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トンネル壁画への落書き容疑で中3生徒を逮捕/宮前署
- 社会
- 2007/11/06
昨年九月に帰宅途中の女性が殺害された川崎市宮前区梶ケ谷のトンネルで、中学生が再発防止を願って描いた壁画に落書きされた事件で、県警少年捜査課と宮前署は五日、器物損壊の疑いで、同じ中学校の三年生の少年(15)を逮捕した。
調べでは、少年は九月七日午後十一時五分ごろ、トンネル壁面に青い油性塗料のスプレーで、「野川最強」「神奈川天下無敵」などと約六十七メートルにわたり落書きした疑い。「大変なことをしてしまった。注目を引くために描いたが、思った以上に報道され、びっくりした」と反省しているという。目撃情報のほか、近くの店舗の防犯カメラ映像などから割り出した。
同トンネルでは昨年九月二十三日未明に女性=当時(27)=が刃物で刺殺されており、県警の捜査が続いている。
壁画は中学生が「事件で暗くなった街を明るくしたい」と夏休みを利用して描いたが、完成からわずか一カ月で落書きされた。その後、地元住民や教員らの手で落書きは消された。校長は生徒の逮捕について「生徒たちはショックを受けると思う。影響が心配」と話した。
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