インテック(富山市)の中国における開発拠点「インテック武漢」は中国・武漢市の中
心部に事務所を移転、拡張して業務を開始した=写真=。三年後に人員を現状の約四倍の
三百人に増やし、日本などからのシステム開発受託業務の拡大に対応できる体制を構築す
る。
インテック武漢は二〇〇三年、日本の大手情報システム会社として初めて武漢市に進出
し、武漢大の卒業生を中心に採用を進め、ソフトウェア開発に当たってきた。ここ数年、
日本からのシステム開発受託業務が急速に拡大しており、事務所の移転、拡張を検討して
きた。
新事務所は開発室、研修室などを含め、従来の二倍の約千平方メートル。日本の顧客の
厳しいセキュリティ基準を満たすため、特別プロジェクト向けの専用開発室を設けた。移
転に合わせ、人員を七十人から八十五人に増強した。早期に百人に増員する。
今春、上海には分公司(支店)を開設している。
今後は、武漢、上海の両拠点を合わせて開発体制の強化を図り、日本向けソフトウェア
開発のほか、中国に進出した日系企業のシステム開発など幅広く事業を展開していく。