〇八年度予算への北部振興費計上を明言しなかったことには、「検討するということだと思うが、われわれとしては計上されるというイメージを持っている」と強調した。
島袋吉和名護市長は「協議会も円滑に進んでいるので、当然執行できると考えている」との認識を示した。
市長を支持する荻堂盛秀市商工会長は「よかった」と手放しで喜んだ。「どんどん協議を進めていけば、来年度以降の予算執行も問題ないでしょう。政府と県や名護などがお互いに、悔いを残さないように協議を重ねてほしい」と話した。
一方、ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「北部振興策は基地建設にリンクしないとして決まったもの。今になって国が地元へのどう喝の材料に利用していることに怒りを覚える。仲井真知事と島袋市長の政治姿勢は情けない」とあきれ返った。
また、知事からの事業内容の開示に対して、政府側から明確な回答がなかったことには、「防衛省は県民をばかにしたやり方で環境影響評価を進めようとしている。知事は将来に禍根を残すことがないよう、方法書のやり直しを求めるくらい強い姿勢を示すべきだ」と批判した。
沖縄タイムス社説
方法書への疑問に答えよ
防衛省主導の強硬路線から官邸主導による対話路線へ。普天間飛行場の移設問題を取り巻く環境は表面上一変したように見える。
だが代替施設が一体どんな基地になるのか、全容はまだ見えない。とりわけ環境面では数々の問題が指摘され、政府の環境影響評価（アセスメント）方法書に対し識者や市民団体から厳しい批判が噴き出している。
代替施設をめぐる肝心な問題を脇に置いたまま対話ムードが演出される。そんな印象がぬぐえない。
普天間移設に関する第五回協議会で政府は北部振興事業の凍結解除を表明し、来年二月から方法書に基づくアセス調査を開始する意向を示した。
仲井真弘多知事は方法書や情報開示の不備を指摘。「厳しい答申にならざるを得ない」とくぎを刺し、県の方法書審査や知事意見に対する政府側の誠意ある対応を求めた。
これに対し、石破茂防衛相はアセス法に基づき必要事項を記載しており、方法書としての要件は整っているとの見解を示している。
だが、方法書をめぐっては、さまざまな不備が指摘されている。
県環境影響評価審査会は「方法書で示されたアセスの項目や手法が適切なものであるか否かを判断するに足る内容が示されているとは言い難い」と厳しい指摘をしている。
三十五項目の追加説明を求める質問書を沖縄防衛局長に送付したが、質問の大半について具体的な回答が得られなかったため、審査会は方法書に対する厳しい姿勢を変えていない。
垂直離着陸機オスプレイの配備、戦闘航空機装弾場や大型護岸の整備、緊急時の住宅地上空飛行など、重要情報が米側の証言や文書で判明し、防衛省の説明は後手に回ってきた。
説明が不十分な部分があまりにも多い。このような「隠ぺい体質」で移設作業を進めようとする姿勢が地元の不信を招くのである。
県や名護市が求めている沖合移動については、防衛相は「合理的理由なく変更することは困難」と従来姿勢を繰り返した。今後は沖合移動の問題が焦点になるのは確かだろう。
しかし、沖合移動が実現すれば、普天間移設をめぐるすべての問題が解決されるわけではない。方法書の種々の不備が指摘される中で、この問題を置き去りにし、アセス調査を強行することは許されない。
審査会の答申を受け、県は二十一日までに知事意見を提出する。これに対し政府がどのような対応をするのかが大きな焦点になる。方法書の問題に対し、県は厳しい態度で臨むべきだ。
予断
琉球新報は「沖合移設」知事公約と書いているが、違う。知事選の公約は沿岸案反対だ。
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| | アセス審議会と動かぬ空母 | 2007,12,12 |
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措置協議会開催
措置協議会開催、環境アセスで審議会答申が出る前に、政府と知事の間でアセスで合意をして、お金をねだる。沖縄防衛局動き出す。
朝４時、これから、現場に向かう。平和丸出港避けられない態勢だ。反撃も小さいながら始まった。うねり、広く構築目指して。今日も、金星の輝き見られるか。（５時）
今日も調査船出ず、即応体制の演習のためか、F１６、F18の演習が名護東海岸であり市街地で爆音小さい、機関銃らしき音が聞こえるがシュワブでの海上演習見られずとの事。
南の風の吹く日は
ブロッコリーの森の畑へ
今日は何もない、辺野古に連絡して休ましてもらう。月、火と連続浜辺講話、昨日は法律家集団９０人、二つの班に分かれ、ローテイションで「高江の闘いの記録」（DVD）、大浦湾サンゴと生き物たち（CD）スライドショーと浜辺講話。憲法体系法と安保体系法、アセス法と辺野古の闘い、沖縄の非暴力の歴史と２１世紀の平和の文化と生物多様性保全などについて、辺野古の現場から話す。ぜひ、金にはならないが「自然の権利」の専門家が出てほしい、アメリカのジュゴン裁判で奉仕している弁護士たちの力を話す。
諸葛公明は風を読んで、赤壁の闘いで勝利した。南の風、確実に雨が来る。母の見舞いと畑の手入れ、移植でブロッコリーの森の畑に。
来年の堆肥作り順調、肥料播く、雨が降れば労働報われる。
昨日のアセス審議会の記事が新聞に掲載されている。
的確な答申困難 「普天間」アセスー琉球新報
米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価（アセスメント）方法書を審議している県環境影響評価審査会（会長・津嘉山正光琉大名誉教授）は１１日夜、那覇市首里の県総合福祉センターで６回目の会合を開いた。会合で示された知事への答申案は、記載内容の不足から「的確に答申するのは困難」と方法書の不備を指摘。調査、予測、評価などを「見直させる」ほか、準備書作成までに事業や見直し内容が決まり次第、再審査にかけるよう強く求める方針を決めた。
答申案は沖縄防衛局の事前調査について「ジュゴンやサンゴ類等の生物的環境に少なからず影響が生じる。環境への影響を十分に検討させた上で実施させる必要がある」と批判した。
審査会では複数の委員から方法書の書き直しを求めるべきだとの声が上がった。津嘉山会長は次回会合で県や委員と検討する考えを示した。次回会合の１４日に答申をまとめ、来週には知事に答申する方針だ。
備瀬ヒロ子委員（都市科学政策研究所代表取締役）は「事業の大きな変更は方法書をやり直すことが法律で決まっている。事業計画でもっと明らかにしてほしい部分は『大きな変更』だ。その認識で方法書を出し直させないと審議会の役割、環境影響評価法の精神がスポイル（台無しに）される」と指摘した。
津嘉山会長は「本来なら（不備を指摘した）前文だけで返したいが、後ろ（具体的事業）の部分を了承ととられると、逆に方法書そのものが無審査となる危険がある。突っ返すのが一番良いだろうが、法令上できない」と板挟みの状況を説明した。
(12/12 9:43)
基地本体海抜１０ｍなら「動かぬ空母」
これ以上の騒音公害が それでも市長・久志３区は受け入れか
沖縄タイムス
２００７年１２月１１日（火） 夕刊 ５面
ＦＡ１８名護上空で騒音／米軍、詳細言及せず
【名護】米海兵隊岩国基地（山口県）所属のＦＡ１８戦闘攻撃機が十日、朝から夜間にかけ、断続的に名護市上空を飛行した。市民からの苦情を受けた名護市基地対策室は同日、沖縄防衛局を通じ米軍に「市民に不安が出るような訓練はやめてほしい」と改善を要請した。
市役所に連絡した島袋庸雄久志区長によると、同戦闘機は十日朝から夜の九時すぎまで飛行。島袋区長は「これまで単発的な飛行はあったが窓を閉めても聞こえるような騒音が、これだけ長時間続いたのはなかったのではないか。ヘリの音もうるさいが、戦闘機は恐怖感を感じる」と話した。
同市基地対策室も同日職員を久志地域に派遣、同機二機の飛行を確認した。また、沖縄タイムス北部支社にも、名護市街地に住む女性から午後九時半ごろ、苦情を訴える電話があった。
ＦＡ１８は、三日から七日まで嘉手納基地で行われた空軍と海兵隊の大規模な合同即応訓練に参加。十二日まで嘉手納基地に滞在し、別の訓練を続けている。沖縄タイムス社の取材に対し、在沖米海兵隊報道部は「運用上の保安のため、訓練の詳細については言及しない」と回答。飛行コースや具体的な訓練内容を明らかにしていない。
２００７年１２月１２日（水） 朝刊 １面
「普天間」アセス方法書見直し要求
県審査会が答申案審議
県環境影響評価審査会（会長・津嘉山正光琉大名誉教授）は十一日、米軍普天間飛行場代替施設建設に関する環境影響評価（アセスメント）方法書の答申素案を審議した。事務局の県が作成した素案は「準備書までの段階で事業内容や見直した項目について審査会や県に報告・協議・公表させること」とし、事実上の再審査を求めた。委員からは、答申の趣旨がほごにされないよう方法書の書き直し要求をより明確にすべきだと、実効力ある内容を求める意見が相次いだ。
今回の素案は二十一日に知事意見の締め切りが迫る飛行場建設に係る事項に限られている。残る埋め立て部分への審査は、知事意見が締め切られる来年一月二十一日まで継続される見通しだ。
素案は「方法書において示された環境影響評価の項目や手法が適切なものであるかを判断できる内容が十分示されているとは言い難く、審査するに足るものとなっていない」と厳しく不備を指摘。準備書までに決定する事業の具体的内容を考慮し、（１）知事意見や市民の意見に配慮してアセスの項目・手法をあらためて見直す（２）見直した項目を審査会や県に報告・協議し、公表する―ことを求めた。
委員らは、事業計画が今後明らかになった場合、本来、方法書の変更もあり得るとの観点から、「突っ返せればいいが、手続き上はできない。大きな問題があることを強く言うべきだ」とした。
アセス法に詳しい桜井国俊沖縄大学学長は、素案で「方法書に係る手続き後、準備書を作成するまでの間に再審査を求める」とする点について、「手続き上、何の効力も示さない点で、前回（二〇〇四年）の辺野古アセス方法書の答申と何ら変わらない」と指摘。
新石垣空港建設アセス方法書で、審査会がアセス調査前に知事意見や市民意見に基づいた変更を報告・公表を求めた答申を挙げ、「事実上の改訂方法書の提出要求だった。同様の効力を付するべきだ」と話した。
２００７年１２月１２日（水） 朝刊 ２５面
専門家、評価と懸念／アセス審査会答申案
米軍普天間飛行場の移設をめぐる環境影響評価（アセスメント）手続きで、県環境影響評価審査会の答申素案が十一日、公表された。専門家からは厳しい姿勢を評価する声の一方で、「この表現では国に逃げ切られる」と、効力を疑問視する意見も。最終的な答申内容に、注目が集まる。地元名護市では、移設への賛否を超えて国に透明性を求める声が上がった。
沖縄大学の桜井国俊学長は「現行のアセス法は、今回のような全く体をなさない方法書の提出を想定していない」と指摘。「法の趣旨を守る立場から、委員には方法書の改訂要求が知事意見に反映されなければ、辞任するほどの強い意志が求められる」と強調した。
「アセス法施行後、審査会がこれほど厳しい意見を出した例は全国にもないのではないか」。ＷＷＦ（世界自然保護基金）ジャパンの花輪伸一さんは、厳格な審議姿勢をこう評価した。
ただ、「方法書の手続きをいったん進めてしまうと、国は問題点を先送りにして事業を進め、逃げ切ってしまう」と話し、実質的な手続きのやり直し要求を最終的な答申に盛り込むよう求めた。
移設先の名護市辺野古区出身の島袋権勇同市議会議長は「市長意見も事業内容を具体的に明らかにするよう求めた。地元の意向であり、当然明らかにされるべきだ。できないとなると、基地行政もうまく進まない」と懸念。住民が納得できるような透明性の確保を要望した。
十一日の審査会を傍聴した「市民アセスなご」の吉川秀樹さんは「日本の今後のアセスを左右する問題。ここでなし崩し的に進めさせては、沖縄が悪い前例を作ることになる」と心配する。その上で、「県は権利・義務として、『不合格』の方法書の差し戻しや撤回を求めるべきだ」と、県の役割を強調した。
同日の審査会を傍聴し、科学的なアセスを求める要請書を提出した沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団運営委員の真喜志好一さん。「悪影響をひた隠しにする政府に対して、委員の学問的な良心が表れた。答申に当たっては、一人一人が知識に照らして曇りのない、後悔しない判断をしてほしい」と要望した。
「方法書撤回を」
移設反対訴え平和団体集会
普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する緊急集会が十一日、那覇市の県民広場で開かれ、沖縄防衛局に方法書の撤回などを求める決議を行った。沖縄平和運動センターなどが主催し、約三百人（主催者発表）が参加した。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「（県環境影響評価審査会が）審査できないという方法書を提出するのはアセス法をないがしろにするものだ」と防衛局などを批判した。
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| | 海上保安庁・防衛省の「恥の文化 | 2007,12,11 |
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何でだろう
起きるのつらいが６：３０に港に着く、寝袋に足を突っ込んで携帯のタイマーを６：４５分に設定し軽トラの運転台に足をかがめて電話で報告「動きなし兆候もなし」、寝る。携帯が起こす「動きなし」報告、また寝る。習性か光に反応する、平良氏がいつものように船を車で運んでくる光で起きる。
二人で「今日もなし」と読む。もう４日間、調査船が出ない異常が続いている。天気は波も太陽も絶好の条件である。
那覇防衛局、６月以来設置してないビデオカメラ、２週間前に引き上げたソナーを設置したのだが、天気がいいが今日は南風、空には夏の入道雲、朝からF16,F１８の訓練とまることなし、設置したいが米軍訓練、南の風で座礁が怖いのだ。
だが、那覇防衛局、海上保安庁動員しての作戦を練っているだけの話、今日、沖縄県環境アセス審議会が開催され傍聴した。海上保安庁が沖縄に設置されて以来、本気に仕事をしたのは水中ビデオとソナーの設置に１１管区総合戦力を投入した。尖閣列島問題の比をみない配置であった。その作業に沖縄県アセス審議会は事前調査に「水中ビデオ、そな〜による調査を毎月一定期間に行うとしているが」「適切な調査期間、時間帯を設置すること」（アセス審議会答申素案）、行政間の文書ですからやさしい文だが、無意味なことと述べている。
当時、毎日日記は「海ザル」の如く保安庁船団を皮肉っている。（４月１６、１７，１８日日記）、まさに、国家財政浪費、平和丸の就航に２０名の保安庁職員を動員、しかも、１８日は、私の「脅しに」、船近寄れず。
那覇防衛局は海上保安庁を動員しようと思っているが「無駄」と言われてもなお、船団を出してくると「お笑い」になる。
４月、海上保安庁の若者隊は「海ザル」のように凛々しかった。だが、彼は、海を知らなすぎた。それには多くは語るまい。ビデオカメラ、ソナーにジュゴンは反応しないのだ。カメラは６月も放置、ソナーにジュゴンが反応した報告なし。「大本営」の命令で動いたが、「海ザル」は虚しいであろう。「海ザル」は人命を救う現実的課題がある。辺野古海上にあるのは防衛省幹部の利権と出世だ。
この４日間の海上作業がないのは、保安庁末端の意味のない「恥」の問題があろうかと思う。われわれも防衛局のダイバーに匹敵するほどの人数も増えてきた。海上保安庁の船団投入、アセス審議会が公然と批判している。巡視艇投入歓迎だ。かって、アメリカの心理学者べネディクトは「菊と刀」で、日本を「恥の文化」としたが、防衛省にも海上保安庁にも「恥の文化」はなく「恥の文化の上乗り」の文化を拡大生産している。
本日のアセス審議会、事務方の素案に厳しい意見が噴出した。明日のブログで解説。
明日も、早い。
２００７年１２月１１日（火） 朝刊 １・２・２７面 （沖縄タイムス）
普天間アセス／審査会が再審査要求
米軍普天間飛行場代替施設建設に関する環境影響評価（アセスメント）方法書の不備を指摘し、事業者の沖縄防衛局に文書での追加説明を求めていた県環境影響評価審査会（会長・津嘉山正光琉大名誉教授）は十日、追加説明の内容を審議。「方法書と認めるのは難しい」として、委員から準備書までに再審査の機会を要求する声が上がった。防衛局は「知事意見で指摘があれば検討する」と回答。津嘉山会長は「答申は方法書の不備を指摘していく」とし、答申案を検討する中で再審査の機会を要求する可能性を示唆した。
方法書から準備書までの段階で、アセス手法について環境影響評価審査会の意見を聞くことは現行法では、想定されておらず、実現すれば極めて異例。
審査会の委員らは方法書について「現時点で事業計画の熟度が低いために、アセス手法全体が仮定の計画の上に成り立っており、審議に値しない」と指摘。その上で、防衛局が方法書の内容のほとんどについて「準備書までに明らかにする」としていることから、「準備書までの早い時期に、それぞれ事業や計画の内容についてあらためて具体的な情報を出してもらい、意見を述べる機会をつくってもらいたい」と要望した。
これに対し、同局は「知事からの意見として仮に出れば当然事業者として検討する必要があると思う」と述べた。
津嘉山会長は「もし答申でそうした指摘があれば、対応を検討していただけるということだと思う」との見解を示した。
前審査会で追加説明に対する回答を口頭説明にとどめ批判を浴びた沖縄防衛局は今回、あらためて文書で回答した。「美謝川切り替え」「作業ヤード」「護岸用ブロック等」を新たに付記した概略工程表を提示。
しかし今月からの着手予定が、米側との調整の関係で来年三月に遅れる見通しの「隊舎等の建物の建築工事」の時期については工程表の項目から外れた。
同局は「二〇〇九年七月末のアセス完了をめどに進めている」と明らかにしたが、審査委員からは「通常のアセスなら三、四年かかる内容だが（設定通りで）大丈夫なのか」とアセスの拙速を指摘する声も出た。
同方法書については知事意見の提出締め切りが二十一日に迫っている。次回審査会は十一日で、審査会は遅くとも来週初めまでに答申をまとめる方針。
◇ ◇ ◇
住宅地飛行 否定せず
代替施設での基本的な飛行経路について沖縄防衛局は「北東より」または「南西より」の風を前提に設定。審査会委員から「風の向きが想定と違うときは、内陸部も飛行すると理解していいのか」との指摘が出た。これに対し、同局は「（滑走路に対して）横風とかはあり得るとは思うが、横風の場合は飛ばないということではなく、北東、南西いずれかの方向で離陸もしくは着陸という形になると思う」と歯切れの悪い回答に終始した。
「基本的に、向かってくる風に離陸、着陸する形を考えている」。沖縄防衛局は、典型的な例として北東の風が吹いているときの離着陸イメージをスライドで示した。
風向きについては「年間を通して北東よりの風が７０％、その他が３０％」とのデータ結果を強調。その上で「北東より、あるいは南西よりの風を想定している」と説明し、風向きによってＶ字形滑走路を使い分け、集落上空飛行を避ける考えを示した。
しかし、風は常に「北東より」あるいは「南東より」に吹くとは限らない。
審査会委員からは「北東や南西とは違う向きの風が吹いているときはどうするのか」との質問が出た。
これに対し、同局は「滑走路に対して極めて強い横風が吹く事態が生じた場合には、離着陸は難しくなるかと思うが、そういった程度でなければいずれかの方向で離着陸する形になる」と回答した。
審査会委員からは「北東よりの風が７０％」とするデータの根拠にも疑問が呈された。
同局は前回審査会の口頭説明と同様、「基本的には住宅地上空を飛行しない」とした上で、「緊急時などの例外的なケースはあり得るが、その際の飛行コースをあらかじめ示すことは困難」とした。
防衛省は国会答弁で「訓練形態によっては当然（集落上空を）飛ぶことはあり得る」と表明しているが、これについても前回同様に「個別具体的な飛行コースについては現時点で米側と議論しているものではない」として明示しなかった。
審査会委員からは騒音コンターや飛行コースの説明不備に苦言が呈されたが、同局は「環境影響評価を行うために必要な航空機騒音コンター図およびそれに関するデータは準備書の段階までに明らかにする」との回答にとどめている。
「審議に値せず」
米軍普天間飛行場代替施設建設のアセス方法書は審議に値しない―。十日に開かれた県環境影響評価審査会。「現状でできる限りの情報を提供している」と繰り返す沖縄防衛局の説明に対し、同審査会の委員らは「具体的な回答を頂いていない」「方法書の根拠となった最低限の事業内容さえも説明していない」と反論。来週初めに予定されている答申は事実上、審査未了の形で提出される可能性も示唆した。
審議は予定時間を超過して行われたが、防衛局と審査会の意見は平行線をたどった。方法書の体を成していないと指摘する委員らに対し、同局は「できる限りデータは出している」「準備書までに明らかにする」との回答を繰り返した。
方法書の不備は、建設事業にかかわる工程で、どれも一方法しか検討されていないことでも明らかになった。作業ヤードは大浦湾を大規模に埋め立てて造るとしていることに、委員からは「埋め立てが環境に与える影響は大きく、当然変更もあり得る。それなのに別の案を検討していない」と述べた。
飛行場建設の埋め立て土砂の一割を辺野古ダム周辺から採取することについては、「九割をほかから採取するのに、なぜ一割だけダム周辺から採取するのか合理的な説明がない」と疑問視。土砂を採取した跡地に兵舎建設の計画が検討されているとし、「兵舎は方法書で記載されていない。ほかの計画があるならば明確にしてほしい」と指摘した。
方法書全体について、「飛行場建設に伴う住民生活や環境影響を真に考慮するという事業者の姿勢が見えない」と批判した。
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| | マンビカーの旬 | 2007,12,10 |
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マンビカー（シーラで満腹
ソナー設置の可能性があるために４：３０分に汀間漁港の監視体制に入る。６：３０分ごろから航海灯をつけて４隻港を出るが「カムイが外伝」の撮影船、辺野古海域で今映画の撮影中、動きなし、７時頃からマグロ船のマグロ降し、マンビカーを分けてもらいテント村で刺身とお汁にして、みんなでのんびり食べる。
梅林氏が訪問、三重県の団体案内、鉄筋業界が高専見学のついでに事務所前にきた。平良氏が説明。
１日中、F１６などの訓練でうるさいが、魚をいっぱい食べて昼寝、戦闘機の訓練で幾度も起こされる。今年はジュゴン１号のエンジン不調でマンビカー釣りできず。
アセス審査会が６：００から開催されるが、別の要件があって休む。
明日は、弁護士、司法書士、司法修士生、これらの「たまご」たち含めて９０名が辺野古行動、特別な動きがあれば、海上に出て行動をさせたい。平和丸も明日は忙しい、時によっては海上での現場を体験しながらの行動になるかもしれない。
１００名近くの法律関係者が動く。
明日は県民大会も開催される。県民世論形成の第一歩になる。
植民地か沖縄は
歴史的日本政府は「売国奴」である
そもそも、沖縄に日本外務省があり、沖縄大使が置かれている。沖縄が日本政府の植民地である。アメリカ軍のやること何でも「イエスマン」である。最近、米軍の演習異常であるが、「日本外務省沖縄大使館」の売国性があらわれている。売国奴は戦前の真の愛国者に烙印を押した日本がである。日本政府がいかに売国性を持続しているかはサンフランシスコ条約以来、続いている。私は売国奴を明確にすべきと思う。日本の領土と人民を外国に捧げる。
米軍の軍事演習が異常、F１５戦闘機は欠陥機、沖縄の日本人を危険にさらし、自治体が何度抗議しても米軍言いなり、「沖縄日本大使館」は米軍のやりたい放題を追認する。
石破防衛大臣、グアムの米軍住宅８千万円（石破は七千万円）「そんな豪華な家を国民（これは日本国民）の税金まで使ってわれわれが提供する必要があるのか、どう考えても高すぎるというのが普通の感覚だ」、防衛族きっての理論家といわれる石破氏が、国民の批判を受けて何をいまさら、石破氏はゼネコンが露骨にグアム再編成三兆円に群がり出し、辺野古が進まないとグアムも駄目になる。その目くらまし戦術に出た。所詮、防衛族理論家でもこれだけの水準。グアムのキナタ女史は、私の質問に「御殿」と言っていた。
普通の国民感覚ではないのが防衛族、五千万の住宅でもゼネコンは政治献金で群がるのだ。これ、普通の感覚ではない。グワム移転費を日本が負担する感覚が「売国的だ」という認識がない。米国への「媚」を金で「媚る」防衛政策が普通ではないのだ。沖縄大使館も、たかが、メア総領事に「媚」て大使館の存在価値を失う。
そもそも、沖縄に「日本外務省大使館」があることが「売国的」だ。今、沖縄に「売国」が横行している。人民こそ国だ。
日本政府の言葉を参考に新聞から掲載する。
２００７年１２月１０日（月） 夕刊 １面（沖縄タイムス夕刊）
防衛局「即応訓練必要」／北谷議会抗議
北谷町議会（宮里友常議長）は十日午前、外務省沖縄事務所、沖縄防衛局を訪ね、嘉手納基地所属のＦ１５戦闘機の即時撤去と、米海兵隊と米空軍合同の即応訓練などによる基地機能強化への抗議を申し入れた。
即応訓練について、沖縄防衛局の池部衛次長は「いざというときに、嘉手納の空軍と岩国の海兵隊の航空機が協力し合って対応することは必要」と述べ、有事の際などの統合運用に向けた訓練の意義を強調した。
外務省沖縄事務所の倉光秀彰副所長は「現状の抑止力を維持し、即応性を高めることは重要。訓練を実施するなとは言えない」とする一方、米空軍と米海兵隊合同の即応訓練は定期的に実施されるものではない、と説明した。
また、倉光副所長は在韓米軍機による沖縄周辺海域の射爆撃場での訓練増加の可能性を指摘され、「東アジアの安全にとって在日米軍だけが運用上必要ということではなく、在韓米軍と在日米軍が協調しながら対応する。在韓米軍の訓練が関係ないということではない」との認識を示した。
Ｆ１５が離着陸訓練 那覇空港で航空ショー（新報夕刊）
那覇基地の航空ショーのため、空自築城基地から飛来したＦ１５戦闘機＝９日、那覇空港 米空軍嘉手納基地所属のＦ１５戦闘機に３度目の飛行停止措置が取られる中、独自に飛行を再開させている航空自衛隊のＦ１５一機が９日午前、空自那覇基地の航空ショーに参加し那覇空港でタッチアンドゴー（離着陸訓練）を披露、爆音をとどろかせた。
展示飛行を披露したのは、空自築城基地（福岡県）の第三〇四飛行隊所属のＦ１５一機。同機はタッチアンドゴーや上空飛行などで約２０分飛行した。
那覇空港の自衛隊の駐機場には、常駐部隊のＦ４戦闘機や各種ヘリ、早期警戒機に加え、１０月末に名古屋空港で墜落したＦ２戦闘機や曲芸飛行するブルーインパルスも展示。基地内では、沖縄に配備されている空自のパトリオット・ミサイル（ＰＡＣ２）や陸自のロケット砲などの自衛隊装備も展示した。
(12/10 16:05)
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| | 悪くなる日本ー醜い国への道 | 2007,12,9 |
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地球温暖化、汚職大国
ドイツの環境保護団体ジャーマンウオッチは温暖化防止政策などを数値化した。CO2主要排出国５６国中、日本は４２位（昨年３９位）、アメリカは５５位である。
汚職対策は世界６０国中、日本は最下位（トランスペアレンシー・インターナショナルーNGO）、世論調査会社「ギャロップ・インターナショナル」が調査、日本は約１２００人が回答、汚職対策が効果を上げてない７５パーセントで世界一である。
日本の古来からの思想、生活を「清明心」と高校の教科書は教える。四季が豊かで日本人は自然を大切にする。ですが、地球温暖化にとって海の熱帯雨林というサンゴを平然と目的的、合理的に破壊する日本政府、温暖化防止政策４２位は日本人が自然を破壊しているあかしである。
渡辺淳一はサクラが春の日本の自然観を批判した。サクラが春の認識からは日本の多様性はとらえることができない。だから、沖縄のサンゴは日本の自然ではないのだ。東南アジアのマングローブを破壊しているのは、日本の自然観からは「けがれ」なのかもしれない。紅葉しない自然は潰していいのかもしれない。
この異質の「日本の自然」はゼネコンとマリコンの肥やしなのだ。だから、汚職が横行する。再編成の「カギ」は辺野古、辺野古進まねばグアムのゼネコンの利益はとんでしまう。四季のない（緩慢）な沖縄とグアムはゼネコンとマリコンに捧げよ。
「美しい日本」は、米軍再編成の中で「醜い日本」へ進んでいる。自然性を失ってきた日本、俳句や短歌も衰退するであろう。
年末、朝から町内会の年末作業、国頭に行くと、与那覇岳まで林道の草刈り作業、刈った草は堆肥として山のように畑に積んだ。農業の基本は堆肥作り。 |
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| | | 2007,12,7 |
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明日も５出勤
今日、５時に出勤、たした動きない。毎日、繰り返し、積もると山になる。明日は国会議員の辺野古調査、大規模な調査があるといい写真が撮れる。米軍の演習とも聞いているが、大規模の調査があるといいと思っている。 |
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| | 陽気に誘われて | 2007,12,6 |
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下弦の三日月
６時に家でる。山道を走ると東の空に下弦の三日月、左手に金星が光る。東の空が明るくなるとミサゴ（オスプレイ）が漁港の上を旋回している。
業者の動き鈍い、マンタ船一隻でる。調査船２隻でる気配なし。太陽が久し振りに眩しく暖かい。平和丸を降し辺野古まで散歩に出かける。
平和丸にダイビング練習者を乗せて浜サンゴの近くで潜水の訓練。
自衛官「ぶんご」、第１１管区巡視艇４隻、ゴムボート数艇、調査船２０艇出して物々しく設置した海中ビデオ、もう、半年も設置せず、膨大な財政を投入して税金の無駄使い、特に、海に詳しい海上保安庁は滑稽である。
平和丸を港から出港させないために連日、未明から陸上で１０名以上が慇懃に権力を行使した。全然役に立たない海中ビデオ、海で藻が付くの海知らない人でも海岸に流れ着く板を見ればわかる。仕事がないから訓練で出たのかも知れない。
辺野古基地建設のために大型巡視艇３隻買うようだ。方法書ではユビエダサンゴ砕いて埋め土にするようだ。
海上保安庁、サンゴ破壊庁になる。サンゴ破壊のために巡視艇と職員を調達するようだ。環境省、海上保安庁、実に、面白い役所だ。
明日は、久し振りに巡視艇も辺野古海上に姿を現すかもしれない。今日は海破壊会社「いであ」「パスコ」とも、陸上で明日の作戦を練っているか。
沖縄タイムス夕刊（５・６日）「素晴らしい沖縄の自然を後世にー辺野古アセスを考える」（桜井国俊沖縄大学教授）が連載している。わかりやすい。 |
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| | 沖縄タイムスーぜひ読むこと | 2007,12,5 |
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環境アセス審議会は「無能集団」に描く方法書
昨日、3時からの県アセス審議会を傍聴する。沖縄防衛局は文書回答できず、それでいて、21日の知事意見を求めている。沖縄防衛局は「日米協議中につき、現時点であらかじめ具体的内容を示すことは困難」「準備書に記載する」の答え、海上から「以下同文」の野次が繰り返された。委員からは「答申不能」「方法書は当審議会を無能集団と県民にアピールさせるものか」など、方法書のテイをなしていない指摘が全委員からなされた。異例だ。
防衛省は軍民共用空港は時間があった、今回は２０１４年完成で不備はあるが準備書に反映する」のオウム返し「以下同文」の野次。
日米協議中で決定してない方法書をなぜ出すのか、新たな矛盾も拡大した。決定は何もないのだ。少なくとも防衛省には、だが、アメリカは素直に具体的内容を法廷に出している。
午前1時、今日の新聞面白いと思う。委員は方法書に「わかる部分でも公開しないと沖縄防衛局が計画を送らせてしまう」、それは、アセス法28条、県条例25条のアセス「出戻り」を示唆した。
琉球新報論壇投稿（掲載なし）で指摘した「沖縄は学力最低県」の防衛局意識を審査委員は「無能力集団か」と、私より激しい。論壇担当は「言葉が激しい」というが、審査会は、私より激しい。
沖縄を代表する学者、専門家を「無能力者」扱いにする方法書である。「悪魔の要塞基地」「極道のアセス」の表現を、酷いと電話で言われたが審議委員は「無能力」と表現する。審議委員は人格を否定され、環境アセスは「極道」以上ではないか、新聞は言葉のきれい、醜いで環境アセスを見ては時代遅れになる。たとえば、審査会でも問題になったが、護岸構造だけでもこの基地の姿が見えてくる。沖縄防衛局は「日米協議中」「準備書記載」「具体的回答は無理」で、言葉は奇麗が慇懃、取り返しのつかない百年の負債を背負う。
ソモソモ、日米協議中の作業を「方法書」として出すことが、私の表現より悪い、これを慇懃という。
審議会で問い詰められて、環境省が承認していると沖縄防衛局は切り札を出してきた。環境省批判を昨日に行っている。「防衛省環境部」の指摘を沖縄防衛局が、明言してきた。
この議事録の公開を求めよう。日本には自律した環境官庁はないのだ。環境省を解体して防衛省環境庁に格下げだ。その実態を明日、FAXで「環境省」と沖縄県環境政策課に送る。
休憩中に防衛局渡辺氏、県環境政策課課長友利氏に「なぜ、朝6時に船を動かし、6時45分調査船を出し、12時で作業を切り上げるのか、ジュゴン追い出しの新しい作戦か、しかも冷たいときに潜水、温かくなったら潜らない、どういう常識だ」と詰め寄る。2回目の休憩、渡辺氏喫煙室に来れなくなった。沖縄防衛局常軌を逸している。
今日は6時、汀間漁協に着かなければならない。9時環境省と電話予定。沖縄は無能力集団ではないことを審議会とともに実践するのだ。学者が馬鹿にされている沖縄。
沖縄タイムス1面トップ、二面、社会面に詳しい。
午前6：00、汀間漁港へ、新ジュゴン追い出し作戦の確認のために。（5：50記）
監視活動から８：00帰る。やはり、寒い。湯タンポが必要になってきた。
環境大臣に緊急意見書を書き、環境省担当官と電話で話をする。以下。意見書
環境大臣 殿
沖縄防衛局の新たなジュゴン追い出し作戦に
環境省は断固とした態度を取ることを望む意見書（緊急）
大西 照雄
（ヘリ基地反対協議会代表委員）
普天間代替施設は環境アセスメントの手続きに入り、沖縄県環境影響評価審議会（以下審議会）で、方法書への知事意見に対する答申の審議中である。
審査会は沖縄防衛局に異例の文書による再質問書を送り文書回答を求めて、12月4日審査会は文書回答がなされず、口頭で「日米協議中」「準備書へ記載」「現在の段階で回答は無理」を連発した。（参考沖縄タイムス12月5日朝刊、一面、二面、社会面）
沖縄防衛局は環境アセスの手続きに入った現在も、防衛省設置法4条１９号による違法な事前調査を行って、審査会で環境省の了解のもと行っている答弁を繰り返した。
12月3日、4日は、6時から船を出港させ、6時45分から調査船を就航させ、海底の機材を撤収した。沖縄の日の出は7時００分で、ジュゴンがイノーで活動している時間帯である。しかも、午前中には作業を終了している。軍民共用空港事前調査ではジュゴンの配慮事項が明記されていた。
事前調査に入って、嘉陽沖で4日間、朝7：00から午後5：00までヘリを飛ばし続け、環境省ジュゴン担当官に現場から中止要請を行い、最近はジュゴン食み跡に鉄筋を打ち込んだ問題でも担当官に中止要請を行ったところである。
寒い朝に作業して、太陽が出て暖かくなったら作業をやめる。常識では考えられない行動は、一貫して指摘しているように「ジュゴン追い出し作戦」を証明するものである。
私どもの監視活動がなければ、沖縄防衛局のジュゴン追い出し作戦は秘密に進んでいたであろう。
このような秘密主義は環境アセスメントの審査会での方法書の審議でも問題となり「答申不能」「審査会を無能集団」にさせるなど多くの委員が発言、30分の時間を残して審査会が中止になる異常な事態が起こっている。
これらの事態が環境省の了解、暗黙の認知のもとで行われているとすれば、環境省の存在にかかわる重大な事態を招くであろう。
ジュゴン監視に関して担当官に幾度か報告している。沖縄防衛局の品を変えてのジュゴン追い出しをさせてはならない。来年のIUCNの総会では沖縄防衛局の切要なジュゴン追い出し、大規模なサンゴ破壊計画が暴かれ、環境省が追認している実態も問題となる。
環境省は、環境アセスメントの手続き入った段階、事前調査の中止を勧告すべきであろう。
2007年12月5日
参考資料沖縄タイムス
２００７年１２月５日（水） 朝刊 １・２・２３面
防衛局、大半回答せず／普天間アセス追加説明
「評価不可能」と審査会
米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価（アセスメント）方法書を審議する県環境影響評価審査会（会長・津嘉山正光琉大名誉教授）が四日、宜野湾市内で開かれ、沖縄防衛局は緊急時などには住宅地上空を飛行する可能性に言及した上で「例外的な飛行ニーズはあらかじめ示すことは困難」とし、具体的な説明を避けた。
騒音区域や飛行経路も準備書段階まで提示できないとした。津嘉山会長は「このままで環境影響評価を審査するのは不可能」と指摘。審査会メンバーから追加説明を求める意見が相次ぐ異例の展開となった。
同審査会が方法書の追加説明を求めた質問書に沖縄防衛局が口頭で回答。三十五項目七十六問の質問の大半で具体的な回答は得られなかった。沖縄防衛局は後日、文書で回答するとしている。
沖縄防衛局は戦闘航空機装弾場について、滑走路南側の突起部分に検討していることを認めた。大型岸壁については、兵員や物資の恒常的な積み降ろしを行う軍港機能を持つものは建設する予定はない、と回答した。
使用協定に関しては普天間飛行場と同様、午後十時から午前六時の間の飛行は運用上必要なものに限定する方向で米側と調整する意向を明らかにした。
代替施設の使用機種については「現在普天間飛行場で運用されているＣＨ５３、ＣＨ４６、ＵＨ１、ＡＨ１ヘリを想定。固定翼機はＣ５３、Ｃ１２作戦連絡機を想定している」としたが、垂直離着陸機オスプレイの配備について触れなかった。また、海域のボーリング調査は実施しない方針を明らかにした。沖縄防衛局は代替施設の位置や規模の変更の可能性については「現在の政府案は生活環境や自然環境、実行可能性についてバランスが取れており、最も適切。合理的な理由なくして変更は困難」との認識を強調。
しかし、審査会メンバーから、名護市辺野古沖を埋め立てる従来計画と比較しても事業内容の説明に不備な点が多いことを指摘され、沖縄防衛局職員が「事業についての熟度は今回よりも（従来計画が）高かったのではないか」と認める場面もあった。
◇ ◇ ◇
［フォローアップ］
背景に過剰な「隠ぺい体質」
米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価（アセスメント）方法書の県環境影響評価審査会で、沖縄防衛局が審査会からの質問の大半の回答を保留し、審査の空転を招きかねない事態となった背景には、防衛省の過剰な「隠ぺい体質」がある。代替施設の付帯設備や緊急時などの住宅地上空飛行、垂直離着陸機オスプレイ配備については、いずれも米側の関係者の証言や文書で判明した経緯がある。米側との交渉を優先する半面、地元の反応に神経をとがらせ、開示できる情報まで伏せてきた政府の姿勢が問われている。
課題先送り
代替施設の使用機種について沖縄防衛局は、今回もオスプレイの配備には触れなかったが、米軍関係者は普天間所属ヘリの後継機としての配備を繰り返し明言している。
また、戦闘航空機装弾場についても沖縄防衛局は方法書で明記せず、今回初めて位置を「滑走路南側の突起部分」と説明。大型岸壁については、兵員や物資の恒常的な積み降ろしを行う軍港機能を持つものは建設する予定はない、と否定する一方、故障機の運搬方法については「今後米側と協議していく」としか回答しなかった。
しかし、ケビン・メア在沖米国総領事は会見で、故障したヘリなどを運搬するための船舶（バージ船）の接岸場所を確保することを日米で確認していることを明言。接岸場所についても、航空燃料を運搬する給油艦が出入りする桟橋部分とは別に、「直線の防波堤部分」を検討していることを明らかにしている。
緊急時などの住宅上空飛行の可能性についても、政府が国会答弁で否定していた段階で、メア総領事は認めている。
普天間代替施設建設を推進したいのは米側も同様だが、米政府関係者には地元に一定の情報は開示し、理解を求めた方が「解決の早道」との認識がある。むしろ日本政府の「課題先送り」体質が、地元との信頼関係を失わせ、事態を混迷、複雑化させているのが実情だ。
県「誠意を」
仲里全輝副知事は四日、「（審査会の質問に対する回答が）誠意あるものだったのかは確認していないのでコメントできない」としながらも、「現段階で米側と協議中のものや軍事機密の関係で説明できないものもあるだろうが、なぜ情報開示できないかを丁寧に説明することが大切。誠意をもって対応してほしい」と要望。副知事が防衛省の「誠意」の重要性に力点を置く背景には、審査会が厳しい答申を出せば知事意見に反映せざるを得ず、結果的に移設作業が遅れることを懸念するためだ。
県の立場は、滑走路の沖合移動や「普天間の閉鎖状態」を条件としながらも、沖合移動は「日米合意の範囲内」で要求しており、早期移設という点では政府と一致している。
県幹部は「次回協議会で県としては審査会で問題になっていることは何かを政府に説明する。これはアセスの進ちょく状況の説明になり、協議としては『前進』の形になる」との見通しを提示。審査会の審議状況が次回協議会の進展ともリンクしている。（政経部・渡辺豪）
委員ら批判・苦言
沖縄防衛局は四日、アセス方法書の不備について追加説明を求めた県環境影響評価審査会の質問書に「ほぼゼロ回答」で通した。委員からは「このままでは評価不可能だ」「方法書を出す段階ではない」など厳しい意見が相次ぎ、具体的な審議に入れない異例の事態となった。津嘉山正光会長は「正式な文書回答を待って、審議に値するかどうか検討したい」とし、口頭説明を基にした審議は困難と判断、予定終了時間の三十分前に会議を打ち切った。（１面参照）
質問者に対する沖縄防衛局の口頭説明は約一時間半。ほとんどの項目で「現状では、これ以上具体的に示すことは困難」と繰り返した。
説明後、津嘉山会長は「各委員とも具体的な回答をいただいていないという印象」と強い懸念を表明。「少なくとも国会で発言されたり、報道で明らかになった部分については説明いただきたい」とし、正式な文書回答での説明を重ねて求めた。
委員の一人、堤純一郎琉大教授は、飛行場の騒音評価で具体的な数字が明らかにされなかったことを疑問視。「残念ながらこのままでは評価できない」と突き放した。
宮城邦治副会長（沖国大教授）は、新石垣空港のアセス方法書や二〇〇四年に提出された普天間代替施設の方法書と比較。「あまりに事業や施設内容が分からなさ過ぎる。もう少ししっかりした協議の上で、方法書を出す必要があったのでは」と苦言を呈した。
備瀬ヒロ子委員（都市科学政策研究所代表取締役）も「このレベルの情報では審議のしようがなく、方法書を提出するタイミングが早いのでは」と話した。
一部、回答を追加した内容についても「大浦湾を大規模に埋め立てて造る作業ヤードの必要性が十分に説明されなかった」「ヤードや飛行場部分の埋め立て土をどこから持ってくるのか分からない」など厳しい指摘が相次いだ。
沖縄防衛局は「近日中に文書回答を送る」と説明したが、文書回答は、口頭説明とほぼ同様の内容となる見込み。「それで足りなければ今後できる限り資料を出させていただきたい」とし、具体的な事業や調査内容をどれだけ明かせるかは言及しなかった。
津嘉山会長は「前回（〇四年に答申した普天間アセス方法書）と比べても後退した感は否めない」と批判。「文書回答を踏まえて審議する」と具体的な審議は次回に持ち越した。
［解説］
揺らぐアセスの信頼性
米軍普天間飛行場代替施設の建設に伴うアセス方法書の不備について追加説明を求めた県環境影響評価審査会の質問書に、沖縄防衛局は口頭説明にとどめ、ほとんど具体的に回答しなかった。アセス手続きや工期を優先し、方法書の審議を早急に進めようとする意図が垣間見える。今後、審査会は事業内容や施設概要を知らされないまま、審議に入る極めて異例の事態が想定される。沖縄防衛局の対応はアセス手続きの信頼性をも、揺るがしかねない。
委員らは、代替施設の使用目的や施設規模が明らかにされず、環境調査に必要なデータもないまま、アセス手法の審議を余儀なくされている。
方法書の在り方を批判する厳しい答申となった前回方法書（二〇〇四年）よりさらに後退したといわれる内容に「このまま通してしまっては審査会が無能化する」（委員）と困惑を隠さない。
一方で飛行場部分に関する知事意見提出の締め切りが二十一日に迫る。審査会答申は、知事意見の検討時間を考慮すると「来週中にも答申案の検討に入らなければならない」（県環境政策課）。手続き重視の方法書にどのような意見を述べることができるのか。現行アセス法下での審査会の存在意義が問われている。（社会部・黒島美奈子）
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| | 冷たくなった海ーそれでも出港だ | 2007,12,4 |
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冷たくなった海
朝6時出勤、汀間漁港６：３０着、今日も未明からソナー引き揚げ準備、4隻6：45分出港、ジュゴンが近海にいる中で船を運航、昨日午前中で終わっている。わざわざ、朝日とともに調査、ジュゴンへのストレスを与えるためであろう。寒い朝に調査して暖かい昼間に引き上げる。常識的に考えられない。今日も午前中か早い時期に引き上げると、環境省の監督責任を追及する。
午前8時、9隻の船団出る。２船団大浦ユビエダ、ハマサンゴと青サンゴの近くでライン調査、昨日の環境アセス審議会の調査が気になっての行動か。
寒い。辺野古に向かわず家に戻り体を温める。船やカヌーの仲間たち。平良氏船にコンロや鍋を積んで出港した。これからは船でお湯を沸かしてコーヒー、お茶が必要になる。カップニードルなどで暖まる装置が必要だ。
アセス審査会ー異例の再質問書
沖縄防衛局は文書回答求められる
３時から環境アセス審議会、宜野湾セミナーハウスで開かれる。アセス審議会「環境評価の項目及び手法が適切なものであるか否かを判断するに足る内容が示されているとは言い難いものであると考える」、また、米軍演習などにより「的確な意見を述べることは、このままでは困難であると考える」と、A４９ページにわたる質問事項の文書回答と再説明を求めている。
四季（春夏秋冬）についての質問が欠落しているのは気になるが、かなり、本質を突く問題などある。
昨今の嘉手納、普天間の訓練からタッチアンドごーについても触れている。基地本体の水面からの高さにとっては「動かぬ空母」となる。
一般的にマスコミが装弾場と書いている戦闘航空機装弾場（CALA）と正確に使用し標高、構造物など図式を求めている。
面白い質問が結構ある。図示、図面を求めている。これは当然である。
沖縄防衛局は
名護市の知事への意見書をよりどころにする
さて、沖縄防衛局は「米軍運用上」、名護市の意見書を採用し「準備書」記載で逃げるつもりであろう。もし、沖縄防衛局が図面拒否、準備書、評価書を連発すれば、名護市の責任は重大といわねばならない。
名護市の意見書は沖合移動でも同じ。（１１：００）
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| | 岩国「怒」の声と再編成の新たな局面 | 2007,12,3 |
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SACO・再編成の市民投票
SACOに対して名護市民投票、岩国はKC１３０空中給油機を受け入れた。岩国市長は再編成による厚木の艦載機移転拒否、SACO関連予算で市庁舎建設、再編成艦載機拒否で建設中の予算35億円、政府は凍結する。岩国市長は全国に募金訴えて抵抗している。私も岩国市民投票で2日間街頭演説を行い市民投票の成功を訴える辻演説を約３０か所でやった。募金も1万円送った。
1957年、瀬長亀次郎が那覇市長になった。米軍は琉球銀行に圧力をかけ、那覇市との取引を停止、那覇市民は税金を率先して納める納税運動で応えた。全国からカンパが届けられた。井原市長の勇気に感銘する。
朝日、毎日新聞などインターネットで検索するが、技術が下手なのか「国の仕打ちに怒りの1万人集会」の記事見えない。中国新聞は元米政府高官の商工会議の講演が記載されている。
しんぶん赤旗に井原勝介市長のあいさつが掲載されている。米軍再編成は民主主義と地方自治の命の問題だ。沖縄の自治体が政府に屈伏する姿と比べると、井原市長の集会参加、発言は感動だ。今、国民が現実の政治を動かし始めている。マスコミに民主主義と地方自治の原点の欠落を見る。マスコミは日米同盟「国体」の推進機関になってはならない。今日は、再編成に闘っている自治体座間市で首都圏の集会が開かれる。注目したい。
井原市長のあいさつを掲載する。(朝５：３０記）港へ
二つの予想
一つ、山原の森をブロッコリーの森と誰が名前を付けたか知らない。日本の森は杉でヤリの森、沖縄はシーの木で枝と葉がブロッコリーに似ている照葉樹林、初夏にはイジュの花がブロッコリーの畑となる。
昨日は、山の畑にブロッコリーの種床を作った。南の風、雨になると大根おろし用の種含めてを蒔く、雨と霧の山、芽が吹き出すれあろう。大根は鼻を切る辛さが本来の味である。
二つ、未明に汀間漁港、６：３０分に調査船結集、７：5分6隻出港、日の出7：00だから明らかにジュゴン追い出し作戦、調査船は６：00出港となる。
午後から、環境アセス審査会が海上視察、そのため、早いと読んだ。(9:00)
汀間から戻って病院に行く定期検査、血圧良好、CT検査良好、少なくとも2年は命ある。調査船、環境アセス審議会の現地調査があるためか機材を引き上げた。姑息だ。
審議会のメンバーユビエダサンゴ、アオサンゴの群落潜水、防衛省調査船の船長場所知らず、すごい秘密で調査だ。仲間の船が誘導したようだ。
宮城県の修学旅行生15０名辺野古訪問、30分話をする。平和の文化と生物多様性保全につて話す。日本の環境省はサンゴ破壊、絶滅危惧種の保全にに無頓着で、米軍に生物多様性に満ち溢れた沖縄をささげる。
私は、宮城県のカキ養殖者から「森は海の恋人」を学んだと話した。照葉樹林のの森、熱帯的海の生態系、この学校、1年で現代社会を学んでいて、環境アセスメント、地球サミットを知っていた。（２３：００）
1日終わる。明日は朝寝だ。
沖縄基地の機能強化ー再編成を超える訓練の姿
負担増加は加速する
新聞読むと「在韓米軍機が実弾訓練」「鳥島、05年以降恒常化」「演習場閉鎖で沖縄集中」（琉球新報1面）、タイムスは那覇マラソンが中心だが2面で今日からの米4軍即応訓練「統合運用を強化」「4軍間の作戦へ転換」との見出しで岩国基地Ｆ18戦闘機約30機、海兵隊600人が嘉手納、普天間で軍の壁を超えた演習である。
海兵隊は「沖縄は日本でベストの空対地の訓練エリアが提供されている」と、あらゆる基地からの訓練を狙っている。日本全体の米軍基地が沖縄かする。
再編成の基地の運用は「全国は一つ」、とりわけ、沖縄は無制限の訓練基地、嘉手納とＶ字型辺野古基地は実弾を積んだ訓練、久米島出砂、鳥島、沖縄を取り巻く洋上制限訓練空域での「国境」を超えた訓練基地の姿が浮き彫りになった。伊江島の射撃訓練も要求してくるであろう。
今日のタイムス、新報の「即応訓練」、訓練中の米軍のコメントを分析する必要あり。米軍再編成を超える新たな状況とも言える。（９：００記）
2007年12月2日(日)「しんぶん赤旗」
岩国だけの問題ではない
１万人集会 井原市長の発言
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山口県岩国市で開かれた一日の「国の仕打ちに怒りの一万人集会」での井原勝介市長の発言（大要）を紹介します。
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岩国市は基地を撤去しようとまでは言っておりません。国にも国政にも協力しないといけないという考えで、基地に協力してきています。
しかし、地域住民の生活、安心を守ることは基本的な問題です。今回の空母艦載機部隊移転だけは我慢できない。これが市民の痛切な思いだったと思います。それを端的に示したのが、あの住民投票です。岩国は圧倒的な意思を示しました。
本来、民意は政治の場では重いものです。でもなかなか市民の声が届かないのが現実です。その後も一方的に再編が進められようとしています。
あまつさえ、言うことを聞かないからといって建設中の市庁舎補助金を三年目にしてカットする。本当に信じられない強硬な措置がとられました。こんな非常識な措置、今までないのではないですか。
国民の負託を受けて政治、国があるのです。「アメとムチ」で市民の意思を押さえつけようとする手法は、国が行う措置ではない。こんなやり方では不信感が高まるばかりです。米軍再編は国の安全保障と地域住民の安全・安心、これをいかに調整するか、バランスをとるかの問題です。お金、圧力で左右すべき問題ではない。「国の決めたことだから、くるものはくるから、それならカネをもらったほうがいい」という人たちがいますが、そんな市民をあきらめさせる政治は絶対にしてはいけません。
私たちは豊かで、安心して、本当に平和に暮らせる、平穏な生活を望んでいます。そのためには一人ひとりが自由に生き方を決め、町の未来を選択できる真の民主主義の仕組みが必要です。
岩国市民は住民投票を契機に、既存の政治に任せられない、自らの町の未来は自ら選択するという強い意思を示しました。
市民の中から、庁舎の問題で岩国の心意気を示そう、カネが出ないなら自ら三十五億円集めようという自主的な動きが出ています。
これは岩国だけの問題ではありません。全国どこでも起こりうる問題です。そうした観点で一緒に岩国とともに行動してほしいのです。
こんなに大勢のみなさんが集まっていただいて、百万人の味方を得た思いで感激しています。十二月一日、きょうが、日本の自立した新しい民主主義の輝かしい第一歩になるんではと感じております。私は、この身を挺（てい）して頑張るつもりであります。
あくまで市民を守るために、自らの手で新しい民主主義を勝ち取ろうではありませんか。
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| | 騙された首長たち | 2007,12,2 |
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沖縄ジュゴンは告発する
日曜日、昨日に引き続き、山原に出かける。母の大好きなイモ届け畑を耕す。長野からリンゴ届く、以前に福岡からジャガイモと玉ネギ送られたので、お礼に島ラッキョウを送ろうと思う。ラッキョウは1月から4月、実験で1０月から収穫できる栽培方法成功した。
それを、送るために、これから出かける。今、植えている島ラッキョウも季節はずれのラッキョウを作るためで、旬の季節には収穫しない。
2週間前に琉球新報論壇に送った原稿、まだ、掲載されないのでHPに記載する。以下、原稿である。
V字形滑走路「騙された」首長たち
沖縄ジュゴンの告発に続こう
沿岸案及びV字形2本滑走路建設計画に、本県新聞2紙論壇などで「要塞秘密基地」、環境アセスメントも徹底した秘密と欠陥アセスになると批判してきました。
前者に関して、昨年4月7日、額賀防衛長官（当時）と島袋名護市長は「住宅地の上空の飛行ルートを回避する方向で」でと合意し、宜野座村長とも合意書を結び、額賀防衛長官は「ひらめき」などと述べていた。
しかし、沖縄のジュゴンがアメリカで提訴している「ジュゴン訴訟」でアメリカ公文書の提出によって「住宅地上空」を飛ばない嘘など、日本政府がひた隠した基地の機能強化の実態が明らかになってきた。
まず、第一に「ひらめき」ではなく、額賀・島袋会談の前、会談中にも（毎日―金沢防衛政策局長）日米協議が開かれアメリカ側は「住宅地上空を飛ぶ、住民に説明せよ、陸上のアセスもきちんとやれ」など主張、本国との交信も頻繁に行われ、「この計画のすべての側面が明らかにされないなら」「失敗に終わる」などである。
第二に、戦闘航空機装弾場、軍港、同時3か所の航空機洗浄施設など、防衛省、名護市が秘密にしてきたことが暴露された。石破防衛大臣に促された金沢防衛政策局長は「住宅地の上空を飛ぶことはありうる。当然の前提だ」と居直っている。沖縄の首長たちは騙されたのか。騙されたふりをしているのか。沖縄ジュゴンは人間に代わって嘘と秘密を暴いた。
後者に関して、環境アセスメント法は、国民の意見を聞いて環境現況調査をすることを定めている。防衛省は国民の意見を聞かない違法な事前調査を強硬、一方、国民の意見に基づく方法書が沖縄県環境影響評価（アセス）審議会で環境現況調査方法の審議がなされている。事前調査はミドリイシサンゴの産卵を対象としたがアセス法に定める全面調査になっている。沖縄防衛局には学力最低県民に何がわかるか。騙しやすい沖縄程度の認識であろうが、沖縄ジュゴンは告発する。
自衛艦掃海艇まで投入、大々的に設置されたジュゴン撮影の水中カメラは6月以来撤収されて、ジュゴンの道（クチ）の台座はジュゴンの食事を阻み、ジュゴンの牧場には釘が打たれ危険にさらされ、安らぎの海原では朝早くから日の落ちるまでヘリを飛ばし続けた。ジュゴンは我々に助けを求めて「海藻のついたカメラに私たちは映らないの、愚かな人間たち」と姿を見せる。沖縄防衛局の方法書は人間を騙す秘密と虚偽に満ちているが、ジュゴン、サンゴなどの生態系を形成する自然は騙せない。
沖縄県環境影響評価審議会は（本紙16日一面）、住民の意見を聞き、沖縄防衛局の方法書の秘密主義に「米軍は守らない」「観光計画の実行も憂慮される」「何も説明はない」など、5時間以上の告発が続き、方法書の不備、欠陥が指摘された。騙されては遅いのだ。
辺野古の海域でサンゴやジュゴンと泳いでいると、ジュゴンらの「政府案、沖合案はゼネコンとマリコン（海洋土木）のお金の争い、私たちも地球の主人公、生きたい」の声が聞こえてくる。米国政府ですら防衛省が行っている環境アセスを「失敗に終わる」と懸念を表明している。今度は、ジュゴンの告発に続いて私たち沖縄県民が声を出し、行動し、V字形滑走路計画を失敗させよう。
２００７年１２月２日（日） 朝刊 ２面 沖縄タイムス
「普天間」着地点見えず／ＳＡＣＯ最終報告１１年
在沖米軍基地の整理・縮小を目的とした日米特別行動委員会（ＳＡＣＯ）最終報告から、二日で十一年を迎えた。ＳＡＣＯ事案は今年六月、地元合意が唯一得られていなかった金武町のギンバル訓練場の返還に関連し、同町がヘリパッドをブルービーチ訓練場へ移設する条件を受け入れたことで道筋をつけた。ただ、「五―七年以内」とされた普天間飛行場の返還は、在日米軍再編へ移行したものの、代替施設案（Ｖ字案）の沖合移動をめぐって政府と地元の調整が難航し、解決のめどが立っていない。（東京支社・島袋晋作）
地元は同意
ＳＡＣＯと米軍再編がすべて実現すれば、返還規模は五千二百五十ヘクタール以上になり、在日米軍専用基地に占める在沖米軍基地の割合は約７０％になる見込みだ。
ＳＡＣＯ事案のうち返還規模が最大で、二〇〇二年度末までを予定していた北部訓練場の部分返還（約三千九百八十七ヘクタール）について、日米は今年三月までにヘリパッドの移設数を七カ所から六カ所に減らすなどして、南側三カ所（東村、国頭村）の着工に合意した。
移設反対を主張し、今年四月に当選した伊集盛久東村長も就任後の五月に容認姿勢に転じた。これらを受けて政府は七月から工事に着手。残り三カ所（国頭村）も含め、〇八年度中の完了を目指す。
ギンバル訓練場（約六十ヘクタール）の返還については、跡地利用の大きな財源となる「米軍基地所在市町村活性化特別事業」（島田懇談会事業）が本年度末に期限を迎えることを踏まえ、儀武剛金武町長は〇八年度予算概算要求直前の六月定例会で受け入れを表明。防衛省は「ＳＡＣＯ事案は地元同意がすべて得られたことになる」と歓迎した。
返還計３４３ヘクタール
ＳＡＣＯ事案は，これまで一九九八年に安波訓練場（約四百八十ヘクタール）の共同使用を解除した。
〇三年にはキャンプ・桑江北側部分（三十八・四ヘクタール）返還を実現。〇六年は瀬名波通信施設（約六十一ヘクタール）、楚辺通信所（約五十三ヘクタール）、読谷補助飛行場（約百九十一ヘクタール）が全面返還され、返還面積は合計で約三百四十三ヘクタールになる。
瀬名波通信施設はトリイ通信施設に、楚辺通信所はキャンプ・ハンセンにそれぞれ移設され、どちらも県内の既存米軍基地内に収容された。読谷補助飛行場のパラシュート降下訓練は、伊江島補助飛行場に移転した。
那覇港湾施設（約五十五ヘクタール）の牧港補給地区（キャンプ・キンザー）沖への移設は米軍再編に移行。国、県、地元などでつくる移設協議会は今年八月、追加整備される集積場を含む代替施設の位置や形状、面積について、浦添埠頭地区の沖合に隣接する逆Ｌ字形（四十九ヘクタール）とすることで合意した。
こう着続く
普天間飛行場（約四百八十ヘクタール）の返還は米軍再編に移行。日米は、名護市キャンプ・シュワブ沿岸部にＶ字形の滑走路を建設することで合意したが、県や名護市は滑走路を沖合に移動するよう要求し続けている。政府は今年十月、地元の反対を押し切って、移設に向けた環境影響評価（アセスメント）方法書を提出。こう着状態が続く。
米軍再編ではこのほか、牧港補給地区（約二百七十ヘクタール）、キャンプ桑江（約六十八ヘクタール）、第一桑江タンクファーム（約十六ヘクタール）を全面返還する。キャンプ瑞慶覧（約六百四十ヘクタール）は部分返還だが面積は決まっていない。
これら「嘉手納以南」の返還で、日米は米軍再編最終報告（ロードマップ）に基づき、返還の「詳細な計画」を今年三月末までに作成する予定だったが、キャンプ瑞慶覧の返還交渉が難航し、見通しが立っていない。
キャンプ瑞慶覧については、石破茂防衛相が十一月八日に会談したゲーツ米国防長官に対し、「県民にとって、目に見えるものとして、きちんと示さなければならない。長官のリーダーシップをお願いしたい」と最大規模の返還と早期解決を求めている。
日米は普天間飛行場を一四年までにシュワブに移設した後に返還する方針。ほかの五基地の返還時期は、早ければ同年までに完了する在沖米海兵隊八千人のグアムへの移転後になる見通しだ。返還に伴い、第一桑江タンクファームの機能は普天間代替施設に併設。キンザーの倉庫機能は、嘉手納弾薬庫地区などに移設する。
2007年12月2日(日)「しんぶん赤旗」
米艦載機反対 国の仕打ち許さん
岩国１万１０００人
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「国の仕打ちは許さん怒（ど）ー」。唱和とともに掲げられた「怒」の文字が会場を埋め尽くしました。一日、山口県岩国市で開かれた「国の仕打ちに怒りの１万人集会ｉｎ錦帯橋」（同実行委員会主催）には目標を超える一万一千人が集まり、米軍艦載機の配備反対に対して補助金をカットした国への抗議の意思を示しました.
会場には岩国市民以外にも山口県内各地をはじめ、中国、九州、四国、関西からの参加もありました。土手には大書された「怒」の文字が掲げられ、「政府は約束を守れ」と書かれた段ボール箱を体に付けた人や、「『米軍艦載機くるな』のどこがアカンねん！」と書いた手作りの横断幕を持つ参加者の姿もありました。
井原勝介市長は「市庁舎建設補助金の突然のカットは、国民の負託を受けた国のやることではない」と国を強く批判。「これは、岩国だけの問題ではない。地方自治、民主主義を守ることであり、どこでもおこりうることだ」とのべ、「あくまで市民を守るために自らの手で新しい民主主義を勝ち取ろうではありませんか」と訴えました。
ステージからの各氏の発言に「そうだ」の声と大きな拍手が何度も上がりました。
日本共産党、民主党、社民党などの国会議員九人が激励に駆けつけ、共産党から穀田恵二衆院議員、仁比聡平参院議員が連帯のあいさつをしました。
愛媛県から参加した大川昭子さん（５９）は「党派を超えてこれだけの力をつくったことはすごいと思います。岩国基地の問題は、松山空港の航空管制や米軍機の低空飛行の問題があり、愛媛県の問題でもあります。四国でもがんばりたい」と話していました。
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| | 名護市民投票の現実的「ちから」 | 2007,12,1 |
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生活の切り替え
オート・マチックの車に乗っていると自動的にギアーが対応する。人間は生身だから自分でコントロールしないといけない。同じ事だけしていると体と精神に異常が来る。
明日から休日、山原の農園で野菜作りに専念する。もともと農業、炭焼き、海での生活の中で育っているから、これらのことができないとストレスが生じる。
海が美しい、素晴らしいなどは、私にとっては海の魚など釣って、捌いて初めて認識できるのである。釣ったマグロをすごいだけではダメ、自分で解体しておいしく食べることを会得すること、人間は罪深さを知ってこそ人間だ。釣った魚の髄まで料理して食べないことこそ罪は深い、苦労しないで食べるのは自然界に罪だ。
野菜だって同じ、堆肥を与えないで野菜を育てるのは罪だ。炭焼きも同じ、新しい生命の木々まで刈り取っては罪だ。
育てる労働をしていると頭は「カラ」、無の境地になる。土との対話は育てる野菜に正直に現れる。嘘がつけないのだ。
辺野古で闘っている人、魚が捌けない人、少なくない。どの魚が成魚で、成魚でないかも知らないといけない。リリースがわからないといけないとも思う。人間にとって海は生きる幸の牧場である。(朝）
島ラキョウ400株植える。マルチ栽培にした。荒れ放題の畑の草も刈る。焼き畑にして畑の拡大。疲れてくたくた。年だと実感する。
名護の12月は
何かが起こる
今日から12月、師走とも言う。1996年SACO最終報告で普天間辺野古移設、翌都市2月21日名護市民投票への1年、あれから1１年年、12月は様々な問題が起こった。
12月12日、第4回措置協議会が開催される報道。いよいよだ。
名護市民投票は現実的な力である。今も、生き生きと現実を動かしている。海上ヘリポートから軍民共用、そして、V字型に挑み懸っている。多くの市民投票があったが、名護市民投票は生きる力として民主主義の力であると思う。「大切なことは市民みんなで決めよう」は、闘いの中で持続して貫かれた。ヘリ基地反対協は市民投票の民意を常に闘いの原点、力としてきた。成功させた共闘、共同を常に大切にしてきた。
市民投票の12月、名護市民の民意、防衛局が300人の運動員を動員した中、沖縄県民は名護市を包んだ。当時の私の家は空き家で、他府県から支援に来ていた方々の宿泊所であった。
政府側の対応も異常である。閣議に相当する協議会の異常な開催、この間、民間の空港はいくつかできたが、これほどの政治レベルの会議がなされたか。SACO,再編成の日米協議の多さ、前例のない会議ではありませんか。
名護市民投票はどれほどの力を持っているか、改めて、認識するのである。この民意を担うために、ヘリ基地反対協議会の呼び掛けに10数万の国民が辺野古の闘いに参加している。日本各地の集会も含めるとその持つ力はさらに広がる。
日本政府の徹底した秘密主義は民主主義に敗れる。防衛省の秘密主義は官僚の腐敗と利権の巣窟、守屋ターゲットは高度な陰謀でもある。
これらは、小泉政治の負の遺産でもある。
アメリカでの「ジュゴン訴訟」はV字型を揺るがしている。V字型の環境アセスは地球と自然破壊の暴挙、その担い手は環境省、国防に環境を従属させた。環境省は世界から見捨てられる。すでに、はじまった。
来年は、国際サンゴ年、IUCN総会（スペイン）、2110年国際ジュゴン年へ、日本環境省は日本環境破壊省の実態を暴く年にしよう。
環境省が防衛省を激励するV字型環境アセスは現場から矛盾が噴き出た。ジュゴンは環境省を糾弾する。
12月、名護市民投票の民意は、ますます、輝く。
政治
普天間アセス、使用機種の明示要求（琉球新報）
県環境政策課は３０日午後、普天間飛行場代替施設の環境影響評価（アセスメント）方法書について、県環境影響評価審査会の委員が方法書に抱いた疑問を取りまとめ、沖縄防衛局に質問書を提出した。１２月４日に開かれる次回審査会までに、３５項目７６問に及ぶ質問に答えるよう要求。事実上の“書き直し”を求める内容と分量になっている。
質問書は前文で「環境影響評価の項目および手法が適切なものであるか否かを判断するに足る内容が示されているとは言い難い」と方法書を批判した。
代替施設の運用について、住宅地上空を飛ぶ場合の飛行経路や発着回数、飛行高度、航空機の使用時間帯、訓練形態、想定されている航空機の種類・数を具体的に示すよう要求。環境影響評価の結果や移設関係の協議会の決定などによっては、代替施設や関連区域の規模縮小、位置変更があり得るかどうかも聞いている。
ジュゴンについても環境影響評価の手法など具体的な質問を挙げているほか、アオサンゴ群集について「調査が実施されるかを示してほしい」と求めている。
環境影響評価審査会は沖縄防衛局の回答次第では「知事への答申に方法書を差し戻して書き直させる意見を付すべきだ」などの強い意見が上がっている。
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